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【ボウリング】プロテストの実施内容と合格率や年齢制限などをご紹介!

日本での競技人口が1000万人以上にもなるボウリング。
その多くはレジャープレーヤーですが、中にはプロボウラーを目指して真剣に取り組んでいる人たちもいます。
ボウリングにはプロテストがあり、合格すればプロボウラーと名乗れますが、このテストはどれほどの難易度なのでしょうか。
今回は、ボウリングのプロテストについて解説。
その実施内容や合格率、年齢制限などをご紹介します。

【ボウリング】プロとは

レジャーで楽しんでいてその難しさを知っている人が多いだけに、「プロボウラー」の肩書きはかなり尊敬されるもの。
でもボウリングのプロとは、どのような活動をしているものなのでしょうか。

プロボウラーの仕事

2022年の年間賞金ランキング、男子1位の藤井信人選手の獲得賞金額は868万4000円で、2位の大久保雄矢選手は474万3900円。8位で300万円以下13位で200万円以下21位で100万円以下となります。
女子の場合、1位の姫路麗選手で561万8000円5位で300万円以下12位で200万円以下26位で100万円以下となります。
つまりプロボウラーといってもごく一部のトップ選手を除いて、トーナメントの賞金だけで生計を立てるのは不可能ということ。
その代わりに多くのプロボウラーは所属ボウリングセンターでのスクールレッスン、プロボウラーにチャレンジする「チャレンジマッチ」などのイベント、プロショップの経営などを主な仕事としています。
億単位の賞金を稼げる職業ではありませんが、お金を払ってボウリングを楽しむのがアマチュアで、お金をもらってボウリングができるのがプロボウラーということも可能。
ボウリング好きならこれはなかなか夢のある職業ではないでしょうか。

【ボウリング】プロテストの実施内容

好きなボウリングを仕事にできる入り口となり、自分の実力の証明にもなるのがプロテスト
実施しているのは、日本プロボウリング協会(JPBA)です。
開催は年に1回
例年3月に申請書の受付を行い、4月から5月の間に第一次テストから第三次テストまでを行います。
受験料は10万円です。

受験資格

このプロテストは誰でも受けられるものではなく、申し込みにも厳しい条件があります。

・満16歳以上
・中学卒業(卒業見込み)以上
・日本プロボウリング協会在籍10年以上のプロボウラー3名の推薦

このプロの推薦を受ける条件として、前年度30ゲーム以上のプレイで男子平均190点以上、女子平均180点以上の実績が必要。
ハードルはかなり高いと言えます。

第一次テスト

第1次は実技テスト
東日本会場、西日本会場に分かれ、4日間続けて行われます。
男子は1日15ゲーム・計60ゲームを行い、200アベレージ以上なら通過。
女子は1日12ゲーム・計48ゲームを行い、190アベレージ以上なら通過です。
ただし2日目終了時点で脱落という制度があり、このときにアベレージが男子は190、女子は180に満たない場合、そこで不合格となります。

第2次テスト

第2次も実技テスト
第1次の通過者全員が西日本会場で2日間、東日本会場で2日間の計4日間、
男子は1日15ゲーム計60ゲーム、女子は1日12ゲーム計48ゲームを行います。
そして男子は200アベレージ以上、女子は190アベレージ以上で通過。
なお第2次テストを受験し、第1次テストから全ゲームを完投した上で不合格になった人は、翌年の第1次テストが免除となります。

第3次テスト

第3次テストは面接テスト、身体検査、筆記テストと入会時研修
筆記テストは一般常識を含むプロボウラーとして必要な知識を出題するもので、100点満点中60点以上で合格です。
3次テストの全ての内容に合格すればプロボウラー資格を取得することに。
なお第3次テストで不合格になった人は、翌年の第1次・第2次テストが免除。その場合、受験料は1万円となります。

2024年度からの変更点

2024年度からは第1次実技テスト受験の前の年に受験者講習(認定2級インストラクター資格取得講習会)を受講することになりました。
筆記テストに関して事前にある程度学習してから受験に臨めるということ。
この受験者講習は前年の秋に実施されますから、受験希望者は注意が必要です。

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【ボウリング】プロテストの合格率

上位◯名が合格というテストではないため、プロテストの合格率はその年によって大きく異なります。
ボウリングブームの昭和時代には受験者が多く、合格率が1%未満だったことも。
現在は平均20%程度と言われています。
第2次で不合格となり、第1次の免除制度を利用して合格する人も多く、合格まで数年がかりということも。
厳しいアベレージ基準をクリアしている人たちが競い合ってこの合格率ですから、やはり簡単には突破できない世界だと言えます。

合格後

プロテストの第3次テストに合格すると、まず日本プロボウリング協会(JPBA)の入会金5万円と年会費等7万円を納付して協会の入会手続きをします。
さらにC級プロ・インストラクター資格取得講習会を2年以内に受講・受験。
この受講料は3万円、教本代は6600円で、2年以内に受講しない場合は公認トーナメント出場資格が停止となります。

年齢制限

一部に50歳を超えると受験資格を失うという情報もありますが、公式の受験資格には上限の記載はありません
ただし4日間で60ゲームも投げ続けるには相当な体力が必要。
50歳以上の合格者はほとんどいないのが実情です。
しかし稀に50歳以上の合格者も。体力に自信がある方は、年齢に関係なく挑戦してみても良いかもしれません。

まとめ

スクールやプロショップ、イベントでボウリングをしながら生活できるプロボウラー。
そのプロテストは厳しく、合格後にトーナメントで稼ぐのはさらに難しい世界ですが、ボウリングが本当に好きなら挑戦してみる価値はあるライセンスかもしれません。
興味がある方は、ボウリング場のイベントをこまめにチェックして、まずはプロボウラーと話してみるのもお勧めです。

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