全てのスポーツにはルールがあります。
サッカーも同様。
これからサッカーをやってみたい、観て楽しみたいというときには、基本的なルールを覚えておく必要があります。
でもご安心ください。
基本的にサッカーのルールはとても簡単です。
今回は、サッカーの初心者がまず覚えるべきルールをご紹介します。
【サッカー】基本ルール サッカーの目的と特徴
このスポーツではいったい何をやっているのか。
サッカーで最も基本となる部分からご紹介します。
サッカーの目的
サッカーは2つのチームが得点の多さを競うスポーツ。
長方形のフィールドの両端にゴールが設置されていて、自陣のゴールを守りつつ、敵陣のゴールにボールを入れれば得点となります。
サッカーの特徴となるルール
サッカーを特徴づける1番のルールは、手を使ってはいけないということです。
フィールド内で手を使っても良いのはゴールを守るゴールキーパーだけ。
他の選手は足、頭、胸などでボールを操ります。
ただしフィールドの外に出たボールを中に投げ込むスローインのときだけは手を使って投げることができます。
フィールド内で手を使ってボールに触れるのは、ハンドという反則です。
肩まではOKですが、腕に当たったらハンドとなります。
【サッカー】基本ルール 試合人数
サッカーの人数は、1チーム11人。
役割分担があり、途中で交代することもできます。
役割分担
手を使ってゴールを守るゴールキーパーは1人で、ユニフォームも他の選手とは違います。
その他の10人は自由に動き回り、攻撃や守備を行う選手。
ルール上、場所の限定はありませんが、主に自陣の後ろ側で守備を担当するディフェンダー、中盤で攻撃と守備の両方に参加するミッドフィールダー、主に前線で得点を狙うフォワードという役割分担があります。
選手交代
選手交代は監督が審判に伝えて行います。
実際に交代できるタイミングは、ボールがラインより外に出るなどで試合が止まったとき。
またはハーフタイムの間にも交代することができます。
一度交代してベンチに下がった選手は、再び試合に出ることはできません。
【サッカー】基本ルール 試合時間
サッカーの試合時間は基本的に90分間。
前半45分間、後半45分間で行われます。
アディショナルタイム
アディショナルタイムは、試合中に選手の交代や負傷、反則などでプレーが止まった時間を追加するもの。
ロスした時間を主審が測っていて、前半、後半、それぞれ45分経過後にその時間をプラスします。
延長戦
前半と後半が終わっても同点だった場合、前後半15分ハーフ、合計30分の延長戦を行なうことがあります。
その際、どちらかのチームが得点をあげた時点で試合が終了するものはゴールデンゴール方式。
前半終了時にどちらかが勝ち越していたら前半だけで試合が終了するものはシルバーゴール方式と呼ばれます。
しかし現在は得点に関係なく前後半30分間の延長戦を行うのが主流になっています。
PK戦
PK(ペナルティキック)戦は、試合時間が終わっても決着がつかないときに行なうものです。
ゴールまで12ヤード(約11m)の距離でゴールキーパーと相手選手が1対1で対戦。
両チーム交互に5人が1本ずつキックし、得点が多かったチームが勝利します。
1チーム5本で決着がつかなかった場合はPK戦を延長。
得点差がつくまで続けられます。
【サッカー】基本ルール 基本的な用語
サッカー観戦やプレーをするには、基本的な用語を覚えておくことも必要。
代表的な言葉をご紹介します。
ラインやエリアの名称
ゴールライン:それぞれの自陣の最も後ろのライン。標準68m。
タッチライン:左右のライン。標準105m。
ハーフウェーライン:フィールドの左右を分ける中央のライン。
ペナルティエリア:ゴール前の長方形エリアで、横40.32m、縦16.5m。
サッカーで迷うことが多いのは、「ラインを越えたのか?」ということ。
これはボール全体がラインを越えたときとされています。
ゴールが認められるのも、ボールがゴールラインを完全に越えたときです。
キックオフ
キックオフはボールを蹴り出して試合を始めること。
前半・後半・得点後に、フィールドの中央からボールを蹴り、プレーがスタートします。
前半の試合開始のときにはコイントスを行い、勝ったチームが「前半の自陣のフィールドを選ぶ権利」、または「最初にボールを蹴る権利」を選ぶのが一般的。
ハーフウェーラインをはさんだ自陣に全員入った状態からスタートします。
フリーキック
フリーキックは試合中に反則があった場合、反則を受けたチームがその地点から相手に邪魔されずに試合再開できるキック。
このとき直接ゴールを狙うことができるのは直接フリーキック。
暴力行為や侮辱行為、相手に故意に触れるなどの反則では、相手チームに直接フリーキックの権利が与えられます。
一方、間接フリーキックは2人以上のプレーヤーがボールに触れないとゴールが認められないもの。
オフサイドや、ゴールキーパーが一度手を離したボールにもう一度触れたときなどに相手チームに与えられます。
ペナルティキック
ペナルティキックは、ペナルティエリア内で守備側が直接フリーキックに当たる反則をしたときに相手チームに与えられるキック。
近い距離から攻撃側選手とゴールキーパーの1対1の対戦となるため、得点の可能性が高くなります。
オフサイド
サッカーのルールで最も混乱しやすいのがオフサイド。
攻撃側選手がゴール前で待ち伏せして得点するのを防ぐルールです。
相手陣地でパスを受けるときには、相手側の選手が最低2人、自分より前にいなければならないというもので、味方がパスを出した時点で確定します。
まとめ
サッカーのルールは比較的単純。
ファールの判定など、最初は混乱するかもしれませんが、観戦やプレーをしているうちに自然に理解できるものがほとんどです。
まずは今回ご紹介した基本的なルールを覚えて、ぜひサッカーをお楽しみください。
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