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【オリンピック|パラリンピック】メダル報奨金を紹介!課税される?

アスリートの夢の舞台であるオリンピック・パラリンピック。

東京オリンピック2020でも、たくさんの日本人選手がメダルを獲得し、盛り上がりをみせました。

そんなオリンピック・パラリンピックのメダリストたちの報奨金はいくらなのでしょうか。

今回は、オリンピック・パラリンピックの報奨金事情について詳しく解説します。

【オリンピック|パラリンピック】メダル報奨金

オリンピック、パラリンピックのメダリストには、日本オリンピック協会(JOC)、日本障がい者スポーツ協会(JPSA)よりそれぞれ報奨金が贈られます。

・オリンピック(JOCより支給)
金メダル:500万円
銀メダル:200万円
銅メダル:100万円

・パラリンピック(JPSAより支給)
金メダル:300万円
銀メダル:200万円
銅メダル:100万円

メダル報奨金の歴史

近代オリンピックが始まったのは、1896年のアテネ大会。

当時のオリンピックでは、選手は経済的利益を追求してはならないとする「アマチュアリズム」の理念のもと開催されていました。

そのため、1974年にオリンピック憲章からアマチュア規定が削除されるまでしばらくの間、「アマチュアリズム」に基づき、スポーツで賞金を稼ぐことは否定されていたのです。

日本でオリンピック報奨金制度が導入されたのは、1992年のアルベールビルオリンピック。

当初金メダルの報奨金は、2014年のソチオリンピックまで300万円でした。

その後、日本オリンピック委員会より金メダルの価値が改めて見直され、2016年のリオオリンピックより500万円に増額されました。

メダル報奨金以外にも報奨金がある

メダリストは、メダルの報奨金以外にも各競技団体スポンサーから報奨金が贈られることもあります。

金額は、競技団体やスポンサーによって異なり、数百万円の報奨金が贈られる競技団体もあれば、報奨金が全く贈られない競技団体もあります。

東京オリンピック2020大会で、金・銀・銅の3つのメダルを獲得した卓球の伊藤美誠選手には、メダル報奨金800万円の他に、日本卓球協会より報奨金1,000万円が贈られました。

日本卓球協会では、オリンピック金メダリストに対し、シングルスで1,000万円、ダブルスで500万円(一人)、団体で400万円(一人)が贈られることが定められています。

卓球のように、金メダルによる報奨金(JOC)よりも、競技団体からの報奨金が上回る競技もあるのです。

一方で、水泳(日本水泳連盟)やスケートボード(ワールドスケートジャパン)、柔道(全日本柔道連盟)などは、競技団体からの報奨金制度はありません。

このように同じメダリストでも、競技によって報奨金に差があります。

世界の金メダリストの報奨金事情

世界各国の金メダリストに贈られる報奨金は、国によって金額がさまざまです。

最も報奨金額の大きい国はシンガポールで、金メダリストに対する報奨金を約8200万円支給することを確約していました。

その他香港では約7,000万円の報奨金、マレーシアでは約2,600万円の報奨金に加え、生涯にわたる月々の手当てを約束するなど、東南アジアには高額な報奨金を設定している国が多いことがわかります。

一方で、メダル獲得数最多国であるアメリカは、金メダリストに対して約400万円を支給するとしており、シンガポールや香港に比べるとかなり低い金額です。

しかし、メダリストに対して全く報奨金を支給しない国もあります。

イギリスニュージーランドスウェーデンなどでは、オリンピックでメダルを獲得しても報奨金は支給されません。

このようにメダリストの報奨金は国によっても違いがあります。

メダリストの税金事情

メダリストの報奨金には、税金がかかるのでしょうか。税金事情について解説します。

日本オリンピック委員会(JOC)や日本障がい者スポーツ協会(JPSA)による報奨金は、全額非課税とされています。

つまり、金・銀・銅メダル報奨金に対しての税金はかかりません。

しかし各競技団体からの報奨金については、非課税上限額が定められています。

JOC加盟団体、JPSA加盟団体ともに、
・金メダル 上限500万円
・銀メダル 上限200万円
・銅メダル 上限100万円

とされており、上記の金額を上回る報奨金額に対しては、課税対象となり税金がかかります。

メダル報奨金について、以前は課税対象でした。

1992年のバルセロナオリンピックで、当時中学生だった岩崎恭子選手が金メダルを獲得した際、課税制度が注目されました。

その後1994年の税制改正で租税特別措置法にJOCからメダリストに支給される金品に対して非課税とする旨の規定が設けられ、現在では非課税対象となっています。

まとめ

同じメダリストであっても、競技や国によって報奨金の金額がそれぞれ違います。

メダル報奨金は、選手のモチベーションにつながる部分ではありますが、オリンピック・パラリンピックの舞台に立てるだけでも十分に意義のあることであり、それまでの苦労や努力は、メダル報奨金以上の価値があります。

オリンピック・パラリンピック選手に憧れを抱いている人は、今回の記事を参考にしてみてください。

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