国内のフィットネス市場が拡大していくなか、マンツーマンで個人を指導するパーソナルトレーニングの需要が高まってきています。
パーソナルトレーニングの需要拡大については後述で詳しく解説していきますが、マンツーマンでトレーニングを指導するパーソナルトレーナーはどれくらい稼げるのか、気になる人が多いと思います。
今後パーソナルトレーナーを目指す人や、パーソナルトレーナーの仕事が気になっている人は、是非この記事を参考にしてみてください。
パーソナルトレーナーの需要が拡大している理由
パーソナルトレーナーの需要がなぜこんなに拡大しているのか、主な理由は以下の3つが考えられます。
自身の健康に関する意識改革
まずは自身の健康に関する意識改革が、パーソナルトレーニング需要拡大の大きな要因と考えられます。
生活習慣病予防や日頃の運動不足解消を目的に、幅広い年齢層の人がジムや個人にお金を支払ってトレーニングの指導を受ける光景が多く見られるようになりました。
コロナ禍での運動不足解消と3密回避
コロナ禍での運動不足解消と3密回避も、パーソナルトレーニングが人気になった理由です。コロナ禍で生活スタイルが変わり、家で過ごす時間が多くなったことで体を動かす機会が減り、運動不足に陥った人も多いでしょう。
そんな中、運動不足の解消にウォーキングを始めた方や、3密を回避できるパーソナルトレーニングを受け始めた人が多いのではないかと考えられます。
フィットネス・ボディメイクの発展
もう一つ考えられるのが、フィットネスやボディメイクの流行です。ここ数年のSNS文化にフィットネスやボディメイクが乗っかることで、アイコン的存在が増えてその人達に憧れを抱き、肉体改造に励む人が増えています。
YouTubeやInstagramをキッカケにトレーニングを始めた人も多いのではないでしょうか。そして、そのフィットネスアイコンの人達のほとんどがパーソナルトレーナーをしていて、「自分もあの人みたいになりたい」「パーソナルトレーナーをやってみたい」と、パーソナルトレーナーを志す人も多くなっています。
パーソナルトレーナーの収入の仕組み
パーソナルトレーナーの収入源は人によって様々ですが、主に以下の3つの働き方で収入を得ます。
ジムに所属しながらパーソナルトレーナーをする
ジムで正社員、アルバイトとしてパーソナルトレーナーをするのが、給料が安定している働き方です。どこかのジムに所属し、主にジムの会員を対象としてトレーニングの指導をします。
パーソナルトレーナーの平均年収は367万円(正社員)という統計があります。ちなみに、アルバイトだと平均時給が992円で、どちらにせよ日本の平均年収・時給と比べて若干低い傾向にあります。
給与幅が広い職業でもあるので、顧客を増やせればその分給料に反映されるでしょう。
フリーランスでパーソナルトレーナーをする
フリーランスでパーソナルトレーナーをするのが、今では主流かもしれません。ジムに属さず、どこかのジムを利用してトレーニングの指導をしていきます。
この場合、自身のwebサイトやSNSを駆使してパーソナルトレーニングを受けたい人を募り、時間や場所を決めて行います。ジムに属さない分、給料に天井はなくパーソナルトレーニングを受ける人が多ければ多いほど収入は大きくなりますが、反対にパーソナルトレーニングを受ける人が少なければ収入も低くなります。
相当な実績がありカリスマ性がなければ、かなりシビアな世界になるでしょう。
独立して自分のパーソナルジムを経営する
個人でジムを開業するパターンもあります。ジムに所属しフリーランスで経験を重ね、大きな実績を残した人は独立して開業する人もいます。
この場合、実績を残した有名なフィットネスアイコンの人達が多いでしょう。個人でジムを経営する場合、期間を定めてパーソナルトレーニング料を受け取り、定期的に顧客を指導していくのが一般的です。
また、フリーランスと同じで収入の幅は広く、どれだけ顧客を増やせるかがカギになります。
今後パーソナルトレーナーは需要があるのか
今後コロナと向き合っていく世界になるのか、アフターコロナと呼ばれる時代が来るのか、いずれにせよパーソナルトレーナーの需要は増えていくと予想されています。
いくつかの大企業で、社員の健康を考えてパーソナルトレーニングを取り入れるという動きがあり、そういったモデルが採用されれば多くの企業が、パーソナルトレーナーを採用していくでしょう。
個人向けにも組織向けにも、パーソナルトレーナーは今後まだまだ必要とされていくのではないでしょうか。
まとめ
この記事では、パーソナルトレーナーの需要と収入について解説していきました。他人の健康や理想の体作りをサポートする立派な職業ですが、収入に関してはシビアなのが現状です。
今後、フィットネスがより発展し、多くの企業がパーソナルトレーナーを必要とする未来が実現すれば、それに伴ってトレーナーが稼げる時代が来るのではないでしょうか。
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