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「子供とスポーツ」を考える

子供のスポーツに親はどこまで関わる?適度な距離感とは?

子供の体力低下や運動不足は社会問題にもなっています。運動不足解消や技術の習得はもちろん、コミュニケーション能力や心の成長のために、子供にスポーツを習わせるご家庭も多いでしょう。

より子供の成長を促すために、親はスポーツをする子供とどのように接すればいいのでしょうか。適切な距離感をはじめ、親が注意すべきことや子供の自主性を育むポイント、応援のコツをご紹介します。

子供のスポーツと適切な距離感

子供がスポーツをやるのなら、上手になってほしいと願う方は多いのではないでしょうか。我が子を応援したい気持ちは自然なもので、悪いものではありません。しかし、行き過ぎるとただの「親の願望」になってしまうことを忘れてはいけません。

スポーツを行うのは子供自身です。それを踏まえて、適切な距離を取ることが重要です。

また、親の日常的な振る舞いはもちろん、自分のプレーでどんな反応をするのかまで、子供は親をよく見ています。親は子供に多大な影響を与えていることを自覚しましょう。

では、具体的にどのような距離感や態度でスポーツをする子供と接すればよいのでしょうか。

スポーツ中

遠くから見るに留めましょう。

大人が子供の輪の中へ入っていくと、子供は良くも悪くもプレッシャーを感じ、集中力が乱れてしまいます。子供の自主性や積極性を育てるためにも、大人は口を出さずに見守りましょう。

日常生活

あれこれ指図せず、子供のやる気を引き出すような声掛けをしましょう。また、チームやコーチに対して意見や不満があっても、親が子供の前でそれを話すことは信頼関係に水を指すことになります。指導内容に疑問がある場合は、子供のいない場でコーチに直接聞くなど工夫しましょう。

悪影響を与えないために親が注意すべきこと

スポーツをする子供に悪影響を与えないためにはどうすればいいのでしょうか。親が注意すべき点は次の2つです。

  • プレッシャーを与えないこと
  • 過保護になりすぎないこと

プレッシャーを与えないこと

親は子供にプレッシャーを与えないことが何より重要です。

競技中に外から指示を出してしまったり、ネガティブな応援をしてしまったり、ミスや結果が出ないことを叱ってしまうと、子供の目標が「親の期待に応えること」になってしまいます。

親の顔色をうかがっていて、スポーツを楽しめるでしょうか。過度な期待はせずに、相談されたら応える、くらいの余裕を持って見守りましょう。

過保護になりすぎないこと

子供が幼いうちは、親が先回りしてあれこれ手伝うのは当たり前です。しかし、子供が小学生になり、学校や習い事などのコミュニティに属するようになったら、「見守る」ことも必要です。

親は答えを提示するのではなく、子供の自主性を伸ばすために「どうすればいいかな?」と考えるよう誘導してみましょう。

指示を控えて子供の自主性を育もう

子供の自主性を育むポイントは次の3つです。

  • 教えすぎない
  • 自分で考えさせる
  • 子供のやる気を高める

これらのポイントを踏まえ、子供と一緒に目標設定をしてみましょう。

自主性を育む目標設定

親子でそれぞれ人生の夢や目標を考えてみましょう。無茶だと思えるような目標でも否定してはいけません。その夢を実現するために、どんな目標が必要なのかを50年後・30年後・10年後……1ヶ月後・一週間後・明日、と細かく落とし込んでみましょう。

その際、夢を叶えるための手段は親が教えるのではなく、子供自身に調べさせることがポイントです。

最初はうまくできなくても問題ありません。そんなときこそ、親が子供のお手本となってサポートする場面です。できるだけ具体的な期間や数字を盛り込みながら、1ヶ月ごとに目標を見直しましょう。
定期的に行うことで、より具体的に「やるべきこと」がイメージできるようになります。子供は自分で決めた目標には少なからず責任感を持つものです。

成長を後押しする応援のコツ

子供が練習や試合に集中しているときは、声をかけずに見守ることが最適です。では、子供の成長を促す応援とはどのようなものなのでしょうか。
それは競技について具体的にアドバイスすることではなく「成長のために子供の背中を押す」ことだと理解しておきましょう。

練習中や試合中の応援

試合中の応援は、拍手とともにポジティブで子供の行動を励ます以下のような言葉をかけましょう。

  • いいね
  • ドンマイ
  • ナイストライ

練習中や試合中以外の声かけ

練習時間外には、子供が自分で考えるのを促す以下のような言葉をかけましょう。

  • 目標は達成できそう?
  • (試合中の)あの動きはなにを目的で行ったの? それはうまくいった?
  • なにをすればもっと上手になれるかな?

小学生に向けて親が技術的で難しいアドバイスをする必要はありません。
勝てたら「おめでとう」と褒め、負けたら「また頑張ろう」と励ますだけで充分なのです。

まとめ

子供を大切に思うからこそ、あえて距離を取るのは難しいかもしれません。しかし、親はあれこれ指示をしたり、ネガティブな言葉をかけたり、「ご褒美」を提示したりするのではなく、子供の努力を評価したり、具体的な目標を設定させたりするべきです。

子供が楽しんでスポーツを行えるよう、親は適切な距離から見守る忍耐が必要だと言えます。

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