野球における背番号と聞いて、あなたは何番を思い浮かべるでしょうか。
野球をしていたことがある人なら自分が着用していた背番号、野球をしていたことがなくても好きな選手がいる人はその選手が着用していた背番号を思い浮かべると思います。
いろんな背番号がある中でも「背番号2番」には世代によって込められている意味が変わってきます。
今回は野球における「背番号2番」について解説していきます。
背番号2番を背負う意味を世代別に解説
背番号2番は世代によって込められている意味が変わってきます。
「少年野球」「中学生野球・高校野球」「社会人野球・プロ野球」における背番号2番に込められている意味を解説していきます。
少年野球における背番号2番の意味
少年野球で背番号1桁はそのままレギュラーになることが一般的です。
しかし、現在では好きな背番号を着用することも増えてきました。
少年野球の目的として、野球が上手くなることはもちろんですが、楽しみながら野球をすることを目的としているチームも多く存在します。
その時に好きな数字をつけることで、子どもたちのモチベーションも上がることから好きな数字をつけるチームも増えてきました。
中学生野球・高校野球における背番号2番の意味
中学生野球から高校野球ではポジションごとで背番号をつけることが一般的です。
背番号1番(エースナンバー)はピッチャー、背番号9番はライトというように決められています。
そして、背番号2番はピッチャーの女房役でもあるキャッチャーが着用することが一般的です。
少年野球と同様に1桁ナンバーはそのままレギュラーポジションを意味するため、学生たちはその1桁ナンバーを手にするため日々努力しているのです。
つまり、背番号2番をもらうということはそのチームにおける「正捕手」の証ということになります。
社会人野球・プロ野球における背番号2番の意味
社会人野球からプロ野球になると自分の好きな背番号、もしくは球団から与えられた背番号を着用することになります。
過去着用していた背番号のまま、同じ背番号をつける選手、その球団で活躍した選手のようになりたいという意味を込めて背番号を選ぶ選手もいます。
つまり、背番号2番を背負うということは、過去背番号2番を着用していた選手に憧れて着用する場合があるということです。
しかし、過去背番号2番を背負った選手を見ても、やはり頭脳明晰なキャッチャーであった選手が背負っている傾向にあります。
背番号2番を背負った代表的なプロ野球選手
では、プロ野球界において背番号2番を背負っていた選手はどのような人がいたのでしょうか。
次は背番号2番を背負っていた選手について紹介していきます。
城島健司
生年月日:1976年6月8日
出身地:長崎県佐世保市
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:福岡ダイエーホークス、福岡ソフトバンクホークス、シアトル・マリナーズ、阪神タイガース
タイトル・表彰歴:最優秀選手、ベストナイン、ゴールデングラブ賞、最優秀バッテリー賞
背番号2番といえば、キャッチャーのイメージが強いと先述しましたが、ポジションごとのイメージを差し置いても、プロ野球の正捕手としてのイメージを定着させたのはこの「城島健司」ではないでしょうか。
「城島健司」は入団から引退まで背番号2番を背負い続けました。
今や歴代の名捕手として名前が挙がる城島健司ですが、入団当初は捕手としての評価は低く、伝説のキャッチャーである野村克也からは「キャッチャーには向いてない」と酷評を付けられています。
しかし、1997年から一軍に定着すると、周りの支えもあり、不動の正捕手としての地位を確立させました。
また、メジャーに挑戦する日本人は投手・もしくは捕手以外の野手が多かった時代に、日本人で史上初となる捕手としてメジャー入りを果たしました。
不安視されていましたが、デビュー戦での初安打が松井稼頭央以来、史上2人目となる本塁打で記録する活躍を見せることになります。
その活躍により、クリーンナップを任されるようになり、世界にその名を轟かせることになりました。
背番号2番といえば「キャッチャー」というイメージをプロ野球でも定着させた選手の1人です。
元木大介
生年月日:1971年12月30日
出身地:大阪府豊中市
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:読売ジャイアンツ
元木大介はタイトルこそ少ないが、「クセ者」として読売ジャイアンツには必要不可欠な存在となりました。
引退後はタレントとして活躍したことにより、バラエティ番組などテレビで見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。
野球界から退いたと思いきや、2018年にカル・リプケンU12世界少年野球における日本代表監督に就任し、世界一に導きました。
その指導力が買われたのか、古巣である読売ジャイアンツのコーチとして原辰徳監督から直々にオファーがあり、就任し、現在では1軍のヘッドコーチとして、その手腕を発揮しています。
クセ者時代の実力を若手現役選手の指導に役立てています。
キャッチャーではないですが、その知名度から背番号2番のイメージを定着させた選手です。
小笠原道大
生年月日:1973年10月25日
出身地:千葉県千葉市
利き手(投・打):右・左
プロ野球歴:北海道日本ハムファイターズ、読売ジャイアンツ、中日ドラゴンズ
タイトル・表彰歴:首位打者、本塁打王、打点王、最高出塁率、最多安打、最優秀選手、ベストナイン、ゴールデングラブ賞
「ガッツ」の愛称で親しまれている小笠原道大は入団して背番号2番を着用し、活躍選手しています。
打撃を活かすため、一塁手に転向しましたが、入団当初は捕手として活躍していました。
その名残から、入団した1997年から2013年まで背番号2番を背負ってプレーしています。
まとめ
今回は頭脳明晰なキャッチャーが多い背番号2番について解説しました。
現在でも背番号2番を着用してプレーしている選手はいます。
今後どのような選手が背番号2番を背負ってプレーし、活躍するのか楽しみです。