クライマックスシリーズは各リーグ上位3チームが日本シリーズの出場権をかけて戦うトーナメント方式の試合。
ファーストステージとファイナルステージの2ステージで構成されています。
2007年からセ・パ両リーグに導入され、今ではすっかり定着したクライマックスシリーズ、2023年はどのような日程で行われるのでしょうか。
今回は、クライマックスシリーズの日程について調査しました。
【2023】クライマックスシリーズ日程
まずは2023年のクライマックスシリーズ日程一覧をご紹介しましょう。
2023年のクライマックスシリーズは、セ・パ両リーグが同じ日程で行われます。
期日 | 予定 | 開催球場 |
10月14日(土) | ファーストステージ 第1戦 | 2位の本拠地 |
10月15日(日) | ファーストステージ 第2戦 | 2位の本拠地 |
10月16日(月) | ファーストステージ 第3戦 | 2位の本拠地 |
10月17日(火) | 予備日 | 2位の本拠地 |
10月18日(水) | ファイナルステージ 第1戦 | 1位の本拠地 |
10月19日(木) | ファイナルステージ 第2戦 | 1位の本拠地 |
10月20日(金) | ファイナルステージ 第3戦 | 1位の本拠地 |
10月21日(土) | ファイナルステージ 第4戦 | 1位の本拠地 |
10月22日(日) | ファイナルステージ 第5戦 | 1位の本拠地 |
10月23日(月) | ファイナルステージ 第6戦 | 1位の本拠地 |
10月24日(火) | 予備日 | 1位の本拠地 |
10月25日(水) | 予備日 | 1位の本拠地 |
クライマックスシリーズの各ステージ
ファーストステージとファイナルステージに分かれているクライマックスシリーズ。
各ステージはどのような対戦になるのか、おさらいしましょう。
ファーストステージ
ファーストステージは、各リーグのレギュラーシーズン2位と3位の球団が戦います。
ステージは3試合制。先に2勝した方がファイナルステージ進出です。
2位と3位は全く対等ではないところがクライマックスシリーズの特徴。
同じ勝敗数になった際は、2位チームがファイナルステージへ進出できるというルールになっています。
つまり1勝1敗1分か0勝0敗3分なら、2位チームがファイナルステージに進出できるということ。
例えば2位チームが1勝した後、次の試合で引き分けて1勝1分となれば、その時点でファイナルステージ進出が決定します。
2位のチームにとって引き分けは実質的に勝利と同じ。
また試合を行う球場もシーズン2位チームの本拠地となりますから、その意味でも少し有利になります。
ファイナルステージ
ファイナルステージは、ファーストステージの勝者がレギュラーシーズンの優勝チームと戦います。
このステージは6試合制。先に4勝した方が日本シリーズ進出です。
6試合という偶数では3勝3敗のタイになってしまいそうですが、これには理由が。シーズン優勝チームには1勝のアドバンテージが与えられるのです。
つまり7試合制でシーズン優勝チームが1勝した状態からスタートするのと同じ。このアドバンテージによってファーストステージの勝者は4勝しなければなりませんがシーズン優勝チームは3勝するだけで良いことになります。
またファーストステージと同じように勝利数が並んだ場合はシーズン優勝チームが日本シリーズ進出となるルール。
例えばアドバンテージを含めて3勝3敗1引き分けになっても、つまり実際には2勝3敗1引き分けでも、シーズン優勝チームの勝利となるのです。
さらに開催球場もシーズン1位チームの本拠地となります。
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クライマックスシリーズ日程に関するルール
クライマックスシリーズの日程に関しては、レギュラーシーズンにはないルールもあります。
試合開始時刻
レギュラーシーズンの試合開始時刻は開催される各球場で事前に決まっていましたが、クライマックスシリーズの開始時刻は順位が決定し、開催球場が決まってから確定します。
2023年10月2日時点では、ファーストステージの球場と開始時刻は未定。
ただしレギュラーシーズン優勝チームは早い時期に確定したため、ファイナルステージの試合開始時刻は確定しています。
セ・リーグ
セ・リーグのレギュラーシーズン優勝は阪神タイガース。
そのためファイナルステージの開催球場は阪神甲子園球場となり、試合開始時刻は以下のように決まりました。
第1戦 | 10月18日(水) | 18:00 |
第2戦 | 10月19日(木) | 18:00 |
第3戦 | 10月20日(金) | 18:00 |
第4戦 | 10月21日(土) | 14:00 |
第5戦 | 10月22日(日) | 14:00 |
第6戦 | 10月23日(月) | 18:00 |
予備日 | 10月24日(火) | 18:00 |
予備日 | 10月25日(水) | 18:00 |
予備日も含め、平日は夕方6時に開始。土・日の第4戦と第5戦は午後2時開始となっています。
パ・リーグ
パ・リーグのレギュラーシーズン優勝はオリックス・バファローズ。
ファイナルステージの開催球場は京セラドーム大阪となり、試合開始時刻は以下のようになりました。
第1戦 | 10月18日(水) | 18:00 |
第2戦 | 10月19日(木) | 18:00 |
第3戦 | 10月20日(金) | 18:00 |
第4戦 | 10月21日(土) | 18:00 |
第5戦 | 10月22日(日) | 18:00 |
第6戦 | 10月23日(月) | 18:00 |
予備日 | 10月24日(火) | 18:00 |
予備日 | 10月25日(水) | 18:00 |
予備日も含め、平日も週末も全て夕方6時の試合開始です。
延長12回裏
日程のうち、試合終了時刻に関わるものとしては、延長12回裏のルールがあります。
具体的には、場合によって延長12回は表の攻撃だけで終わる可能性があるというルール。
クライマックスシリーズは前述のように、上位チームのアドバンテージによって引き分けでも勝ち抜けが決まることがあります。
上位のチームが12回表を抑えきって引き分け以上の勝ち抜けが確定した場合、その裏の攻撃は意味がなくなるため、そこで終了となるのです。
実際に2014年のファーストステージ・阪神対広島戦でこの事例が起こっています。
予告先発
もう一つ、日程に関するルールで、予告先発の発表があります。
レギュラーシーズンでは試合前に翌日の先発投手を発表するのが通例。
クライマックスシリーズではセ・リーグはレギュラーシーズンと同様に試合前の発表ですが、パ・リーグのみ試合後の発表となります。
まとめ
10月14日から開催されるクライマックスシリーズ。
ファーストステージとファイナルステージの間の予備日は1日しかなく、ギリギリの日程になっています。
実際、2017年のクライマックスシリーズでは、2日連続の大雨という天気予報になったため、ファーストステージの第2戦を大雨の中で決行。まさに泥試合となりました。
さて2023年のクライマックスシリーズは、どのようなドラマが待っているのでしょうか。
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