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【保存版】ソフトボール投げのコツは〇〇!体力テストに備えよう!

小学生の新体力テストで実施される「ソフトボール投げ」。

単純にボールを遠くに投げるのですが、慣れていないと実は難しいことだらけ。ボールの握り方や離すタイミングなどがよく分からず、「もっと上手くできるはずなのに!」と悔しい思いをすることになりがちです。

でも大丈夫。ソフトボール投げには簡単に上達できるコツがあるのです。

ここでは体力テストにも役立つ、ソフトボール投げのコツを野球とソフトボールのプレー経験がある筆者がご紹介します。

ソフトボール投げのコツ①小さなボールで練習

小学生がソフトボール投げを練習するとき、まず戸惑うのが、ボールの大きさではないでしょうか。ソフトボール投げでは1号のソフトボールを使いますが、小さな子どもにはこれでも大きすぎるため、つい鷲掴みで持ってしまいがち。そしてボールを落とさないように気をつけながら投げることになってしまいます。そのまま練習すると、小さなフォームが身についてしまうことに。これでは距離は伸びません。

そこでまずはテニスボール程度の大きさの軽いボールで練習するのが上達への近道です。

正しい握り方を身につける

小さなボールを使っても鷲掴みをしてしまう子どもはたくさんいます。しかしそれでは腕を早く振ったときにむしろすっぽ抜けることに。まずは正しい握り方を覚えることが重要です。人差し指と中指を真上に、親指を真下にして、上下から挟むのが正しい握り方。ソフトボールに持ち替えたときに手が小さくて不安定になる場合は、人差し指と中指に薬指を加えた3本で上から押さえるようにします。

サイドステップから投げる

文部省の新体力テストの実施要項には明記されているのにあまり学校では教えてくれないのが、ステップ。小学生、特に低学年の場合はサイドステップからの投球がうまくできず、ラインからはみ出してしまうため、ノーステップで投げるようにしている子が多いのです。

しかし文部省の実施要項にははっきり「投球のフォームは自由であるが、できるだけ『下手投げ』をしない方がよい。また、ステップして投げたほうがよい」と書かれているのです。

そして実際にノーステップ投球とステップからの投球では距離に大きな差が。

そこで、まずはサイドステップだけの練習をして、次にサイドステップから投げる流れを練習。ここでは特にコツを教えなくても、繰り返していれば自然に体の動かし方が分かってくるはずです。

ソフトボール投げのコツ②フォームの練習

サイドステップから投げるタイミングが分かってきたら、投げるフォームを作っていきます。ここでもいくつかのポイントを押さえれば、上達は早くなるはずです。

肘を肩より高く上げる

サイドステップをしながら肘を肩より高く上げます。するとごく自然に肩が後ろに引かれた状態になります。肘を上げることで体の捻りを使う準備ができるのです。

肘の位置が低いままだと腕だけを使った横投げになりやすく、肘を痛める原因にもなります。

ステップの最後はまっすぐ踏み出す

サイドステップしてきて最後に投げるときのステップでは、投げる方向に向かってまっすぐ踏み出すことを意識します。これで力がまっすぐ前に向かい、ボールの方向が安定しやすくなります。

ここで重要なコツは、つま先をまっすぐ前に向けること。こうすることで次に説明する腰の回転も始めやすくなります。

ステップの最後に腰を回転する

投げる時に使う力は「ステップの勢い腕の振り」ではなく、「ステップの勢い&体重移動腰の回転肩の回転腕の振り手首のスナップ」。

ステップの最後に利き腕と反対側の足をまっすぐ前に出したら、体重移動しながら腰を回転させ、その勢いで肩が回転。腕が引っ張られる形で大きく振られて投げることになります。

実際にはその全てを意識するのは子どもには大変なこと。そこでまずはステップの最後に胸を正面に向けることを意識すれば、体の回転が身につきやすくなるはずです。

肩ではなく肩甲骨を意識する

ボール投げに慣れていないと、つい肩で投げてしまいがちです。しかしこれは肩の関節を痛める大きな原因。しかも距離も伸びません。腰の回転を使ったら、肩は使わず、肩甲骨を回すよう意識し、後ろから前に出します。

こうすると肩は大きく自然に回り、腕の振りも大きくなりやすいのです。

体の前で離す

慣れていない子どもはボールを離すポイントが体の真上を通過した辺りになりがちです。しかしこれでは力がうまくボールに伝わりません。遠くへ飛ばすためのコツは、体のなるべく前の方で離すこと。こうすれば最も大きな力をボールに伝えることができます。なるべくギリギリまで溜めて投げるよう意識します。

斜め45度を意識する

実際のソフトボール投げは、少し上を見て30度から35度上に向かって投げると距離が伸びやすくなります。しかしその角度を狙うと意外と低くなりがち。そこで初めのうちは斜め45度を意識して投げるのがコツです。

手首のスナップを効かせる

最終的に距離を出すためのコツは、手首のスナップを使うことです。体重移動から腰、肩、腕と伝わってきたエネルギーを最大限伝えるのがスナップ。手首のスナップは方向や角度のコントロールにも需要なポイントです。

まとめ

ソフトボール投げは運動のタイミングをとる調整能力を測る項目。小さな子どもには少し難しい面もあります。しかしそれだけに少しコツを覚えれば大きく記録が伸びるという面も。まずは正しいボールの握り方から始めてステップアップしていけば、1日の練習でもかなり上達できるはずです。

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でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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