競技としてだけでなく、趣味にできるスポーツとしても人気のボルダリング。子供の習い事としても注目のスポーツです。
ボルダリングジムの中には、キッズボルダリングコースや親子で競技を楽しめる場所もあります。
今回は、ボルダリングを始めるメリットやジムの選び方まで徹底解説します。
ボルダリングってどんなスポーツ?
ボルダリングとはスポーツクライミングと呼ばれる競技の中の一種目です。高さが3m~5mほどの壁にホールドが設置してあり、競技者はこのホールドを使って壁の上部にあるゴールを目指します。
コースの難易度によって、選手がホールドや体の使い方を自分で見極めるのが、ボルダリングの特徴です。ジムやスクールによっては子供用のコースや教室が開催されています。
東京2020オリンピックの正式種目になったボルダリングですが、頭と体の両方を使うため、小さな子供の習い事としても注目を集めています。
キッズボルダリングがおすすめの理由
子供がキッズボルダリングをするメリットを3つ紹介していきます。
ボルダリングだからこそ、身につく能力や意外なメリットまで。また、保護者が見守る際のポイントも解説します。
チャレンジ精神が身につく
ボルダリングは、プロの選手でも一度でゴールまでたどり着けない難易度のコースがたくさんあります。キッズボルダリングでも課題を一回で達成できるとは限りません。
一つの課題に何度も挑むなかで楽しみながら失敗を繰り返し、試行錯誤するため、チャレンジ精神が育ちます。キッズボルダリングをする子供を保護者が見守る時は、壁から落ちても笑って見守りましょう。子供にとって良い経験になるはずです。
思考力と自立心が身につく
選手が自分なりの体やホールドの使い方を模索しながら課題に挑むのがボルダリングです。壁から落ちたり、失敗したりするたびにトライ&エラーを繰り返します。
小さな子供が競技を楽しむ過程で想像力や自立心を身に付けられるのが、キッズボルダリングの特徴です。
協調性が身に付くキッズボルダリング
ボルダリングは個人競技ですが、競技をしていく中でコミュニケーション能力や協調性が身に付きます。ボルダリングジムやスクールでは、一つの壁を一度に登れる人数が限られています。
そのときに子供同士で順番を譲り合ったり、登ったりしている選手を応援する中でコミュニケーションが必要となってきます。
プロの選手は、試合ごとに変化する課題の登り方やコツをお互いに伝え合います。競技を通した会話の中で協調性を育めるのが、キッズボルダリングです。
キッズボルダリングにかかる月謝や利用料は?
キッズボルダリングの月謝の相場は、週に2回ほどで1万円前後が相場といわれています。ジムやスクールによっては、1ヵ月通い放題のフリーパスのような制度もあります。子供の意欲や予算と相談して決めましょう。
月謝の他にも入会金や登録料が必要です。ジムによってはキャンペーンで入会金や登録料が無料になるケースもありますが、入会金や登録料の相場は1000円~3000円前後です。
子供のボルダリングを見守る保護者の利用料金もチェックしておきましょう。親子で楽しめるプランや小学生以下の子供の見守りは無料など、ジムによって利用料金は異なります。
月謝や登録料の他には、シューズなどの用具も必要です。シューズの購入に迷っている方は、ジムにあるレンタルシューズを利用しましょう。レンタルシューズの相場は500円前後です。
ジムやスクールの選び方
キッズボルダリングのジムやスクールを選ぶ時、無料体験ができるようなら利用しておきましょう。実際にスクールの雰囲気を子供と一緒に感じられるため、とてもおすすめです。
子供向きのコースがあるジムやスクールを選ぶのもポイントです。ジムによっては4歳ほどの年齢から始められる幼児向きのコースもあります。
親子で楽しめるコースや体験会も探してみましょう。
クライミングシューズを購入する時のポイント
キッズボルダリングをする時に必要なのが、クライミングシューズです。クライミングシューズはソールに柔軟性がある上に、ホールドに足を乗せても滑りにくくなっています。
クライミングシューズは、マジックテープで止めるベルクロタイプ、紐で調節できるレースタイプ、そのまま履くだけのスリッパタイプなど、いくつかの種類があります。子供が履きやすいシューズを選んでみてください。
大人用と子供用ではクライミングシューズに違いがあります。子供用のクライミングシューズは、かかと部分にサイズの調節ベルトがついているのが特徴です。ベルトを使ってサイズが調節できるシューズを選べば、成長期の子供でも一つのシューズを長く使えますよ。
まとめ
人気急上昇のボルダリングは、小さな子供でも楽しめるスポーツです。
壁の登り方を自分で考えながら、全身を使った運動をできるのが魅力です。
幼児から楽しめるジムやコースもあるため、まずは自分の子供にあった場所を探してみましょう。
【関連記事はこちら】⇩
・スポーツクライミングのルールを解説!オリンピックにも選ばれた!