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トップ選手への道のり

【プロ】サーファーになるには!?大会賞金や収入事情も含めて解説!

サーフィンのトップ選手となり、日々波に乗ることで生計を立てる。

これは数多いる波に魅せられたサーファーたちにとって、理想的な生き方の1つではないでしょうか。

プロ・サーファーたちは、まさにこの生き方を実践しようとしている人たちです。

ここではそんなプロ・サーファーになるために必要な資格、プロとしてのステップアップの道のり、日本サーファーたちの活動について紹介していきましょう。

【プロ】サーファーになるには?

サーフィンに限らず、トップ選手を目指すのであればプロを目指すのが常道です。

ではサーフィンのプロになるには、どうすればいいでしょう?

日本でプロになるには、日本プロサーフィン連盟(JPSA/Japan Pro Surfing Association)の公認が必要となります。

公認を得るためにはJSPAが開催するプロテスト(プロトライアル)の試合に出場し、一定の成績を収めなければいけません。

テスト合格後、薬物検査など所定の手続きを踏んだ後、晴れてプロ認定となります。

ただし、このプロテストは合格率2%と言われるかなりの狭き門。

現在トップ・プロとして活躍している選手たちでも、何度も落ちてしまったと言っているので、心して挑戦しましょう。

国内の大会で実績を積む

JPSAのプロ認定を受けると、連盟主催のプロ大会に出場することができます。

この大会で勝ち星をあげていくのが、トップ選手へ向けてのステップとなります。

例年4月〜10月頃に、JPSAはプロ大会としてジャパンプロサーフィンツアーを開催しています。

通常であればショートボードが6〜8戦ほど、 ロングボードが5戦ほど行われ、1戦ごとに優勝者が決まります。

なお、優勝賞金は20〜80万円程度で、一般に競技人口などの関係から男子の賞金の方が多いです。

トップ・プロを目指すのであれば、これら国内の大会に出場するときには、常に上位をねらわないと活動資金なども考えると厳しいでしょう。

ちなみに日本でプロ登録されているのは、ショートボードの場合で男子133名、女子57名(2022年3月時点)。

この人数の中でしのぎを削ることになります。

【プロ】サーファーとしてのステップ・アップ

もちろん大会は日本国内だけではありません。

トップ・プロを志すにあたり、必ず目標となるのが米WSL(World Surf League)主催の大会です。

WSL大会への出場は、WQS(World Qualifying Series)という下部リーグから始まります。

WQSはエントリー費を支払うと参加できるリーグで、チャンピオン・シリーズへの登竜門です。

このWQSの活躍でポイントを重ね、男子であればランキング10位以上、女子であれば6位以上に届くと、いよいよWSLの頂点であるWCT(World Championship Tour)に参加することができます。

また2021年からはCS(Challenger Series)という試合ツアーが用意され、このツアーの上位者もWCTへ参加することができるようになりました。

WCTは通常メンズ11戦、ウイメンズ10戦のツアーで争われ、1戦ごとに成績に応じてポイントがつき、合計ポイントが最も高い選手が晴れてワールド・チャンピオンとなります。

このWCTで競う選手こそ、サーフィンのトップ選手と言えるでしょう。

過去の賞金実績を見ると、メンズの優勝者で10万ドル、ウイメンズの優勝者で6万ドルとなっています。

ゴルフや野球などのメジャー・スポーツにおけるトップ選手だと、年俸何億という世界になるので、残念ながらサーフィンの賞金規模はさほど大きくはありません。

【プロ】サーファーの活動(日本)

厳しい現実としてあるのが、大会の賞金やスポンサーからの報奨金など、純粋にサーフィンをすることで生計をたてることができるのは、ほんの一握りのトップ・プロだけということです。

そこに至るまでには、サーフィンのコーチやショップで働くことで生活費や活動資金を得ている人も少なくないようです。

加えて、海外への遠征なども移動費・滞在費やサーフボードの運搬など、かなりのコストがかかってしまいます。

ただここに来て日本のサーファーに追い風となっているのが、東京オリンピック2020でサーフィンが正式種目に選ばれ、男子の五十嵐カノア選手が銀メダルに、都筑有夢路選手が銅メダルに輝いたことです。

これによって、日本企業を中心にサーフィンへの注目が高まり、サーフィン関係のメーカーだけでなく一般企業がスポンサーとしてつくようにもなりました。

ちなみに五十嵐選手はWCTに初めて参加した日本人であり、都筑選手はWCT初の日本人女子サーファーです。

アメリカ、オーストラリア、ブラジル、ペルー、スペイン、フランスなど強豪ひしめくISAワールド・サーフィン・ゲームスでも、日本は2010年代後半の頃からぐんぐん上位に食い込んできました。

彼ら・彼女らのような世界的なトップ・プロが登場し、活躍することで、日本のサーファーたちが将来に夢を見ることができるようになったのはとても良いことですね!

まとめ

自然の波とともに生きるサーファーたちは、競技者であると同時に、スポーツの中で自分の生き様を表しているようにも感じられます。

押し寄せる波もあれば、引いていく波もあり。

刻一刻と変わる大いなる自然に対し、ボードと身体ひとつで立ち向かう姿は実に精悍です。

そんなサーファーたちのトップに立つべく世界へ羽ばたく選手たちの活躍を、今後さらに期待したいと思います。



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tetsuo

tetsuo

目指せ、中年の星

サウナ・スパ 健康アドバイザーの資格を保有しています。中年になってDO THE SPORTSの喜びを覚えました。身体を動かすってサイコー!を伝えたい!! 最近気になっているのは自転車と水泳。阪神ファン歴はだいたい40年。

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