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【スポーツトレーナー】資格一覧|必要な試験と詳細についても紹介!

スポーツトレーナーは選手の練習や生活をサポートする仕事。
スポーツの現場でケガの予防やリハビリ・体調管理などの役割を担う、とてもやりがいのある仕事です。
そのスポーツトレーナーには、実は複数の資格があり、いくつか取得している人も大勢います。
今回は、スポーツトレーナーが取得しておくべき資格を解説。
試験内容や受験資格、合格率などもご紹介します。

【スポーツトレーナー】資格はなぜ必要?

まずは根本的な疑問から。
資格がないとスポーツトレーナーになることはできないのでしょうか。
実はスポーツトレーナーを名乗るのに必須の資格や免許はありません
しかし資格を一つも持っていない場合、かなり不利なのは事実です。

専門性の証明

スポーツトレーナーにはさまざまな資格があり、取得すれば専門的な知識・技術を持っていることの証明になります。
実際に選手をサポートする際には高度な専門知識が必要。スポーツや体調管理の専門家として活躍するためには、資格を取得するレベルの勉強は当然必要になります。せっかく獲得した技術と知識の証明のためにも、資格をとっておく方が有利なのです。

就職に有利

特にスポーツトレーナーとして就職する際には資格の有無は大きな差になります。資格によって就職先が変わり、特定の資格が無いと働きたい職場に就職できないことも。専門的な資格を持っていることが就職の最低条件となる場合が多くなります。

独立にも有利

独立開業やフリーランスとして働くときも、資格がアピールの材料になります
資格を取得していないと信頼感を持たれず、仕事が入らないことも多いのです。

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【スポーツトレーナー】資格一覧

スポーツトレーナーの資格は、大きく2種類に分けられます。
1つは国が認定する国家資格。もう1つは協会などが認定する民間資格です。

柔道整復師

柔道整復師は、ケガへの対応や健康をサポートする国家資格の専門職。
具体的には、骨折、脱臼、打撲、捻挫など、骨や関節、筋肉、腱、靭帯のケガに対して、手術をせずに整復法や固定法といった治療を行います。
柔道整復師になるために受けるのは、柔道整復師国家試験
いきなり受けられるわけではなく、柔道整復師養成施設として認められた専門学校や大学を卒業している必要があります。
試験では大学や専門学校で学んだ全11科目の問題を出題。合格率は60〜70%と言われています。

あん摩マッサージ指圧師

あん摩マッサージ指圧師は、あん摩、マッサージ、指圧を行う国家資格の専門職。
スポーツトレーナーだけでなく、エステサロンなどでもマッサージを行えます。逆にこの資格がなければ「マッサージ」と称した治療で営業を行うことはできません。
あん摩マッサージ指圧師の資格を取得するためには、養成施設に認定された大学や短大、専門学校、養成所などで3年以上学び、養成課程修了後に国家試験に合格することが必要。
試験では養成施設で学んだ12科目から出題されます。得点率6割で合格。合格率は85%ほどと言われています。

鍼灸師

鍼灸師は、鍼(はり)や灸(きゅう)で自然治癒力を高めて健康回復を行う国家資格の専門職。鍼師と灸師は本来別の資格ですが、両方を学ぶことが多いため、まとめて鍼灸師と呼ばれています。
スポーツのトップアスリートでも鍼灸を活用する選手が多く、スポーツ鍼灸として注目のジャンルです。
こちらも鍼灸系の専門学校や大学、短大に通って養成課程を修了後、国家試験を受験します。鍼灸両方の資格を得る場合はそれぞれの試験を受けることに。ただし試験には共通科目があり、一方で受けた科目は免除されます。
試験は筆記で150問出題され、90点以上で合格。合格率は70%前後と言われています。

理学療法士

理学療法士は、運動機能の維持・改善などのサポートを行う国家資格の専門職。
病気やケガ、高齢といった原因で運動機能が低下した人を対象にして病院などで働くほか、スポーツの現場でも活躍しています。
こちらも専門学校や大学、短大などで3年以上勉強し、養成課程修了後、国家試験を受験。
一般問題160問、実地問題40問の合計200問を受け、合格基準は総得点の6割程度となっています。ただし一般問題だけでできてもだめで、実地問題で最低3割ほどは得点する必要があります。
合格率は例年80%以上です。

JSPO-AT

民間資格であるJSPO-ATは、日本スポーツ協会(JSPO)公認アスレティックトレーナーのこと。
日本スポーツ協会はスポーツトレーナー、スポーツ施設のマネジメント資格、コーチ資格も発行しています。
その協会が公認するJSPO-ATはスポーツトレーナーを目指す人には最も有名な資格。スポーツ選手のケガや障害の予防、リハビリテーション、トレーニング方法、健康管理、応急処置などを習得し、パフォーマンス向上に関する知識も持っていることが特徴です。
受験資格は日本スポーツ協会認定の専門学校・学校へ通うこと。そうすれば講習や一部の試験が免除された上で、受験できるようになります。
内容は理論試験の基礎が110問と応用が110問の合計220問。
合格率は発表されていませんが、かなりの難関であると言われています。

NATA-ATC

NATA-ATCは、全米アスレティックトレーナーズ協会(NATA)が発行する民間資格。アメリカのスポーツトレーナーの90%以上が取得していると言われます。そのため海外でも活躍したいと考えている人ならぜひ取っておきたい資格。
こちらはNATAと提携している大学に入学し、カリキュラムを修了すれば取得資格を得られます。このカリキュラムは約800時間のインターンシップも含まれるもの。カリキュラム修了後に認定試験を受けます。
試験は筆記試験、実技試験、シミュレーション試験の3種類。2ヶ月ごとに開催される3つの試験を受け、1年以内にクリアできければ、また最初から試験を受け直す必要があります。

JATAC-ATC

民間資格であるJATAC-ATCは、ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会(JATAC)認定アスレチックトレーナーのこと。
試験はなく、国家資格を持っている人が並行して取得しやすい資格です。
取得条件は以下の通り。

・柔道整復師や鍼灸師、理学療法士等の国家資格を持っている
・JATACが認定する講習会で定められた単位を取得する
・NATA-ATC、JSPO-ATの資格を取得している
・スポーツ学部のある専門学校や大学、大学院を卒業していて、JATAC認定の臨床医療系とスポーツ学科の必要単位を取得している

取得条件はかなり厳しくなっていますが、取得すれば国内や海外の研修会に参加する資格が得られるなど、スキルの幅を広げるチャンスを掴めます。

まとめ

実はさまざまな専門技能があるスポーツトレーナー。
資格は大学や専門学校などに通って取得する必要がありますが、一線で活躍しているトレーナーには、国家資格と民間資格を1つずつ取得している人が数多くいます。
スポーツが好きで、選手を支えたいと希望している人は、自分に最も向いているのはどの資格か、まずは調べてみると良いかもしれません。

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おおぱ!

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寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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