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【ドラフト会議】交渉権とは?制度や仕組みも徹底解説!

日本シリーズ終了後に行われるプロ野球のドラフト会議。
各球団が新人選手を獲得する場ですが、ここで指名した選手が即入団というわけではありません。
球団がドラフト会議で獲得するのは「交渉権」。
これはどういうことでしょうか。
他にもドラフト会議には「入札抽選」や「ウェーバー制」、「逆ウェーバー制」など難しい言葉がたくさんあります。
今回は、ドラフト会議の制度や仕組みを調査。
分かりやすく解説します。

【ドラフト会議】概要

ドラフト会議とは、プロになったことがない選手を、新たな戦力としてプロ野球球団が指名、獲得するための会議
正式名称は「新人選手選択会議」といいます。

目的

ドラフト会議の目的は、各チームの戦力をなるべく均衡させることです。
ドラフト会議がない場合、人気と資金力が潤沢なチームは良い新人選手を次々に獲得できることになります。
すると資金のない弱小球団はどんどん弱くなり、負け試合が増え、ファンが離れることに。収入が減り、さらに弱体化するという負のスパイラルが発生します。
これはプロ野球全体にとってもマイナス。あまりにも実力差があると試合に緊張感が生まれず、プロ野球の人気も落ちてしまいます。
そのような事態を防ぐのがドラフト会議。
12球団が等しく選手を獲得できるようにしてプロ野球の面白さを保っているのです。

歴史

ドラフト会議がスタートしたのは1965年です。
資金力のない球団にとっては戦力の確保が急務でしたが、実は巨人や阪神など資金が豊富な球団にとっても契約金の高騰という問題があり、思惑が一致。
スムースに導入が決定しました。
ところが最初のドラフト会議は、指名された新人選手からはとても不評でした。
それは前年までなら好きな球団に高額な契約金で入団できたのに、突然変わってしまったから。ドラフト会議発足後は球団を選べなくなり、契約金の上限も1000万円とされてしまったため、不満が噴出したのです。
そのため第1回ドラフト会議後の交渉では指名拒否が続出しました。指名選手132人に対して入団した選手はわずかに52人。入団率は39%という低さでした。
しかしその後さまざまな改革を経てドラフト制度は定着し、今に至っています。

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【ドラフト会議】制度・仕組み

ではこのドラフト会議はどのような制度・仕組みとなっているのでしょうか。
その流れを解説します。

プロ志願届の提出

ドラフト会議の対象となるのは、プロ野球に加入したことがない新人選手
具体的にはこのように定められています。

新人選手とは、日本の中学校、高等学校、日本高等学校野球連盟に加盟が認められている学校、大学、全日本大学野球連盟に加盟が認められた団体に在学し、または在学した経験を持ち、いずれのNPBの球団とも選手契約を締結したことのない選手をいう。
日本の中学校、高等学校、大学に在学した経験を持たない場合であっても、日本国籍を有するものは新人選手とする。

つまり日本国籍があって、日本のプロ野球の選手になったことがない人は全員ということになります。
こう聞くと、「もしかしたら自分もスカウトの目に留まっていてドラフト会議で名前が呼ばれるかも」とつい期待してしまいますが、そのようなことはありません。
球団はプロ志願届を出した選手の中から指名する選手を選ぶ決まりなのです。
選手たちは日本高等学校野球連盟全日本大学野球連盟などの所属連盟にプロ志願届を提出して、ドラフト会議での指名を待つことになります。

選手の選択|1巡目

ドラフト会議では球団が志願者リストから選手を選択して指名します。
この指名ルールは1巡目とそれ以降でシステムが異なるのが特徴。
プロ野球のドラフト会議では1巡目は入札抽選を行います
これは全球団が欲しい選手を同時に指名するもの。
1つの球団だけが指名をした場合、球団はその選手の交渉権を獲得します。
しかし同時に指名するため、人気の選手には指名が重なることも。
そのときは抽選を行い、当選した球団が指名した選手の交渉権を獲得します。
抽選で外れた球団は再度希望する選手を選択。このときすでに他の球団が交渉権を獲得している選手を選ぶことはできません。
そしてこの「外れ1位」の選択でも指名が被った場合、再び抽選となります。
このように単独指名をするか抽選で当てることで交渉権を獲得するのが1巡目の入札システムです。

選手の選択|2巡目以降

抽選ありの1巡目を終えると、2巡目からは大きくルールが変わります
ここで採用されているのがウェーバー制です。
ウェーバー制は、その年度の最下位球団から順に選手を指名できるシステム
セ・パのリーグの優先順は毎年交代となり、2023年度はセ・リーグが優先権を持っています。
つまりこのような順になるということ。

セ6位→パ6位→セ5位→パ5位→セ4位→パ4位→セ3位→パ3位→セ2位→パ2位→セ1位→パ1位

そして次の3巡目は逆ウェーバー制となります。
これは優勝球団から順に選手を指名できるというもの。
2023年度の場合、パ1位→セ1位→パ2位→セ2位・・・となり、セ・リーグの最下位まで続きます。
以降は4巡目がウェーバー制、5巡目が逆ウェーバー制と、各制度を交互に繰り返す仕組み。
そしてこのウェーバー制は早い者勝ちのルールで、他球団が先に指名した選手を指名することはできません

交渉権

ドラフト会議で重要なのは、ここで球団が獲得するのは選手ではなく、あくまでもその選手との交渉権だということ。
交渉権を獲得した球団は優先的にその選手と入団交渉ができることになります。
そして選手が入団を拒否した場合、その選手は1年後のドラフト会議を待つことに。これは報道では「浪人」と伝えられる状態です。
日本では外国出身選手などの一部を除き、ドラフトで指名されなければプロ野球には入れない仕組みとなっているため、他球団と勝手に入団交渉をすることは不可能。
どの選手もドラフトで指名された球団だけと交渉し、入団するかを決断する必要があるのです。
契約金に関しては1位指名選手の最高標準額は「満額で1億円+出来高5千万円」とプロ12球団で申し合わされているため、大きな差が出ることはありません。
しかし選手が希望のチームを選べないことに関しては、反対意見も上がっています。

まとめ

プロ野球全体の発展のために有効となっているドラフト会議。
一方で意中の球団に選ばれないという悲しい出来事もよく起こります。
特に抽選による交渉権の獲得はとてもドラマチック。
交渉の行方も含めて、毎年目を離すことができません。

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スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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