バレーボールにはたくさんの専門用語があります。
プレーする時はもちろん観戦するときにも、用語を知っておくことは大切。
理解が深まり、楽しさが倍増します。
今回は、バレーボールの用語一覧をご紹介。
五十音順でまとめましたので、分からない用語があったときには辞書感覚で参考にしてください。
【バレー】用語一覧|あ〜さ行
あ行
アウトサイドヒッター:レフトやライトから主にスパイク攻撃をするプレーヤー
アシスタントスコアラー:記録員を補佐をする審判員
アシステッド・ヒット:プレーヤーが他の競技者や構造物を利用してプレーをする反則
アタッカー:アタックをするプレーヤー
アタック:サーブとブロック以外で、相手コートに攻撃するプレー
アタックライン:ネットから3mの距離に平行に引かれた5cm幅のライン
アナリスト:分析を担当するスタッフ
アンダーハンドサーブ:手を下から振り上げて打つサーブ
アンダーハンドレシーブ:両手を組み、下からボールを弾くレシーブ
アンテナ:ネットの左右、サイドバンドに取り付けられた棒
移動攻撃:スパイカーが移動しながらスパイクを打つ攻撃
インターフェア:相手コートにあるボールに触れる反則
インプレー:プレーが継続している間のこと
ウイングスパイカー:レフトやライトからスパイクを打つプレーヤー
ウォームアップエリア:コートにいない選手が待機するエリア
エンドライン:長方形のコートを囲んだラインの短いほうの2本のライン
FIVB:国際バレーボール連盟(Fédération internationale de volley-ball)
オーダー表:スターティングメンバー6人のローテーションを書いた紙
オーバーネット:ネット越しにボールに触れる反則。ブロックでは適用されない
オーバーハンドサーブ:サーブトスしたボールを肩より上で打つサーブ
オーバーハンドパス:両手の指で頭上でボールを弾いて上げるパス
オープン攻撃:山なりのトスをレフトやライトのスパイカーが打つ攻撃
オープントス:レフトやライトのアタッカーに山なりに上げるトス
オフスピードショット:ゆっくりしたスピードのスパイク
オポジット:セッターの対角のポジションにいるスパイカー
お見合い:プレーヤー同士がボールを譲りあってコート内に落とすこと
か行
回転レシーブ:前に倒れながら打ち、体を1回転させて立つレシーブ
逆足:助走の最後に利き手と同じ足で踏切りジャンプをすること
キルブロック:両手を相手コートに突き出して下に叩き落とすブロック
キャッチ:レシーブの総称
キャッチボール:プレーヤーがボールを持ってしまう反則
競技者交代:試合中にプレーヤーが交代すること
記録員:試合中の得点やサーバーの背番号を確認する審判員
クイック攻撃:早く低いトスをスパイクする攻撃。速攻
クイックトス:クイック攻撃を目的に上げる短く低いトス
クロススパイク:コートを斜めに横切る軌道のスパイク
警告:試合の遅延や軽度の不法行為に対して主審が与える注意
ゲスブロック:トスの位置を見抜いて飛ぶブロック
ゲーム:バレーボールの試合のこと
ゲームキャプテン:コート内でプレーしているチームキャプテン
コイントス:試合前にコインの表裏でファーストサーブの権利を決める方法
後衛:アタックライン後方のバックゾーンに位置するプレーヤー
公式ウォームアップ:プロトコルで定められた公式練習
コート:長さ9m×18mの長方形に区切られた、バレーボールをプレーするエリア
コミットブロック:相手スパイカーの動きに反応し、合わせて飛ぶブロック
コンビネーション攻撃:スパイク時に囮を使うなどの連携攻撃
さ行
サイドアウト:サーブ権を取ること
サイドアウト制:サーブ権を持つチームがラリーを制して得点を得るシステム
サイドバンド:ネット左右のサイドライン上に付いている白帯
サイドハンドサーブ:体の横で腕を床と平行にスイングして打つサーブ
サイドライン:コート左右の2本のライン
サードテンポ:大きな軌道のトスを上げ、スパイカーに助走の余裕を持たせる攻撃
サーバー:サーブを打つ選手
サービスエース:サーブで得点を入れること
サービスゾーン:サーブを打つことができるエリア
サービスフォルト:サーブを失敗すること
サーブ:相手コートに最初にボールを打ち込むプレー
サーブ効果率:サーブが相手チームに効果的かを表す割合
サブスティテューション:選手交代
試合球:FIVBやJVAが定めた基準に合格した検定球
JVA:公益財団法人日本バレーボール協会(英語のJapan Volleyball Association)
時間差攻撃:スパイクを打つ選手がジャンプする前に囮がジャンプして相手ブロッカーを欺く攻撃方法
支柱:ネットを張るために立てられた2本のポール
シャットアウト:スパイクをブロックして相手コートにボールを落とすこと
ジャンピングフローターサーブ:ジャンプして打つフローターサーブ
ジャンプサーブ:ジャンプして空中で打つサーブ
ジャンプトス:ジャンプして空中でボールをとらえるトス
主審:試合の進行と判定をする審判団のうち最高の権限を持つ審判
ジュリー:大会運営責任者
シングルハンドパス:片手で行うパス
Cクイック:セッターがバックトスで上げた短いトスを打つクイック攻撃
吸い込み:ブロッカーとネットの間にボールが落ちるブロックミス
スイッチ:複数のブロッカーがブロックポジションを変わること
スクリーン:サーブを打つ選手を他の選手が隠す反則
ストレートスパイク:サイドラインに平行に打つスパイク
スパイカー:スパイクを打つプレーヤー
スパイク:ジャンプして相手コートにボールを打ち込む攻撃
スパイクサーブ:スパイクの動作で打つサーブ
セカンドテンポ:トスの軌道にあわせてスパイカーが助走をして行う攻撃
セッター:主にトスを上げる役割を持つプレーヤー
セット:試合の勝敗の最小単位。取ったセット数で試合の勝敗が決まる
セットアップ:トスを上げること
セミクイックトス:クイックトスよりやや高めに上げるトス
線審:コートの四隅でボールのイン、アウトをジャッジする審判員
前衛:アタックラインより前にいるプレーヤー
センター:ほぼ中心にいる選手
センターライン:ネットの真下に引かれた幅5cmの白い線
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【バレー】用語一覧|た〜は行
た行
タイムアウト:休憩や戦術の確認のために試合を中断したいときに取る時間
ダイレクトスパイク:相手チームから返ったボールを直接打つスパイク
タッチネット:インプレー中にプレーヤーがネットに触れる反則
ダブルコンタクト:1人のプレーヤーが連続でボールに触れる反則
チャレンジシステム:判定が不服な場合に監督がビデオ判定を要求するシステム
チャンスボール:相手コートから処理しやすい緩いボールが返ってくること
ツーアタック:トスを上げると見せかけて2打目にスパイクで返す攻撃
ツーセッター:6人のプレーヤーのうち2人をセッターにするフォーメーション
Dクイック:セッターが2~3mの距離にバックトスで上げた低いトスを打つ攻撃
ディグ:相手のスパイクをレシーブすること
ディレイ・イン・サービス:主審の笛から8秒以内にサーブを打たない反則
テクニカルタイムアウト:セット中の8点と16点に達した時点で1分間のタイムアウトを強制的にとるシステム
トス:スパイクを打たせるために上げるパス
トスフェイント:トスを上げるとみせかけて相手コートにボールを落とすプレー
ドライブサーブ:ボールにトップスピンをかけて強く打つサーブ
な行
二段攻撃:3回のボールコンタクトの2回目に攻撃すること
二段トス:セッターポジション以外から上げるトス
二枚替え:メンバーチェンジの際に2人同時に交代させること
ネットインサーブ:サーブがネットに触れて相手コートに入ること
ネットタッチ:インプレー中にネットに触れる反則
ノータッチエース:サーブが直接相手コート内に落ちるサービスエース
は行
パス:味方にボールを送るプレー
8秒ルール:ディレイ・イン・サービスの別称
バックアタック:後衛のプレーヤーがアタックラインの後ろから打つスパイク
バックゾーン:コートのアタックラインとバックラインの間にあたる、後方のゾーン
バックトス:セッターが背面のスパイカーに上げるトス
パッシングザセンターライン:プレーヤーがセンターラインを踏み越える反則
パンケーキレシーブ:ボールが床に落ちる寸前に片手の甲で打つレシーブ
Bクイック:セッターから2~3mの距離のレフト側に低く上げたボールを打つクイック攻撃
1人時間差攻撃:スパイカーがブロッカーのタイミングをずらして打つ攻撃
ピンチサーバー:途中交代でサーブを打つプレーヤー
ファーストテンポ:スパイカーが助走してからセッターがトスを合わせるスパイク
フェイント:強いアタックを打つとみせかけて緩くボールを落とす攻撃
フォアヒット:3回のコンタクトで相手コートにボールを返せない反則
フォワード:ローテーションでコートの前方ネット側にいる3人のプレーヤー
フォーメーション:チームの守備や攻撃の布陣
フォルト:ルール違反や反則の総称
フット・フォルト:サーブを打つときにエンドラインを踏む反則
フロントゾーン:コートのセンターラインとアタックラインの間のゾーン
フローターサーブ:ボールを軽く叩くサーブ
ブロック:前衛がジャンプして壁を作り、相手のスパイクを止めるプレー
ブロックアウト:ブロックしたボールがコート外に落ちること
ブロード攻撃:スパイカーが移動しながら片足で踏み切って打つ移動攻撃
プロトコル:バレーボールの試合の一連の手順
平行トス:直線的な速いトス
ペネトレーションフォールト:相手コートに侵入する反則
ポジショナルフォルト:レセプションのときに定められたポジションにいない反則
ボールデッド:試合が停止されている時間。対義語はインプレー
【バレー】用語一覧|ま〜わ行
ま行
マーカー:ネットに取り付けられたアンテナの別名
マッチポイント:あと1ポイントでいずれかのチームが勝つ状態
ミドルブロッカー:センターポジションでブロックとクイックやブロード攻撃の役割を担うプレーヤー
ら行
ライト:コートの右側のエリア
ラインナップシート:スターティングメンバーとポジションが記入されたシート
ラインジャッジ:ライン際に落ちたボールをアウトかインか判定する審判員。線審
ラリー:サーブが打たれてからボールデッドになるまでの一連のプレー
ラリーポイント制:サーブ権に関係なく得点が入る制度
リードブロック:相手チームのトスやスパイカーの動きに対応して飛ぶブロック
リバウンド:スパイカーが相手ブロックにわざとボールを当ててチャンスボールが返るようにするプレー
リベロ:攻撃に参加できない守備専門のプレーヤー
リリーフサーバー:途中交代してサーブを打つ選手
レシーバー:ディグやレセプションのレシーブをするプレーヤー
レシーブ:相手コートから来るボールを受けるプレーの総称
レセプション:相手コートから打たれたサーブを受けるレシーブ動作
レフト:コートの左側のエリア
ローテーション:ポジションをサイドアウトのたびに時計回りに1つずつ移動すること
わ行
ワンタッチ:ボールがプレーヤーの体の一部に当たること
ワンハンドレシーブ:片手で行うレシーブ
ワンポイント:ブロック強化などのためにセット途中で出場するプレーヤー
まとめ
バレーボールのルールは細かく改正されていて、用語もときどき変わっています。
例えばオポジットは、以前はライトプレーヤーやスーパーエースと呼ばれていたポジション。
フォアヒットの以前の名称はオーバータイムスで、キャッチボールは以前、ホールディングと呼ばれていました。
バレーボールからしばらく離れていた人は最近の用語に慣れるのが大変かもしれません。
そのようなときも、ぜひ今回の記事を参考にしてください。
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