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ラグビーの歴史・競技人口・ルール・大会【スポーツ辞典】

ラグビー日本代表の活躍をきっかけに、ラグビーを始めた人やラグビーを観るようになった人も多いでしょう。

ラグビーをさらに楽しめるように基本情報をお届けします。

ラグビーの起源・歴史について

ラグビーの正式名称はラグビーフットボール。イギリスのパブリックスクールで行われていたフットボールから生まれました。

1823年、ラグビー校で行われたフットボールの試合中に、ウェブ・エリス少年が、突然ボールを持って走り出したのが始まりとされています。ルールが成文化されたのは1845年。イングランド・ラグビー協会が設立されたのが1871年のことです。

このようにイングランドで発展したラグビーは、19世紀後半には世界へと伝わっていきました。

日本におけるラグビー史について

1899年、慶應義塾大学に教師として赴任していたE.B.クラークと、ケンブリッジ大学を卒業して帰国していた田中銀之助が慶応の学生に指導したのが日本ラグビーの起源とされています。
その後、大学を中心に日本のラグビーは発展しました。

また、社会人(当初の名称は実業団)ラグビーは、大正末に始まります。1949年に全国社会人大会がスタートし、7連覇した新日鉄釜石(1978~1984年優勝)・神戸製鋼(1988~1994年優勝)の活躍を覚えている人もいるでしょう。

2003年には大会の歴史に幕が閉じられますが、同年にオープン化(プロも参加可能)された新しいトップリーグが誕生します。

なお、ラグビー日本代表の活躍と言えば、ひとつは第8回ワールドカップ・イングランド大会(2015年)で、強豪・南アフリカに勝利したこと。

もうひとつは第19回日本大会(2019年)で初めてのベスト8入りを果たしたことでしょう。

ラグビーと関連のあるスポーツ・派生したスポーツ

ラグビーと関連のあるスポーツを3つ紹介します。

7人制ラグビー(セブンズ)
オリンピックでは、2016年のリオデジャネイロ大会から採用されました。フィールドの大きさが15人制と同じで、1チーム7人で行われます。1人がカバーするスペースが大きくスピーディーな展開が魅力です。

ルールは15人制に準じていますが、競技時間は前後半7分ずつの14分でハーフタイムは2分。チームごとに1日2~3回の試合をこなすことになります。

・車いすラグビー
パラリンピックで実際の競技を見て、その激しさに驚いた人も多いでしょう。バスケットと同じ広さのコートで、バレーボール大の専用ボールを使い、専用車いすの選手が4対4で対戦します。相手側のトライラインを越えてボールを持ち込むと得点になります。

・タグラグビー
小中学校の体育の授業などで実施されています。安全のために接触プレーは禁止で、タックルの代わりに相手の腰のタグ(短いひも)を取って攻撃を防御します。
1990年代の初めにラグビー普及の一環としてイギリスで生まれました。

ラグビーの競技人口について

日本の競技人口を、「日本ラグビーフットボール協会」の登録者数で見てみましょう。

2021年は91,861(男 86,738 女5,123)人、2020年は96,713(男 91,631 女5,082)人です。総数、男子の登録者数は減ってしまいましたが、女子の登録者数は微増しています。

世界の競技人口は、World Rugbyの公開情報によると、2018年の登録者数は350万人、非登録者数が610万人、合計960万人で、そのうち女子は270万人となっています。

ラグビーのルールについて

ラグビーは、相手の守備に対応しながら、相手陣地の奥の方へ楕円形のボールを運ぶスポーツです。

人数は1チーム15人で、試合時間は前後半40 分の合計80分、ハーフタイムは15分。ノーサイド(終了)になるまでに点を多く取ったチームが勝ちとなります。得点方法は、最大得点数のトライ(5点)と、トライ後のコンバーションキック(2点)、ペナルティキック(3点)、ドロップゴール(3点)の4つです。

そして覚えておきたい反則は3つ。ボールがある位置よりも前でプレーをする「オフサイド」、ボールを前に落とす「ノックオン」、前に投げる「スローフォワード」です。

反則があるとゲームが中断されますが、軽微な反則(ノックオン、スローフォワードなど)ではスクラム、比較的重い反則(オフサイドなど)ではペナルティキックにより再開されます。

よくラグビーで見かける両チーム8人ずつで押し合うプレーがスクラム。
実は、あの中でボールを奪い合っています。敵のスクラムを押し崩し、スクラムの中からボールを蹴り出して試合を再開させるのです。スクラムを組む人はフォワード(FW)、後方でトライをねらう7人はバックス(BK)と呼ばれています。

ラグビーの国際的な大会について

ラグビーの国際的な大会と言えば、ワールドカップオリンピックでしょう。第1回ワールドカップは1987年、ニュージーランドで行われました。2019年に行われた日本大会(第9回)は、初めてアジアで開催されたワールドカップになります。

オリンピックは、15人制ラグビーがパリ大会(1900年)、ロンドン大会(1908年)、アントワープ大会(1920年)、パリ大会(1924年)で実施されました。

その後、長い間正式種目から外れていましたが、リオデジャネイロ大会(2016年)から7人制ラグビーとして復活します。同大会は、女子ラグビーが初めてオリンピックに参加した大会となりました。

世界から見た日本女子ラグビー日本男子ラグビーの強さのレベル

まずは日本女子の世界ランキングです。2003年~2019年は16位~19位をキープし、2020年、2021年(7月時点)は12位と躍進しています。

ワールドカップ女子大会では、日本は第1回(1991年)、第4回(2002年)に出場、ブランクを経て第8回アイルランド大会(2017年)に出場して順位は11位でした。
2022年開催予定の第9回ニュージーランド大会では、目標であるベスト8入りに期待が膨らみます。

日本男子の世界ランキングは、2004年20位、2005年~2008年18位、2009年16位、2014年14位、2015年に11位とアップし、過去最高の8位になったのが2019年。2021年7月時点のランキングは10位です。ワールドカップ男子大会は、第8回イングランド大会(2015年)での南アフリカ戦勝利に熱狂した人も多いでしょう。

2012年より代表監督を務めたエディ・ジョーンズの指導力と選手の努力が花開いた瞬間でした。第9回日本大会(2019年)では初めてのベスト8入りを果たして、日本中が湧きあがりました。

まとめ

少年団からマスターズまで、ラグビーは幅広い年代で行われているスポーツです。

さらなる普及を願うとともに、日本代表のこれからの活躍を楽しみにしたいですね。

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