フィットネススタジオやトレーニングジムなどで指導をしてくれるスポーツインストラクター。
毎日のように運動しているだけにとても健康的な職業です。
ところでそのスポーツインストラクターになるには、何か資格が必要なのでしょうか。
今回は、スポーツインストラクターになるための方法をご紹介。
求められる資格についても解説します。
【スポーツインストラクター】になるには
スポーツインストラクターは、スポーツジムやフィットネスクラブ、スイミング、ヨガ、スキーなど各種スポーツ教室で技術的な指導をする職業。
ジムなどの施設に就職するか、アルバイト、パート、契約社員として働くのが一般的です。
ではスポーツインストラクターを名乗るために何か必要な資格があるのかというと、それはありません。つまり誰でもスポーツインストラクターになれるということ。
ただし就職やアルバイトの採用の際には持っている資格をチェックし、さらにオーディションを行うことも多いため、しっかりと学んで資格や指導力を身に付けておくのが理想です。
【関連記事はこちら】⇩
・【スポーツトレーナー】資格一覧|必要な試験と詳細についても紹介!
・【スポーツインストラクター】年収事情についてご紹介!
必要なスキル
スポーツインストラクターになるなら、ケガの予防方法などさまざまな専門知識やスキルが必要。
正しいトレーニング方法を人に教える仕事ですから、各種トレーニングについての詳しい情報や人体に関する知識を持っていることも求められます。施設を訪れる幅広い年齢層の人々に分かりやすく伝えるためには、まず自分自身が深い知識を持っていることが重要なのです。
また多くの利用者を相手にするため、高いコミュニケーション能力も必須。臆せず人と話せるスキルは最低限必要だと言えます。
専門学校・短期大学
スポーツインストラクターになる最も一般的な方法は、スポーツ・健康系の専門学校や短期大学で学ぶことです。
スポーツインストラクター科や健康スポーツ科などで1〜2年間のカリキュラムを履修します。
スポーツの基礎理論や指導方法を短期間で効率よく習得できるのがメリットです。
4年制大学
体育系、健康系、医療系の大学で4年間学べば、より深い知識を得ることができます。国家資格の取得も視野に入れたい方に向いたコースです。
働きながら学ぶ
スポーツジムやフィットネスクラブでアルバイトとして働きながら経験を積み、インストラクターを目指すことも可能です。
まずは受付での接客や清掃などをしながら学び、ステップアップしていきます。
スポーツインストラクター向けの資格
なければスポーツインストラクターにはなれないというものではありませんが、あれば有利になる資格はいろいろとあります。
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
プレーヤーの安全・健康管理、スポーツ外傷・障害の予防、救急対応、体力トレーニングなどの知識や技術を持っていることを証明する資格。
公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)が発行しています。
日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者
トレーニング指導者として必要な知識と技能を証明する資格。
レベル別にスポーツ選手・一般人への指導を目指すトレーニング指導者や、アスリートなどへの指導を目指す上級トレーニング指導者、国際レベルのトップアスリートなどへの指導を目指す最上級トレーニング指導者があります。
日本トレーニング指導者協会(JATI)が発行する民間資格です。
NSCA認定パーソナルトレーナー
ケガの予防やスポーツパフォーマンスの向上を目指すトレーニングプログラムを考案するための知識・技術を持つことを証明する資格。
世界では約4万6000人以上が取得している実績があり、日本ではNSCAジャパンが認定しています。
健康運動実践指導者
健康づくりのための運動を安全・効果的に実践指導できることを認める資格。
特に運動不足による生活習慣病が問題となっている現代で求められる資格で、公益財団法人健康・体力づくり事業財団が認定しています。
レクリエーションインストラクター
レクリエーションを楽しく教えることのできる指導資格。
ゲームや歌・イベント・スポーツといったレクリエーション活動を効果的に活用するもので、福祉や保育など幅広い分野での活躍に活かせる資格です。
公益財団法人日本レクリエーション協会が認定しています。
幼児体育指導者
幼児から小学校低学年までの児童を対象に体育を教える指導資格。
スポーツを通して子どもたちの健全な育成をめざすのが目的で、子ども向けのスポーツ教室などで役立つ資格です。
公益社団法人日本幼少年体育協会が認定しています。
エアロビックダンスエクササイズインストラクター
エアロビクスの指導者としての技能と知識を認定する民間資格。
心肺機能を高める有酸素系の運動全般の作成と指導のノウハウを身に付けることができます。
公益社団法人日本フィットネス協会が行っている資格認定制度のひとつです。
まとめ
なるために必要な資格はないとはいいつつも、ぜひ取りたい資格はたくさんあるスポーツインストラクター。
資格があれば就職やフリーでの活動の際にも強い武器になります。
スポーツインストラクターを将来の職業にしたいと考えている方は、自分の目指すジャンルに合わせて、進学先や受験する資格を選ぶようにしてください。
【関連記事はこちら】⇩
・【スポーツトレーナー】年収について|仕事内容や将来性についても
・【スポーツトレーナー】向いてる人とはどんな人?適性や必要な能力も