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箱根駅伝とは?毎年盛り上がるお正月の風物詩を徹底解説!

毎年1月の2日と3日に行われる、お正月の風物詩ともいえる箱根駅伝。

2021年時点で97回目という歴史ある大会です。

2日間で東京から箱根の間を往復して行われるこの駅伝は、関東の大学生チーム同士で競われます。往復の走行距離は200km以上!

今回は、予選会や箱根駅伝の本大会で優秀な成績を残したチームのみが走行を許される箱根駅伝の歴史や見どころを、徹底解説します。

箱根駅伝の始まりは大正時代

箱根駅伝が初めて行われたのは、1920年(大正9年)にまで遡ります。大会を主催する中心となったのは、日本マラソンの父ともいわれる金栗四三さんです。

オリンピックに出場しながら、途中棄権を経験した金栗四三さんが、「世界に通用するランナーを育てたい」という思いで創設したのが箱根駅伝です。

ちなみに創設者の金栗四三さんになぞらえて、箱根駅伝で最も活躍した選手に送られるMVPの称号は、金栗賞と呼ばれています。

1920年の第一回大会にあたる「四大校駅伝競走」では、関東にある4校の大学が参加。そこから出場校は増え、1987年にはテレビ放送が開始されます。

以来、お正月の風物詩として、多くの人に親しまれる駅伝大会です。

箱根駅伝のルールや出場資格

箱根駅伝は、関東学生陸上競技連盟に加盟している大学のうち、前回大会でシード権を獲得した10校、予選会を勝ち上がった10校、出場が叶わなかった大学の優秀選手が集められた関東学生連合の合計21チームが出場します。

東京・読売新聞社前から箱根・芦ノ湖間を往路5区間、復路5区間の合計10区間(217.7km)で競う学生長距離界でも最長距離を誇る駅伝です。

1区間ごとに10人のランナーがタスキを繋ぎ、往路優勝復路優勝総合優勝を決めます。

箱根駅伝の見どころを解説!

箱根駅伝を鑑賞する上での見どころ、注目ポイントをご紹介します。

各大学が行っている駆け引きや、数ある区間の中でも注目を集める区間まで。

初めて箱根駅伝を見る方から、箱根駅伝好きの方まで楽しめる要素を徹底解説します。

エースが集う花の2区

全10区間の箱根駅伝の中でも、毎年注目を集めるのが花の2区です。

花の2区と呼ばれる由来は、82回大会までは全区間の中で最長の区間であったことや、2021年時点でも平地で最長の区間のために、そう呼ばれています。

レース序盤ながら平地最長距離の2区には、各大学のエースが出場する傾向があり、毎年白熱した争いが繰り広げられています。

のちにオリンピックに出場した名選手や、外国人留学生たちが火花を散らす姿を楽しめるのが花の2区です。2区は起伏が激しいコースなうえに、走力の高い選手が多いためごぼう抜きが名物になっています。

平地最長区間だからこそ生まれるドラマに、注目してみてください。

ごぼう抜き記録は?

花の2区をはじめ、エース級の選手が見せるごぼう抜きが箱根駅伝は名物になっています。

かつて23校が出場していた85回大会には、日本大学のギタウ・ダニエル選手が20人の選手を1つの区間で抜き去りました。

最近の20チーム(学連連合除く)出場の大会では、87回大会で東海大学エースの村澤明伸選手が最下位から3位まで順位を押し上げる、17人抜きを達成。

2区をはじめ各区間で起こる激しい順位変動、ごぼう抜きが箱根駅伝の魅力です。

山登りと山下りに注目

箱根駅伝の大きな特徴が、往路5区の山登りと復路6区の山下りです。

834mもの高低差があるコースを一気に駆け上がる往路5区では、多くのドラマが毎年生まれています。

復路6区は選手が「落ちていくよう」と表現するほどのスピード感で、一気に山をかけ下ります。

選手の持っている地力だけではなく、その日の気温や、選手の上り下りの適正によって大きく順位が入れ替わるのが見どころの区間です。

10人のスターティングメンバーをめぐる駆け引き

箱根駅伝を走る10人の選手は、12月29日に1区から10区までの10名と補欠枠6名の区間エントリーをします。

通常補欠枠は、10人のエントリー選手に体調不良があった時の交代選手ですが、箱根駅伝では補欠枠を使った駆け引きが行われます。

補欠枠の選手はレース開始1時間前の最終エントリー時、どの区間にでも入ることが可能です。

箱根駅伝に出場する大学は、他大学のオーダーや選手の体調など、さまざまな条件を考慮して当日の出場選手を決めることになります。

優勝争いとシード権争い

箱根駅伝は、優勝争いだけでなくシード権10校を巡る争いも見どころです。

優勝校が決まった後も、来年の箱根駅伝の出走権にあたるシード権獲得のため、各大学の選手が全力でぶつかる姿を楽しめます。

シード権を逃した大学は、箱根駅伝の予選会出場を目指します。

シード権獲得校が絶対的に有利というわけではなく、予選会を勝ち上がったチームが優勝することもあるのが、箱根駅伝の魅力の一つです。

まとめ

お正月の風物詩になっている、箱根駅伝の歴史や魅力を解説しました。

箱根駅伝には、険しい山登りと山下りや、エースが集う花の2区など、注目ポイントが沢山あります。

世界を目指す大学生ランナーも出場する人気の箱根駅伝を、ぜひご覧になってみてください。

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ゆうき

ゆうき

スポーツ大好きなランニングマン

スポーツ大好きなゆうきです。ランニングを中心に、剣道や野球、水泳など多様なスポーツ経験あり。スポーツの楽しさを伝えられる記事を書いていきます。剣道初段を保持し、さいたまマラソン完走もしました。

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