あなたは乗馬体験をしたことはありますか?
「まだ体験したことがない」「小さい頃にしたけど、最近はしてない」という方ももちろんいると思いますが、乗馬をする際に気になるのが体重制限ですよね。
乗馬体験をしようと思った時に、「体重制限が90キロだった!」なんて経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?
また、乗馬に興味があって、「ゆくゆくはライセンスを取得して馬術競技にも挑戦したい」という方も中にはいると思います。
その場合、体重制限が重要なことは明らかですが、目安がどのように変わってくるのかも知りたいですよね。
そこで、今回は乗馬の体重制限は何キロが目安なのかについて解説していきましょう。対象年齢についても触れますので、気になる方は要チェックです!
乗馬ってスポーツなの?
乗馬と聞くと、あまりスポーツのイメージが湧かないという方も多いと思いますが、実は乗馬はれっきとしたスポーツです。
現に、正確性や美しさの演技を競う「馬場馬術」、障害物が設置されたコースのタイムを競う「障害馬術」、馬場・障害馬術とクロスカントリーの3種目の合計減点を競う「総合馬術」という3種目があります。
そして、それらの種目はオリンピック競技にも選出されており、乗馬はスポーツとしても確立されていると言えるでしょう。
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乗馬に体重制限があるって本当?
先述したように、スポーツとしての乗馬すなわち馬術競技には体重制限はあるように思えますが、一般的にどの程度が目安だと言われているのでしょうか?
昔は馬が荷物を運ぶ「馬車」が、現在で言う自動車の役割を担っていたことからも、「大抵の物なら乗っても大丈夫そうなのかな?」と思いますよね。
なんとなくそんな想像ができてしまうくらいパワフルな馬ですが、乗馬となるとどうでしょうか?ここでは、体重制限について詳しくみていきたいと思います。
馬の種類と体重について
乗馬の体重制限には、馬の種類が関係しています。
馬には「重種」「中間種」「軽種」「ポニー」の4種類があり、体格や体重も大きく異なります。
①重種
体重が800キロから1トンを超える「重種」は、スピードがない代わりにカラダがとても大きく、とても力持ちです。
馬車をひく馬やばんえい競馬に参加している馬を想像してみると良いでしょう。
②中間種
次に、「中間種」は400〜500キロ程度の体重がある馬です。品種によって馬車をひいたり、乗馬や馬術競技用の馬として活躍しています。
特徴は、人に懐きやすい温厚な性格です。スピードはそこまでありませんが、人慣れしやすい馬なので、様々な場面で活躍できます。
③軽種
「軽種」は「中間種」と同じく400~500キロ。馬の中では随一のスピードを誇る種類なので、乗馬だけでなく競走馬として見かけることが多いです。
「中間種」とは違い、非常に臆病で繊細な性格としても知られており、刺激されると暴れてしまうこともあります。
④ポニー
肩までの高さが147cm以下の馬を「ポニー」と言います。体重は品種によって大きく異なり、60〜300キロと幅があります。
「ポニー」は主に子ども用の乗馬体験として活躍しており、ペットとして飼うことも可能です。
馬の体重の20〜30%まで
種類によって異なる馬の体重をきちんと押さえたところで、体重制限についてご紹介していきましょう。
馬に乗れる体重は、一般的に馬の体重の20〜30%と言われています。
例えば、400キロの馬であれば80〜120キロまで、500キロなら100〜150キロまで。
また、乗馬の際には鞍や腹帯、鐙といった馬具が馬につけられます。それらも合わせた体重制限が課されているのです。
そのため、馬の負担や安全面を考慮した上で、だいたい90キロを目安として設定している乗馬クラブが多いのでしょう。
馬術競技の場合は20%以下
馬術競技に挑戦したいという方は、少なくとも馬の体重の20%以下に絞るようにしましょう。
馬が良いパフォーマンスをするには、人の重さが負担になる可能性は大いにあります。そのため、400キロの馬だったら、騎乗者は80キロ以下が望ましいです。
乗馬の対象年齢は?
乗馬クラブによって対象年齢が定められている場合がほとんどですが、3歳から乗馬体験ができるところもあります。
また、乗馬クラブに問い合わせすることが必要ですが、年齢に上限は特にないとされており、何歳になっても挑戦できるスポーツです。
定年後の趣味として乗馬を始められる方も多くいますよ。まさに老若男女が楽しめるスポーツだとも言えるでしょう。
まとめ
今回は乗馬の体重制限について解説しましたが、参考になったでしょうか?
趣味程度ならそこまで体重を気にすることはありませんが、「馬術競技に挑戦したい」という方にとっては、体重管理をするのも大切なことです。
ただ、乗馬体験をする場合には、乗馬クラブによって体重制限が決まっている場合もあるので、しっかりとチェックしなければいけません。
また、あなたが乗馬する目的によって、意識しなければいけない体重は変わってくるため、今回の記事を参考にしながら何キロまでなら大丈夫か考えてみてくださいね。
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