「初めてのボルダリングでどうすれば良いか分からない」「今よりレベルアップしたいけど、行き止まりを感じている」このような悩みを持つボルダーは多いものです。
そこで本記事では、ボルダリングが上達するコツをご紹介します。
上手くなる人の共通点は、自分の自己分析をしながら、マネをできる人。紹介しているコツを参考にして、トレーニングに活かしましょう。
ボルダリングで注意すべきポイント
ボルダリングが上達する人としない人の違いは何でしょうか。ここでは、上達しない人に共通する原因を解説します。
まずは原因を知って改善してみましょう。
自己流でやらない
ボルダリングが上達しない1つの原因に、自己流でやってしまうことが挙げられます。上手な人の手本がある場合は、ひたすらマネをすることから始めてください。
もちろん、自分の考えを持ってボルダリングに取り組むことは大切です。しかし、それでは限られた時間を無駄にしかねません。
反対に上達が早い人は、上手い人のマネをするのが得意です。自分を頭の中で客観的に分析し、自身のクライミングに活かせます。
自分と上手い人の違いは何かを考えながら練習に取り組むと、上達が早まるでしょう。
目標を持つ
ボルダリングを上達したいと考えているなら、目標を持って取り組みましょう。なぜなら目標があると、現状から逆算して何をすべきかを確認できるためです。
とくに初心者の段階では、目の前の課題に取り組むことで盲目になりがちです。「今日は○○まで登る」「今月はこれを強化する」など大まかでも良いので、目標を設定してみましょう。
また目標があれば、時間を持て余すこともありません。ボルダリングをする時間を最大限に活かすため、さらにはモチベーションを維持するためにも、取り組んでみてください。
環境を整える
ボルダリングが上手くなるための環境が整っていないと、上達は難しいものです。
上手くなる環境とは、周りに中級者以上のボルダーがいる、インストラクターがいるなど。また「ボルダリングが上手くなりたい」と考えている仲間でも良いでしょう。
仲間がいると、周りの人の登り方を観察しながら、練習できます。モチベーションが下がってしまうような場面でも、仲間の存在はありがたいものです。
とはいえ、単純に見るだけでは上手くなりません。あくまで自分の頭で考えながら修正しましょう。
自分の課題が見つかった際でも良いので、同じ志を持っている人で刺激し合える環境を作ることが重要です。
ボルダリングが上達する4つのコツ
初心者がボルダリングを上達させるためのコツをご紹介します。
スキルアップを目指すためには、これまでの登り方を確認しながら取り組んでみてください。
自分の苦手や弱点を知る
まずは自分の苦手な点や弱点を知ることから始めましょう。簡単にメモで書き出すこともおすすめです。客観的に見つめ直せば、トレーニングにも活かしやすくなりますよ。
ボルダリングの仲間がいれば、登っている途中の動画を撮影してもらいましょう。苦手をなくすために有効なので試してみてください。本気で登るように意識すれば、より効果的です。
そして苦手や弱点を知ったあとは、自分のレベルに合ったコンペや道場に参加しましょう。ボルダリングはほかのスポーツとは異なり、開催場所によって難易度が定められています。
屋外に設置されている岩場は、難易度が一定なので、初心者でも登りやすいでしょう。
キャッチした瞬間に指に力を入れる
ホールドをキャッチした瞬間に指に力を入れて、しっかりと固定しましょう。せっかくホールドに手がかかっても、指が外れては登れません。
身体が落ちる前に手を出し、次のホールドをよく観察してください。また身体の反動を利用して、キャッチする場合は、まるで宙に浮いているかのような感覚を覚えます。
その瞬間に反応できるように、繰り返し練習しましょう。コツは飛び出す前にお尻を突き出すこと。身体を振り子のように揺らすと、よりキャッチしやすくなりますよ。
上半身と下半身の動作は同時におこなう
次のホールドが遠い位置にある場合は、上半身と下半身の動作を同時におこないましょう。
まずはお尻を突き出し、フットホールドを足のつま先で捉えます。このとき、腕は伸びきっている状態にしましょう。
登り始めはつま先ではなく、足全体で捉えます。飛び出す直前に体勢を変えてみてください。
そして、足の蹴り上げと同時に両腕を一気に引きつけて、目標に向かいます。目線は常に次のホールドに定めることが大切です。
あとは勢いをつけて一気にジャンプ。ホールドは片手または両手のどちらでも良いでしょう。
進行方向に対して重心移動をする
移動する際は、進行方向に対して重心移動を心がけましょう。スタートのポジションでは、重心をしっかりと安定させます。
左から右に移動する場合は、左足のフットホールドに重心がある状態です。そして徐々に右に向かって、お尻を移動させます。右のフットホールドに身体をなるべく近づけましょう。
とにかく重心移動と身体の動きを同時におこなうことが大切です。安定していないまま移動すると、不安定になるので、注意してください。
まとめ
ボルダリングの基本フォームは身体を壁に対して正面にすることがポイントです。頭でイメージトレーニングをするほか、腕や指も鍛えておきましょう。
慣れるまでは時間がかかりますが、一度コツを覚えると、スムーズに応用ができます。最後まで諦めずに練習を続けましょう。
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