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野球の歴史・競技人口・ルール・大会【スポーツ辞典】

日本人にとって国民的スポーツといえる「野球」ですが、みなさんは野球についてどのくらいご存じでしょうか。

「野球はいつ、どこで始まったの?」「日本の野球のレベルは?」など、意外に知らないことも多いもの。

ここでは、野球の起源・歴史や、世界や日本での競技人口、世界から見た日本女子&男子の強さのレベルなどを詳しくご紹介します。

野球の起源・歴史について

野球の起源は、先史時代の狩りの手法にあると言われています。

当時の狩りでは、現在の野球ボールとほぼ同じ大きさの石を用いて獲物を仕留めていたとされ、この大きさが早く走る動物を的確に仕留めるのに最適だったようです。

アフリカの地中海沿岸で実際に狩りに用いられた石が発見されました。

また、古代エジプトでは王様が棒で球を打ち、どう飛ぶかで農作物の出来を占う儀式が行われていたことが絵に残されています。

その後12世紀頃のフランスで、2チームに分かれ、2本の杭の間に手足や棒を使ってボールを通す「ラ・シュール」というスポーツが誕生。

これが球技全般の原型であり、イギリスに伝わって袋に小石を詰めたボールを使った「ラウンダーズ」というスポーツになりました。

さらにアメリカに渡り「タウンボール」となって、現在の野球になったと言われています。

日本における野球史について

日本に野球が伝来したのは1872年(明治5年)のこと。

第一大学区第一一番中学(現在の東京大学の前身)のアメリカ人教師ホーレス・ウィルソンが生徒に伝えたことが始まりです。

1878年(明治11年)に平岡熈が日本初の野球チーム「新橋アスレチック倶楽部」を結成

1894年(明治27年)には中馬庚がベースボールを野球と訳しました。

1905年(明治38年)には、早稲田大学野球部がアメリカに遠征し、野球の技術や用具を持ち帰ったことが日本の野球発展や普及につながります。

その後、全国中等学校優勝野球大会(現在の夏の甲子園大会)が始まりました。

昭和に入って大リーグチームが来日し、日本チームと対戦したことにより職業野球チームが結成され、現在のプロ野球へと発展していったのです。

野球と関連のあるスポーツ・派生したスポーツ

野球から派生したスポーツに「ソフトボール」があります。

基本的なルールなどは野球とほぼ同じですが、野球と大きく違う点は「ボールの大きさ」「競技場の広さ」「投手・捕手間の距離」です。

ボールの大きさは円周12インチで、それを細くて短い3号バットで打つので、打球が野球に比べ飛距離はあまり伸びません。

また、投手・捕手間の距離は、野球が18.44mなのに対しソフトボールは13.11m。各塁間は18.29m(野球は27.43m)、野外フェンスまでは67.06m(野球は76.199m以上)となっています。

そのため、競技場も野球場より小さくて済みますし、運動範囲も狭いことから老若男女楽しめるスポーツとして人気です。

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ソフトボールの歴史・競技人口・ルール・大会【スポーツ辞典】

野球の競技人口について

日本において野球はメジャーなスポーツですが、実は世界ではマイナーなスポーツです。各スポーツの競技人口を見てみましょう。

世界の競技人口は、最も多いバスケットボールが約4億5,000万人、続いて多いサッカーが2億5,000万人なのに対し、野球の世界の競技人口は約3,500万人とはるかに少ないのです。

世界において野球がメジャーになれない理由として、「ルールが難しい」「試合時間が長い」「用具代が高い」などが挙げられています。

また、日本国内の野球競技人口は減少傾向が続いています。

特に子供の競技人口が減少しており、中学生の軟式野球の競技人口は2007年の約30万人から2018年には約17万人と、約半分になっているのです。

野球のルールについて

・人数
野球は9人対9人で攻撃と守備を交互に行い、点を取り合うゲームです。選手の交代は何人でもできますが、一度交代した選手はその試合に出ることはできません。

・勝敗の決まり方
基本的に9回までに点を多く取った方の勝利です。

・点の取り方、守り方
攻撃側は1人ずつ順番にバッターとしてホームベースの横に立ち、守備側の球を投げる選手(ピッチャー)が投げたボールをバットで打ちます。

ボールを打ったらホームベースからスタートし、1塁ベース・2塁ベース・3塁ベースの順に踏んで回り、ホームベースに戻ると1点獲得です。守備側はバッターが打ったボールを取ったりして点を取られないように守ります。

バッターが3回空振りする、または打ったあとボールを持った守備側の選手にタッチされる、などでアウト。3つのアウトを取ると攻撃と守備が交代します。

野球の国際的な大会について

野球には3大国際大会があります。

・ワールド・ベースボール・クラシック(WBC
メジャーリーグベースボール機構(MLB)とMLB選手会が結成したワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)が主催する、世界一を決める国際大会。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が公認しています。

・オリンピック野球競技
1904年セントルイスオリンピックで初めて公開競技として実施され、1992年バルセロナオリンピックから正式種目となり5大会連続で実施されました。

・WBSCプレミア12
世界野球ソフトボール連盟主催で、2019年から開催されている国際大会。4年に1度開催されています。

世界から見た日本女子野球日本男子野球の強さのレベル

日本女子野球の強さは世界でもトップレベルで、2年に1度開催される女子野球ワールドカップ(WBSC)では、2008年から6大会連続で優勝しています。

続いて日本男子野球の強さのレベルですが、日本プロ野球リーグ(NPB)はメジャーリーグ(MLB)に次いで高いレベルです。

また、WBCでは2回優勝するなど国別の強さで見ても日本男子野球はトップレベルだと言えます。

まとめ

日本のプロ野球からアメリカのメジャーリーグに挑戦し、活躍する選手も多くなりました。

世界的に見ればマイナーなスポーツと言えるかもしれません。

しかし、日本野球の技術や歴史などの背景を知ることで、国際大会などを通して観戦する際にワクワクする体験ができるでしょう。

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