サッカーには背番号という制度があり、全ての選手に共通して個人の背番号を着用し試合に出なければならないというルールがあります。
サッカーでは元々ポジションごとで背番号1~11番を先発選手が着用するという決まりがありましたが、今は個人ごとで背番号を着用して試合に出ています。
そのため、活躍した選手の背番号がその選手のイメージになることも多々あります。
さらに、それだけでなくサッカー以外の外部の影響で背番号のイメージが定着することもあります。
その代表がサッカー漫画である「キャプテン翼」です。
キャプテン翼の影響から背番号10番がキャプテンナンバー、もしくはエースナンバーのイメージが定着しました。
では、背番号9番のイメージはどんなものがあるのでしょうか。
背番号9番について解説していきます。
背番号9番とはどんな意味がある?
背番号9番にはどんな意味が込められているのでしょうか。
元々はセンターFWの背番号
背番号の着用が義務になった当初、背番号1~11番はポジションごとで振り分けられていました。
主流のシステムが2-3-5であり、ゴールキーパーを1番として順番に背番号を振り分けたところ、9番が5トップの真ん中のポジション(センターFW)でした。
5トップなどというシステムはほとんど見られなくなりましたが、9番が前線の選手という名残は今も続いています。
ストライカー・点取屋
背番号9番はセンターFWのポジションからストライカー・点取屋が多い傾向にあります。
海外ビッククラブの9番に注目してみると、バルセロナではスアレス、レアル・マドリードではベンゼマ、マンチェスターUはファルカオなど、世界トップクラスのエースストライカーが在籍しています。
ポストプレーでチャンスを演出するなど主役になれる選手が多い傾向にあります。
背番号9番をつけてプレーした選手
背番号9番をつけてプレーした選手を紹介します。
フェルナンド・トーレス
【個人プロフィール】
生年月日:1984年3月20日
出身地:スペイン
利き足:右足
プロサッカー歴:アトレティコ・マドリード、リヴァプール、チェルシー、ミラン、アトレティコ・マドリード、サガン鳥栖
タイトル・表彰歴:ナイキ・カップ得点王、アルガルヴェ・トーナメント得点王・最優秀選手、UEFA U-16欧州選手権得点王・最優秀選手、UEFA U-19欧州選手権得点王・最優秀選手、FIFAコンフェデレーションズカップ2013ゴールデンブーツ賞・得点王
元スペイン代表で世界的にも有名なストライカーであるフェルナンド・トーレスは背番号9番を着用してプレーしていました。
数々の大会で得点王になるなど、背番号9番のイメージに相応しい選手です。
そんな世界的なストライカーが日本のチームであるサガン鳥栖に加入するというニュースが出たときは、日本サッカーファンが盛り上がりました。
最初は、Jリーグ公式サイトのミスで公開され削除されましたが、その後、移籍を正式に表明しました。
ロナウド・ルイス・ナザーリオ・デ・リマ
【個人プロフィール】
生年月日:1976年9月22日
出身地:ブラジル
利き足:右足
プロサッカー歴:クルゼイロ、PSV、バルセロナ、インテル・ミラノ、レアル・マドリード、ミラン、コリンチャンス
タイトル・表彰歴:FIFA最優秀選手賞受賞、世界最優秀選手賞受賞、バロンドール、ワールドカップMVP、ワールドカップ得点王
元ブラジル代表で4度のFIFAワールドカップ出場を果たし、大会MVP・得点王にも選ばれたことがあるロナウド・ルイス・ナザーリオ・デ・リマも背番号9番を着用してプレーしました。
元W杯通算歴代最多得点記録保持者です。
今は引退していますが、現役では世界トップクラスのストライカーでした。
ロベルト・レヴァンドフスキ
【個人プロフィール】
生年月日:1988年8月21日
出身地:ポーランド
利き足:右足
プロサッカー歴:ズニチュ・ブルシュクフ、レフ・ボズナン、ドルトムント、バイエルン・ミュンヘン、バルセロナ
タイトル・表彰歴:ゲルト・ミュラー・トロフィー、ブンデスリーガ得点王、ブンデスリーガベストイレブン、ブンデスリーガ最優秀選手賞、UEFAチャンピオンズリーグベストイレブン、UEFAチャンピオンズリーグ年間ベストチーム、UEFAチャンピオンズリーグ得点王
ポーランド代表であるロベルト・レヴァンドフスキはブンデスリーガ新記録となる11試合連続ゴールを記録し、1シーズンでの最高得点記録保持者です。
さらには、ポーランド代表の歴代最多得点記録保持者で、ワールドカップ予選で16ゴールを決めて、予選最多記録保持者という世界が誇るトップストライカーです。
そんな世界トップクラスのストライカーであるロベルト・レヴァンドフスキも背番号9番を背負ってプレーしていました。
ルイス・スアレス
【個人プロフィール】
生年月日:1987年1月24日
出身地:ウルグアイ
利き足:右足
プロサッカー歴:ナシオナル・モンテビデオ、フローニンゲン、アヤックス、リヴァプール、バルセロナ、アトレティコ・マドリード、ナシオナル・モンテビデオ
タイトル・表彰歴:エールディヴィジ得点王、プレミアリーグ得点王、プレミアリーグ最優秀選手賞、FIFAクラブワールドカップ2015得点王、リーガ・エスパニョーラ得点王
エールディヴィジ・プレミアリーグ・リーガエスパニョーラの3つのリーグで得点王を獲得し、ウルグアイ代表の最多得点記録保持者であるルイス・スアレスも背番号9番を背負ってプレーしました。
まとめ
今回は点取屋・ストライカーが多い背番号9番をつけてプレーした選手を紹介しました。
今回紹介した背番号9番の選手は世界トップクラスのストライカーでした。
今後どのような選手が背番号9番をつけて活躍するのか楽しみです。