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【バレー】ダブルコンタクトってなに?どんな時に起きる?旧称も紹介!

バレーボールのダブルコンタクトは、試合中によく見られる反則。
しかし昔バレーをやっていたけど最近は遠ざかっているという人は、聞いたことがないルールかもしれません。
今回は、バレーボールのダブルコンタクトをご紹介。
その定義や昔の呼び名、起こりがちなプレーや、逆にダブルコンタクトを取られないケースなどを解説します。

【バレー】ダブルコンタクトとは

まずはダブルコンタクトとはどのような反則なのかをご紹介します。

言葉の意味

ダブルコンタクトという言葉を直訳すると、「2回・接触すること」となります。
何に2回接触するのでしょうか。

ダブルコンタクトの定義

日本バレーボール協会の「バレーボール6人制競技規則」には、ダブルコンタクトについて以下のように書かれています。

ダブルコンタクト
一人の選手が連続してボールを2回ヒットすること。
またはボールが一人の選手の身体のさまざまな部分に連続して触れること。

2つの場面が書かれていますが、いずれにしてもバレーボールのダブルコンタクトは1人の選手が連続して2回ボールに触れる反則。相手チームに得点が入ります。

【バレー】ダブルコンタクトの旧称・似たルール

ダブルコンタクトという言葉を聞いたことがないという人も多いはずです。
実はこの言葉は近年になって使われるようになったもの。以前は別の名前で呼ばれていました。

旧称

ダブルコンタクトの旧称は、「ドリブル」でした。
バレーボールの用語はよく変更になることで有名。以前はスパイクやアタックのことを「キル」と呼び、タッチネットは「ネットタッチ」と呼ばれていました。
今でもダブルコンタクトをドリブルという人は少なくありません。それは間違いではないのですが、ときどき混同してダブルドリブルという人も。そちらはバスケットボールの反則になってしまいますから、注意してください。

似たルール

ダブルコンタクトと似たルールにキャッチボールがあります
キャッチボールも比較的新しい用語。以前はホールディングと呼ばれていました。
一瞬の間に2度ボールに触れるとダブルコンタクトですが、ボールを手に持ったり挟んだりしたと判断されると、キャッチボールになります。

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【バレー】ダブルコンタクトはどんなときに起こる?

ダブルコンタクトは、1人の選手が2回連続でボールに触れる反則ですが、一度ボールを打った選手がうっかりもう一度ボールに触れることはまずありません。
実際に多いのは、1つのプレーの中で両手が同時に触れず、時間差で当たってしまうということです。
では実際の試合ではどのような場面でダブルコンタクトが起こるのでしょうか。

高いボールの処理

ダブルコンタクトが多いのは、高く上がったボールをオーバーハンドパスで処理するときです。
落ちてくるボールの勢いに片手が押されてタイミングがずれてしまうと、よくダブルコンタクトになります。

ジャンプしてのオーバーハンドパス

高いボールに対して自分がジャンプをしてオーバーハンドパスを上げる場合にも、手がギリギリ届く距離だと危険。タイミングがずれてダブルコンタクトになることが多くなります。

予期せぬパス

予期していなかったタイミングで自分の方にボールが飛んできたとき、慌ててトスを上げようとする場合も、ダブルコンタクトになることはよくあります。
味方のディグが自分の方に来るかもしれないと、常に身構えておくことが必要です。

【バレー】ダブルコンタクトの判定

ダブルコンタクトがあったとき、審判はどのようなジェスチャーをするのでしょうか。そして一瞬の間に2度触れたことをどうやって判定しているのでしょうか。

審判のジェスチャー

ダブルコンタクトがあったと判断したとき、審判はピースサインを出します
ちなみに似たようなサインで指を4本立てるものもありますが、これは3回のコンタクトで相手コートにボールを返せなかった「フォアヒット」のサインです。

なぜ見分けられる?

ダブルコンタクトの時間はほんの一瞬。審判はなぜ2度当たったと判断できるのでしょうか。
ポイントは、ボールが飛ぶ方向
両手同時ではなく時間差で触れると、ボールは左右どちらかに曲がって飛んでいきます。コートの近くで見ていれば、おかしな方向に飛んだことは明白。熟練した審判でなくてもはっきりと分かります。

【バレー】ダブルコンタクトを取られないケース

ダブルコンタクトには例外がり、1人が連続してボールに触れてもダブルコンタクトを取られない場合があります。

ファーストレシーブ

レセプションやディグなど、相手コートから来たボールを最初に打つときは、ダブルコンタクトの対象外
ルールブックには以下のように書かれています。

チームの最初のヒットでは、1つの動作中であれば、ボールは身体のさまざまな部分に連続して接触してもよい。

強烈なサーブやアタックを返すのですから、1つの動作中に2度当たってしまうのは仕方がないとされているのです。

ブロック

同じくブロックの場合も対象外となります。そもそもブロックで両手同時に触れるようコントロールすることは不可能。またブロックの後に限っては、同じ選手が続けてボールに触れることも認められています。

まとめ

以前はドリブルと呼ばれていたダブルコンタクト。
実際の試合では予期せぬタイミングで来たボールに慌てて反応することで起こりやすくなります。
ほとんど同時でも飛んだ方向で審判や他の選手、観客にはすぐ分かってしまいますから、しっかりタイミングを合わせられるよう、常にボールに集中したいものですね。

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