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【テニス】伸びる人4つの要素とは!?トレーニング方法も含めて解説!

「テニス」は世界中に人気のあるスポーツで、全世界におけるテニス人口は1億1000万人といわれており、世界競技人口トップ10に入っており、日本でも人気の高いスポーツです。

学校の授業や部活動で経験したことがある人も多いのではないでしょうか。高齢になってから趣味や健康作りの一環として、楽しんでされている方も多いようです。

今回は今よりも上手くなりたいな、これから始めてみたいなと思っている人に向けて、テニスに必要な「身体の機能」と「トレーニング方法」をアスレティックトレーナーと鍼灸師の資格を持った筆者が、ご紹介します。

テニスで伸びる人の要素とは?

スポーツには動き方・ルールの違いなどから、必要な身体の機能がそれぞれ異なります。

伸びる人の要素に照らし合わせて、テニスに必要な身体の機能で代表的なものをご紹介します。

敏捷性

敏捷性と聞くと、あまり聞いたことがないという人もいると思います。

敏捷性とは、簡単に言うと動作のすばしっこさや機敏さなどを意味する言葉で、多くのスポーツに必要な機能です。英語では「アジリティ(Agility)」という言葉になるので、そちらの方が馴染みのある人も多いのではないでしょうか。

よく「足が早い」という能力と敏捷性を同じものと思っている方もいますが、厳密的にこちらの2つは同じものを指していません。

敏捷性は「刺激に対する反応として速度の変化を伴う素早い全身運動」と定義付けされていて、短い距離で一気にトップスピードまで持っていく能力、ストップ・一時停止の能力、方向転換の能力などのことを指しています。

テニスは狭いコートの中で、時速100kmを超えるサーブやスマッシュを打ち返す必要があり、初速の速さや切り返しがとても重要になるスポーツなので、「敏捷性」は必須です。

体幹力

体幹力は身体の幹となる体幹部の筋力のことで、身体の軸をぶらさないために必要な筋力になります。腹筋・背筋はもちろん、股関節周囲の筋肉や胸筋も体幹部の筋肉に含まれます。
このような部位の筋力を向上させる事で、腕や脚を動かしやすくなり、パフォーマンスを向上させることが出来ます。

テニスはラリーによって前後左右の切り返しがとても多いスポーツのため、体幹部の筋力で身体を安定させ、切り返しをスムーズに行う必要があります。

さらに、テニスはラケットでボールを打ち返す際に強い衝撃が発生します。
体幹力がしっかりしていないと、衝撃に耐えることが出来ず、ボールを相手コートに打ち返すことが出来なくなります。

体幹力はその強い衝撃に耐えるため、必要となる要素の一つです。

全身持久力

全身持久力はとても馴染みのある言葉ではないでしょうか。いわゆる一般的な体力・スタミナと呼ばれる能力です。

つまり、全身を長時間にわたり動かし続けることが出来る能力のことを指します。

全身持久力はどのスポーツにも必要な要素です。
「あの人ずっと動くことが出来るからスタミナあるよね」など抽象的に表現することも多いのですが、全身持久力は「最大酸素摂取量」を測定することによって、評価されます。
最大酸素摂取量とは「1分間に体内に取り込まれる酸素の最大量」のことを言います。

酸素はエネルギーを作り出す時に必要な要素で、その消費量が多いほど、たくさんのエネルギーを作り出し続けることが出来るということです。
エネルギーの生産量が多いほど、身体を長時間動かすことが出来る、スタミナがあるということになるのです。

テニスは試合時間が長い場合だと5時間を超える時もあり、試合時間が長いといわれるスポーツの一つです。

合間に休憩することは出来ますが、その時間に耐えることが出来る全身持久力がとても必要になります。耐えることが出来ず、後半に失速し、負けに繋がるパターンも少なくありません。

判断力

テニスは相手の位置から判断して、ポイントの取れる場所に打ち返す必要があります。

相手も打ち返しにくい場所に打ってきているため、時間をかけて考えることは出来ず、一瞬のうちに判断する必要があります。
この判断力を鍛えることによって、相手からポイントを取りやすくなります。

どうすればトレーニングすることが出来るの?

先述した代表的な能力のトレーニング方法をご紹介します。

敏捷性のトレーニング

敏捷性は先述した通り、切り返しやトップスピードまでの時間を短くする能力のことです。

こちらを効果的にトレーニングする方法は「ラダートレーニング」がオススメです。紐状の梯子を使って、出来るだけ速く、適切なマスに足運びをするトレーニングです。

敏捷性の向上は「反復横跳び」の記録を測定することで、確認することが出来ます。

体幹力のトレーニング

体幹力の向上のために必要なのは、腹筋・背筋はもちろん、股関節周囲の筋肉や胸筋などの筋力トレーニングです。

特にインナーマッスルと呼ばれる腹斜筋・腹横筋のトレーニングが必要です。

全身持久力のトレーニング

全身持久力を伸ばす効果的なトレーニングはランニングなどの有酸素運動です。

心拍数を調整しながら、適切な運動量で有酸素運動をすることで向上していきます。

判断力のトレーニング

判断力のトレーニングに重要な要素は「情報収集」です。適切な「情報収集」をすることにより、適切な「判断」をすることが出来ます。
その「情報収集」に必要な部位が「眼」です。

テニスにおいて、ほとんどの情報収集は「眼」によって行われています。「眼」をトレーニングすることにより「判断力」は向上します。

まとめ

今回は、代表的な『テニスで伸びる人の要素』と『効果的なトレーニング方法』をご紹介しました。テニスには他にも必要な機能があります。

テニスは歳を重ねても楽しむことが出来るため、より上手くなって楽しみたいなと思う方は是非、今回ご紹介したトレーニングを行なってみてください。

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トシ

トシ

医療資格のあるスポーツ大好きズッコケ隊長

初めまして、大阪出身ズッコケ隊長のトシです!鍼灸師やアスレティックトレーナーの資格など保有しており、リハビリや健康・ダイエット指導をしております!スポーツは中学から「バスケットボール」をやっておりました!関西人の個性を活かして、おもしろおかしく楽しい記事をお届けしていきます!

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