アメリカのプロバスケットリーグであるNBA。
リーグは世界215の国と地域で放送され、世界中に熱狂的なファンが存在しています。
そんなNBAの試合でときどき耳にするのが「プレーオフ」ではないでしょうか?
そこで本記事では、NBAのプレーオフの仕組みについて初心者でもわかりやすく解説します。
バスケットボールの観戦をさらに楽しみたい人は必見です。
そもそもNBAとはどのような団体?
NBAはバスケットボールが誕生してから約半年後に結成されていた団体です。
ナショナル・バスケットボール・アソシエーションの略で、そのほかにもWNBA、バスケットボールアフリカリーグの5つのプロスポーツリーグから構成されています。
世界中にたくさんのスポーツがありますが、人気と経済規模は業界屈指です。
NBAには東西で合計30チームが所属
はじめに知っておきたいのが、NBAには30チームが所属しており、それらは東西2つのカンファレンスに分かれているということです。
・ウエスタンカンファレンス:さらにノースウエスト、パシフィック、サウスウエストの3つのディビジョンに分類
・イースタンカンファレンス:さらにアトランティック、サウスイースト、セントラルの3つのディビジョンに分類
上記のように、東西2つの区分けから、さらに3つに分類されていることが特徴です。
レギュラーシーズンは通常82試合おこなわれ、終了後はプレーイントーナメント、プレーオフ、NBAファイナルの順に開催されます。
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NBAのプレーオフの仕組み
ここではNBAのプレーオフの仕組みについて詳しく解説します。ぜひ世界最高峰のスポーツリーグを知って、熱く盛り上がりましょう。
プレーオフには合計16チームが出場
NBAのプレーオフはレギュラーシーズン82試合を勝ち抜いた上位合計16チームが出場します。
また合計16チームのうち8チームはウエスタンカンファレンスから、残りの8チームはイースタンカンファレンスからです。
そして東西各8チーム(計16チーム)以外の下位7チームはそこでシーズンが終了となります。
2019年までのプレーオフの仕組み
2019年までのプレーオフは、レギュラーシーズン82試合が終了後、それぞれのカンファレンスから上位8チーム(合計16チーム)が出場していました。
シーズン終了までの流れは以下の通りです。
①レギュラーシーズン
②プレーオフ
③NBAファイナル
開催年によりますが、ほとんどは4月中にレギュラーシーズンが終了します。
またカンファレンスごとの1回戦は以下のように組まれます。
・第1シードと第8シード
・第2シードと第7シード
・第3シードと第6シード
・第4シードと第5シード
プレーオフが終われば、セミファイナル、ファイナルと進むのが基本です。とくに第4シードと第5シードは力が均衡しているので、熱い戦いを見られます。
2020年以降のプレーオフ&プレーインの仕組み
2019-2020シーズンの開催時期に導入されたのが、プレイイントーナメント。新型コロナウイルスによりシーズンが中断されたことを理由に導入されました。
プレイイントーナメントが導入されてからの流れは以下の通りです。
①レギュラーシーズン
②プレーイン
③プレーオフ
④ファイナル
プレーインとは、カンファレンスごとに7〜10位の4チームがプレイオフの第7シードと第8シードをかけて戦うトーナメントのことです。
これまで東西の各上位8チームがプレーオフに出場できていましたが、プレーインの導入により、東西上位6チーム+プレーイントーナメントを勝ち抜いた東西上位各2チームという仕組みになっています。
つまりプレーインは、レギュラーシーズンとプレーオフの間で開催されるトーナメントのことです。
プレーオフ以外にも知っておきたいNBA独自ルール
国際バスケットボール連盟のルールとは異なるNBAの独自ルールが存在します。これを知っていると、バスケットがさらに楽しめるようになるでしょう。
パーソナルファウル6つで退場
試合中の違反行為は6つで退場となります。
試合でスポーツマンシップに違反するような言動や乱闘が起きた場合には、テクニカルファウルになり、相手チームに1回のフリースローとボールの保持権が与えられることが基本です。
ほかにも明らかに相手を侮辱するような悪意のある言動は、フレグラントファウルと呼ばれ、2回のフリースローとボール保持権が与えられます。
一発退場となるような行為をした場合には、罰金2000ドル。さらには出場機会の停止などの処置がとられます。
タイムアウト
2016-2017シーズンまでは、90秒で前後半合計6回、20秒タイムアウトが前後半各1回でした。
しかし2017-2018シーズンより、タイムアウトが前後半合計7回に変更されています。オフィシャルタイムアウトは各クォーター2回です。
タイムアウトの申請はヘッドコーチのみならず、プレー中にボールを保持しているプレイヤーも可能です。
まとめ
NBAは世界中で人気のプロバスケットボールリーグです。
プレーオフや試合のルールをしっかり理解すれば、さらに盛り上がりながら観戦できるはず。
日本人選手の活躍も増えているので、見応えがありますよ。
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