通常のバスケットボールとミニバスの違いは、コートサイズ。ミニバスと呼ばれるくらいですから、基本的なコートサイズが小さくなっています。
とはいえ、細かなルールや寸法については知らない人も多いでしょう。
そこでこの記事では、バスケットボールとミニバスのコートサイズを比較しながらご紹介します。
バスケットコートサイズの比較
ミニバスと通常のバスケのコートサイズを見てみましょう。ミニバスは基本的に12歳以下に適用されるルールです。
通常のバスケットボール
通常のコートのサイズは、縦28m、横15mとされています。これは日本バスケットボール協会が定める規格であり、公式大会でも同様の規格が適用されます。
また公式ルールでは、障害物のないコートであることが原則です。そのほかコートの大きさは境界線内の内側で測り、ライン幅は50mmとされています。
コート上の高さ7mの範囲内、サイドラインおよびエンドラインの周囲2mの範囲内には競技の妨げになる障害物は置けません。
学校でバスケの試合をする場合には、縦24m〜28m、横13〜15mの範囲内でバランスの取れたコートが良いとされています。
ミニバス
ミニバスも通常のバスケットコートと同じ障害物のない長方形の平面としています。
縦は22m〜28m、横は12m〜15mです。
コートの境界線も同じ内側で測り、ラインの編は50mmとされています。またおもな特徴は3ポイントラインがないことです。
つまりミニバスのルールでは3ポイントシュートが存在しません。
基本的には小学校の体育館のサイズに合うように配慮された規格と考えましょう。
バスケットコートの各名称
バスケットコートのラインにはそれぞれ名前があります。以下のライン名を押さえておきましょう。
・センターライン:コートの真ん中にあるライン
・エンドライン:右端と左端の縦のライン
・サイドライン:コートを縦にした場合の横のライン
・センターサークル:コート中央にある円形状のライン
・ペイントエリア:台形型のエリアまたは長方形の形をしたエリア
・フリースローライン:ペイントエリアの中央線の縦のライン
・フリースローサークル:フリースローラインの周りにある半円
・フロントコート:センターラインを左右に分けた場合のオフェンスコート
・バックコート:オフェンスコートと反対側のコート
・エンドゾーン:エンドラインの外側のエリア
・3ポイントライン:エンドラインよりも外側にある大きな半円
ラインの数は全部で11種類です。もちろんすべて覚える必要は無いですが、ある程度覚えて置くと、試合や観戦がスムーズになるでしょう。
ミニバスと通常のバスケの違い
おもな違いはコートのサイズですが、ほかにも異なるルールが存在します。詳しい内容を見てみましょう。
24秒ショットクロック制度
「24秒ショットクロック制度」とは、24秒以内にシュートを打たなければならないというルールです。
2018年まではミニバスのルールに記載されていませんでしたが、2019年に導入されました。過去には30秒の独自ルールが適用されていたので、6秒の時間が短縮されています。
ルールは試合の展開を早くさせるためのものです。24秒を超えてボールを保持していると、相手チームにオフェンスの権利が譲渡されます。
しかし単にシュートを打つだけでは意味がないので、時間感覚を身につけて適切なプレーを選択する必要があるでしょう。
時間
ミニバスの1ピリオドの時間は6分です。通常のバスケットボールは10分であるため、4分間少ないことが分かります。
またインターバルの時間は2分であり、ハーフタイムの時間は10分です。
選手交代
ミニバスでは原則、第3ピリオドまで選手交代はできません。通常のバスケットボールの試合では、いつでも交代できます。
また第3ピリオドまでに10人以上が出場し、12分以上出場できないという特徴があります。
3ポイントシュート
ミニバスには3ポイントシュートがありません。
通常のバスケでは3ポイントライン外からシュートが入った場合、3ポイントを獲得できます。
しかし、オフェンス側でファウルをもらった場合には、シュートを決めると1点、ボーナスのフリースローを決めれば1点となります。
ゴールの高さ・ボールの大きさ
ミニバスは小学生向けにコートが決められていることから、ゴールが低くなっています。通常の高さは305cm、ミニバスは260mです。
ミニバスでは5号球を使用しています。通常は7号球を使用しています。やはり通常のバスケットボールに比べると小学生向けの規格になっていることが分かるでしょう。
まとめ
コートやルールの違いをご紹介しました。
ミニバスのコートの大きさは通常よりも少し小さいサイズです。おもにミニバスのルールが小学生向けに規格されているため、コートのサイズもそれに準じています。
またミニバスのルールは変更されることも多いため、適宜確認することが重要です。小学生ならではのルールを理解しつつ、ミニバスに取り組みましょう。
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