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【ライフセーバー】給料情報|収入事情や必要な能力もご紹介!

海やプールなど水辺での事故を防ぐ仕事が、ライフセーバー。
監視や指導、溺れた人の救助も行う仕事で、常に訓練を欠かさないストイックな仕事というイメージがあります。
ではこのライフセーバー、職業としては魅力的なものなのでしょうか。
今回は、ライフセーバーという仕事の金銭事情を解説。
収入や必要な能力もご紹介します。

【ライフセーバー】給料情報

まずはライフセーバーの給料をご紹介。
実はライフセーバーはそれだけで生活していくのは難しいと言われています。
その仕事は大きく分けるとプールや海水浴場での監視員と、競技のプロライフセーバーの2種類。
それぞれの収入事情をご紹介します。

監視員

一般の人がよく目にするのはプールや海水浴場での監視員ではないでしょうか。
実はこの仕事をしている人のほとんどはアルバイトや副業、またはボランティア
海水浴場やプールでアルバイトをする場合の時給は850円~1000円前後で、つまり各都道府県の最低賃金であることが多くなります。1日働いて日給は6000円から1万円前後。しかも夏の間だけのアルバイトであることが多いため、大学生か本業を持っている社会人が追加の収入として行うことになりがちです。
趣味を兼ねて行っている人も多いのが実情。あまり給料面を気にしていない人がほとんどなのです。

プロライフセーバー

それだけで生活するのは難しいことも多い監視員と比較して、収入がかなり増える可能性もあるのがプロライフセーバー。
こちらはスポーツとしてのライフセービングを行うプロです。
例えばライフセービング競技会のアイアンマンレースでは全6回の大会を行い、年間王者を決めます。ボード、サーフスキー、スイム、それぞれの間にランが入り、陸と海を往復。かなりハードな競技ですが、こういったライフセービング競技の世界大会で勝利を重ね、知名度が上がってくれば、スポンサーとプロ契約を結ぶこともできます。
トップ選手の場合、スポンサー収入と賞金で年間1200万円ほど稼げることも
ただしその主戦場は海外ですから、転戦費用も安くはないのが事実です。しかもライバルは海外のトップ選手。決して容易な世界ではありません。
ただし実績があれば引退後も全国の講習会や海上保安庁などの指導教官として働ける場合もあります。

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【ライフセーバー】必要な能力

給料的には厳しいライフセーバーですが、有意義な仕事で、かっこいいと憧れる人も多いのは事実。
ではライフセーバーになるためにはどのような能力が必要なのでしょうか。

監視員

水辺の事故防止や人命救助に携わる監視員の責任は重大。
少なくともいい加減な性格の人には向いていない職業です。
事故が起こらないように気を抜くことなく集中力を保てる能力は必須。
もちろん十分な体力と水泳能力も求められます。
それに加えて水難事故についての知識や、応急手当てや救命活動の技術も必要。海、プール、湖など場所によっても対応が異なることも多いため、それぞれに応じた知識と技術を学んでいることも重要になります。
そして高くはない時給、またはボランティアとして活動することになるため、両立できる本業や収入源もあることが理想
なかなかのハードルですが、一方でプールのアルバイト監視員の場合には、その名の通り監視が主な業務であることがほとんどです。溺れている人の救助は当然行いますが、AEDを使用するのは正規職員で、アルバイトはAEDを使えなくてもよいということも。
一方で、ハキハキとしていて元気、大きな声が出ることは重要です。なぜならプール監視員の主な仕事は、走りまわったり飛び込んだりする人(主に子ども)に注意することだから。
注意しながらも雰囲気を悪くしない明るさ、元気さがあれば、重宝されます。

プロライフセーバー

そもそもライフセービング競技は、救難活動の技術を向上させるために始まったスポーツ。
ライフセービングの競技大会で好成績を残してプロになるためには、監視員に求められる全ての技能をより高いレベルで持っていることが必須です。
特に必要なのは持久力
ライフセービング競技は「そこに救助を必要とする人がいる」という前提で行うため、過酷な競技でゴールした後にも倒れ込むことはできないのです。
海・プールそれぞれに数多くの競技がありますが、プロとして世界を舞台に活躍するためには、水泳に加えてボードやサーフスキー、ランニングなどオールラウンドな強さが重要。多くの競技でパワーが求められることになるため、ウエイトトレーニングをして力をつけることになります。
また競技ライフセービングを行っている選手は、夏の間には監視員や指導員として働くのが一般的。プロとして成功するまでは、トレーニングの時間をやりくりしつつ収入源を確保できることも、やはり重要になります。

まとめ

金銭面では厳しいライフセーバー。
プールでのアルバイトからプロライフセーバーまで、仕事内容の厳しさ、年収には大きな開きがあります。
しかしいずれも人命を守る重要な仕事。
あまり恵まれてはいない収入で頑張っている監視員さんの迷惑にならないよう、海やプールでは危険なことをしないように心がけてください。

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おおぱ!

おおぱ!

寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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