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プロ野球選手になるには?メジャーリーグまでの道のりを徹底解説!

数あるプロスポーツ選手の中でも、とくに人気なのがプロ野球選手です。最高のプレイで多くの観客を感動させるプロ野球選手に憧れる人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、プロ野球選手になる方法や活動内容、メジャーリーグに行くにはどうしたらよいかを詳しくご紹介します。

プロ野球選手になるには

プロ野球選手になるには、まずは少年野球(小・中学校や地域のチーム)に入り、野球の基本をしっかり身に付けることです。
少年野球では、「バッティング」「投球」「守備」「走塁」などの技術的なことはもちろん、礼儀人との接し方も学ぶことができます。

その後は、高校の硬式野球部に入部するのが一般的ですが、なかには大学野球・社会人野球のチームに入り野球技術を磨く人もいます。なお、日本のプロ野球リーグは12の球団があり、いずれかに所属することでプロ野球選手になることが可能です。入団方法は、次の2通りがあります。

①ドラフト制度
ドラフト制度とは、球団から指名されて入団する仕組みのことです。各球団のスカウトは、日頃から全国大会や地区大会、時には中学校の大会まで足を運び、将来有望な選手をチェックしています。そして、その情報をもとに各球団は獲得したい選手の名前をドラフト会議で発表し、選手との交渉権を獲得するのです。指名された選手は、球団と交渉し、お互い納得すれば契約・入団という流れになります。球団からドラフト指名されるには、「スカウトの目に留まること」がとても重要です。

入団テストを受ける(※入団テスト内容や応募資格は球団によって異なります)
各球団が行っている入団テストに応募し、テストに合格するとプロ野球選手になれます。この場合、「17歳以上24歳以下」や「身長175cm以上」など球団によって様々な応募資格があるので注意が必要です。入団テストには、1次と2次があります。

1次テストの内容は、基本的に50m走や遠球などです。2次テストは、投手ならピッチング、野手はバッティングマシーンなどを用いたフリーバッティングや守備を行い、合否が判定されます。テストに合格すると、その年のドラフトで指名され、プロとして入団となります。
しかし、合格者が1人もいないこともあるなど狭き門となっており、合格するにはかなりの努力や技術が必要です。また、入団テストを実施していない球団もあるので、事前にしっかり確認しましよう。

メジャーリーグまでの道のり

日本のプロ野球で活躍せず、メジャーリーグにいきなりデビューするのは難しいです。メジャーリーグを目指すのであれば、まずは日本のプロ野球の球団に入団し、活躍してからがよいでしょう。
しかし、日本のプロ野球界から優秀な選手が次々とメジャーリーグへ移籍されては困るので、プロ野球選手がメジャーリーグへ移籍するためのルールが設けられています。メジャーリーグへ移籍するには次の3つの方法があります。

①海外FA権を行使する
FAとは「フリーエージェント」の略で、選手が自由に球団と契約できる権利のことです。FA権には国内球団と選手契約を結ぶことができる「国内FA権」と、海外の球団も含めすべての球団と選手契約を結ぶことができる「海外FA権」の2種類があります。国内FA権を獲得するには8シーズン、海外FA権を獲得するには9シーズンの1軍登録日数が必要です(※1シーズン=145日)。

②ポスティング制度を利用する
海外FA権を獲得するには時間がかかることから、若い選手がメジャーリーグに移籍できるようポスティング制度が設けられています。ポスティング制度とは、海外FA権を取得していない所属選手の移籍を認め、対価となる譲渡金を設定し、メジャーリーグの球団に告知(ポスティング)するものです。契約を希望するメジャーリーグの球団があれば選手と交渉し、契約を結ぶことができます。

③自由契約になってメジャーリーグに行く
自由契約とは、球団との契約が解除された後、まだ現役として野球を続けたい選手がどの球団とも自由に交渉・移籍してもよいというものです。海外FA権を獲得するには時間がかかることから、メジャーリーグへどうしても挑戦したい選手が自ら球団に申し出て自由契約にすることがあります。
しかし、ポスティング制度や若い主力選手を自由契約にし、メジャーリーグとの契約を認めても日本の球団にはメリットがないことから、若い選手がこの方法でメジャーリーグに移籍することは難しいでしょう。

プロ野球選手の活動内容

プロ野球選手の活動内容は、主に2つあります。

①公式戦に出場し、ほぼ毎日練習や体力トレーニングを行う
プロ野球選手は、毎年3月もしくは4月から10月まで、公式戦(ペナントレース)114試合を行います。
プロ野球の球団には1軍と2軍があり、公式戦に出るには1軍に入らなければなりません。しかも、1軍のベンチに入ることができるのはわずか25人。さらに、野球のポジションは9つしかないので、厳しいポジション争いが繰り広げられます。そのため、どの選手も毎日厳しい練習や体力トレーニングを行っています。学生時代に体を鍛えてきた選手でさえ、プロの練習は厳しく、なかには音をあげる人もいると言われるほどです。

②ファンサービス
球団として収入を得るには、ファンの人たちに直接球場に足を運んでもらい、入場料やグッズ販売などの収入を確保しなければなりません。ファンに感謝の意を表すために、球団は様々なイベントを用意します。それらに参加することもプロ野球選手の大事な仕事のひとつです。

まとめ

プロ野球選手になれば好きな野球が毎日でき、それでお金をもらえるならこんな幸せなことはないでしょう。しかし、成績次第では年俸が下がったり、契約を打ち切られたりすることもあるなど厳しい仕事です。

プロ野球選手になるためには、技術を磨き続ける向上心やそれを支える忍耐力が必要だと言えます。

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