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【サッカー】歴史(起源~現在)を解説!有力な4つの説をご紹介!

サッカーといえば世界中で2億5000万人以上がプレーしているという大人気のスポーツ。

国際サッカー連盟には200以上の国や地域が加盟しています。

そのサッカーはどのような起源を持ち、どのようにして現在の形になっていったのでしょうか。

今回は、サッカーの歴史を調査してみました。

【サッカー】歴史 起源

【サッカー】歴史(起源~現在)を解説!有力な4つの説をご紹介!①

サッカーの起源には、実は多くの説があります。

あまりにも古いものであり、しかも世界の各地でルーツと思われる球技が発生しているため、1つには絞れないという意見も。

しかし中にはFIFA(国際サッカー連盟)が「サッカーの最も古い形態」と認めているものもあります。

いったいどの説なのか、予想しながらお読みください。

イングランド説

最初の説は中世イングランドです。

8世紀のイングランドでは戦争に勝ったときに敵将の首を切り落とし、その首を蹴って勝利を讃えたと言われています。

これがボールを使った遊びに変化。

町対戦の競技として各町に設置したゴールにボールを蹴り込むスポーツに進化したのです。

イタリア説

イタリアでは8世紀以前からボールを蹴り合ってお金を賭けるカルチョという遊びが行われていました。

さらに名門メディチ家がカルチョ・フィオレンティーノというスポーツの興行を実施。

このゲームの目的はピッチの端にあるラインの外にボールを蹴り出すことで、選手にはアタッカーやディフェンダーなどの役割が与えられていました。

中国説

中国でサッカーの起源と言われているのは、蹴鞠(スーキー)です。

初めて史実に登場するのはなんと紀元前2697年。

兵士の訓練の一環として蹴鞠という球技を取り入れたと書物に記されています。

当時の蹴鞠は現在のサッカーとバレーボールを合わせたような球技で、1チーム10人が5mの高さにあるゴールへのシュートを競いました。

メキシコ説

メキシコでは紀元前1000年ごろ、宗教行事としてトラチトリという球技が行われていました

これは3〜4kgもあるボールを腰と尻で宙に浮かせ、石でできたゴールにシュートするもの。

各地の100を超える寺院にこの球技のための競技場があったと言われています。

FIFAが認定する最古の起源は?

サッカーの起源に諸説ある中でFIFAが認めているのは、中国説です。

ただし反論が多いのも事実。

その中でFIFAのシャンパーニュ事務局長は「サッカーの歴史学者によると発祥地が中国であるという確かな証拠があります。昔の中国のスポーツ、蹴鞠がサッカーの起源です」と発言しています。

【サッカー】歴史 サッカーの成立

蹴鞠にしてもカルチョ・フィオレンティーノにしても、現在のサッカーとは程遠いものです。

ではいったいどのような経緯で、現在のようなサッカーになったのでしょうか。

世界初のサッカークラブ

現在のサッカーが誕生したのは、イングランド北部の工業都市シェフィールドです。

イングランドの夏のスポーツといえばクリケットでしたが、パブリックスクールの出身者たちが冬にできるスポーツとして「フットボール」というスポーツを選択。1857年、「シェフィールド・フットボール・クラブ」が創設されました。

やがて追随するクラブも続々誕生していきます。

ルール確立以前のサッカー

この頃の「フットボール」のルールはかなり曖昧

ボールを手で持っても良いというルールを採用しているところもあれば、足だけしか使ってはいけないというルールもありました。

しかも相手を蹴ることや転ばせるのもOKというかなり荒っぽいスポーツでした。

アソシエーション・フットボールの誕生

イングランドの学生たちはフットボールのルールを統一し、教育に相応しいものにしようと議論を重ねました

この議論は大きく2つの派閥に分かれていきます。

1つの派閥は、手を使わず、野蛮なこともしないルールを支持したオックスフォード大学やケンブリッジ大学。

もう1つの派閥は、手でボールを持ったり、相手を倒したりしたいというラグビー校でした。

そして1863年12月1日、多数決によってルールを採択。

手を使わないルールが勝利しました。

こうして1863年12月8日、協会公認のフットボールルールが決定。

協会式フットボール(Association Football)という言葉から転じて「soccer」と呼ばれるようになりました。

一方、この多数決で負けたラグビー校派は、8年後に他の有志と共に、手を使い、相手を倒すルールのフットボールとして、ラグビーを確立していったのです。

【サッカー】歴史 サッカーの普及

1863年に誕生した近代サッカーは、大英帝国の繁栄によって世界に広まっていきます

1870年にはアルゼンチン、1872年にはフランス、1874年にはブラジル、1890年にはポルトガル、スペイン、イタリアの港町に伝播。

すぐに現地でも流行していきました。

日本に紹介されたのは、なんとブラジルより早い1873年です。

ところが日本では、同時期にアメリカから伝わった野球が軍事訓練と結びついて人気に。

サッカーが大きく普及するのは昭和に入ってからとなってしまいました。

まとめ

さまざまな説があるサッカーの起源。

ボールを蹴るというのはかなり原始的な行為ですから、どの説の球技も自然発生したもので、そのどれからもサッカーが生まれる可能性はあったと言えるかもしれません。

あなたはどの説がサッカーのルーツだと思いますか?

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