オリンピックや世界選手権をはじめとする国際大会で、日本人選手が活躍するバドミントン。
これまで日本では、トップアスリートの多くが実業団に所属しておりましたが、近年、男女ともにプロ選手へ転向するケースがでてきました。
選手の知名度、そしてバドミントンというスポーツ自体の人気も高まっており、世界トップクラスの実力を持つ日本選手が多数いるスポーツと言えるのではないでしょうか!?
そこで、バドミントン選手のプロと実業団の違いや気になる年収やお金の事情を徹底解説します。
【日本】バドミントン選手の年収
日本で活躍している方バトミントン選手は、大きく2つに分けると実業団所属かプロ選手となります。
実業団所属の選手とプロ選手の年収面で大きく異なるのは、所属先企業からの給料が保証されているか、いないかです。
日本ではトップアスリートのほとんどが実業団に所属して活躍しています。
バドミントン選手の年収は主に所属先からの給料、スポンサーとの契約料、大会の成績に応じた賞金となっています。
プロ選手の場合、所属先からの給料はなしです。
所属先からの給料は数百万~1000万程、大会の成績に伴う賞金については2019年当時、世界ランキング1位だった桃田賢斗選手で約5500万円獲得していました。
一流の選手となるとスポンサー契約なども合わせて、億単位の年収になることも!
選手全体の平均年収は500~1000万ほどといわれています。
【日本】最も稼いでいるバドミントン選手の年収
近年では、日本バドミントン界でもっとも稼いでいるトップアスリートといえば、男子では桃田賢斗選手、女子では山口茜選手です。
国際大会が通常通り行われていたコロナ禍前の2019年に、桃田選手は約5500万、山口選手は約2500万円の賞金を獲得していました。
なお、日本のバドミントン協会のルールで獲得賞金の10%は協会に上納することとなっています。
日本人選手の最高額の賞金を獲得している桃田選手は、その他にCMをはじめとするスポンサー契約も結んでいます。
所属先の給料と合わせて1億円超ほどが年収といえるのではないでしょうか。
【世界】最も稼いでいるバドミントン選手の年収
世界で最も稼いでいる選手として名前が上がるのが、中国バドミントン界のスター林丹(りんたん)選手です。
世界選手権3連覇も成し遂げた一流選手の林丹選手の最高年収は4億円程だったといわれています。
大会による獲得賞金だけでなく、国からの報奨金、スポンサー契約料がその多くを占めていたそうです。
バドミントン選手の年収は実力に加えて、スポンサー契約料、国からの報酬によって大きく左右されます。
年収や選手の環境が日本でもどんどん整っていく可能性は大いにありそうです。
プロ転向する日本人選手も
世界的に見てもプロ選手の少ないバドミントンの中で、日本では池田信太郎選手、奥原希望選手がプロ転向をしており、選手の待遇、環境が少しずつ変わってきています。
実業団に所属しないことで得られるメリットは、トレーニングや大会出場の日程を自分で調節できるため、コンディショニングがしやすいという点です。
その反面、練習場所の確保、資金調達が課題となります。
プロ選手の年収は、主にスポンサー契約料と大会での獲得賞金となっており、より実力が問われることとなります。
近年、プロ転向した池田信太郎選手は、海外遠征のための資金をクラウドファンディングで調達する試みで話題となりました。
まとめ
バドミントン選手の平均年収は500~1000万ほどで、トップアスリートになると億を超えることがあります。
大会の獲得賞金も上がり、選手の待遇や競技としてもどんどん発展しているスポーツの一つ「バドミントン」。
競技のルールだけでなく、選手のお金の事情まで知ってみると、より競技をさまざまな視点で楽しめますね。
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