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プロボクサーのファイトマネーは?トップファイターの年収も公開!

近年、日本ではボクシングやキックボクシング、総合格闘技など格闘技の盛り上がりが目立ちます。井上尚弥選手や那須川天心選手など、日本人格闘家の活躍が大きな要因でしょう。

また、格闘家のメディア露出や格闘家YouTuberが増えていることも、格闘技に興味を持つ人が増えていることに関連しているでしょう。これだけ盛り上がっている格闘技ですが、格闘家がどれだけ稼いでいるか気になる人も多いでしょう。

様々な種類の格闘技がある中、今回はプロボクサーのファイトマネーにスポットを当てて解説していきます。

プロボクサーの年収について

まずプロボクサーはA級、B級、C級の3つのライセンスに分類されます。プロボクサーになるプロテストを合格した時点でC級ライセンスが交付され、実績を残しながらB級、A級とステップアップしていきます。

ライセンスによってファイトマネーは異なり、各ライセンスのファイトマネーは以下の通りです。

・C級ライセンス→6万円
・B級ライセンス→10万円
・A級ライセンス→15万円以上

上記のファイトマネーは目安で、人気選手による集客力やTVの放映権料、タイトルマッチなどでもファイトマネーは上下し、実力とカリスマ性のある選手が稼ぎやすくなっています。また、ファイトマネーからマネジメント料の33%が引かれるので、実際のファイトマネーはもっと低くなります。

そして、1人のプロボクサーが一年に何回も試合をするわけではありません。多くても年間4〜5試合程度。A級ライセンスの選手でもファイトマネーだけで食べていくのは厳しいのが現実で、日本チャンピオンでさえアルバイトを掛け持ちしているケースもあるそうです。ボクシングだけで生活できているのは、TVで見るような誰でも知っている選手だけなのです。

ちなみに、ジムに雇われてトレーナーとしても活躍している選手は、ファイトマネー以外にも所属ジムから給料が支給されるので他の選手よりも収入は安定します。しかし、アマチュア選手を教えるトレーナーとしてジムから勧誘されるのはほんの一握りで、実績がある選手か将来有望な強い選手くらいです。

プロのボクサーになれたからと言って稼げるのではなく、世界チャンピオンレベルになれないと生活すらできないのがボクシングの世界なのです。

階級や視聴率でもファイトマネーは変わる

ボクシングは選手の体重によって階級が分かれますが、一般的に重い階級ほどファイトマネーが高く、軽い階級ほどファイトマネーは安くなります。これは階級が上がれば上がるほど人気があることが要因です。

また、視聴率によってもファイトマネーは上下します。ボクシングは興行なので、TVの視聴率、観客動員数、チケットやグッズの売り上げ、全てが選手のファイトマネーに直結します。

日本人トップファイターの年収について

日本人のプロボクサーは世界的に見ても強く、世界チャンピオンになった選手も数多くいます。その中でもプロ戦無敗、歴代最強と言われる井上尚弥選手は多額のファイトマネーを手にしていると思われがちですが、実はそうでもありません。

WBA世界バンタム級タイトルマッチでジェイミー・マクドネルと戦った試合では、ファイトマネー約4,000万円に対してマネジメント料が引かれるので、実際は約2,700万円となります。

サラリーマンの年収から考えると1試合で2,700万円手に入るので高額かと思う人もたくさんいるでしょうが、井上尚弥選手ほどのカリスマトップファイターが命懸けで試合に臨み、世界チャンピオンになった報酬が2,700万円というのは、他の競技と比べてかなり低いのではないでしょうか。

もちろん、1試合だけではなく、1年間の試合をトータルすると1億円近くのファイトマネーを手にしていますが、それでも決して高い数字ではないと考えます。

ちなみに、歴代チャンピオンである亀田興毅選手や長谷川穂積選手が活躍していたときは、ファイトマネーが1億円を超える試合もあったようで、以前に比べてファイトマネーは減少傾向にあるのかもしれません。

世界トップファイターのファイトマネーについて

世界トップファイターのファイトマネーは、日本人選手の比ではありません。1試合で数十億〜数百億のファイトマネーが動きます。

世界的トップファイターのフロイド・メイウェザー選手は、1試合のファイトマネーが日本円で50億円を超えるのが普通で、全米が注目したコナー・マクレガー選手との試合では約300億円のファイトマネーを稼ぎました。

他にも世界のトップファイターは日本人選手の何十倍、何百倍とファイトマネーを稼ぎ、フォーブスのスポーツ選手長者番付に名を連ねる選手もいます。海外ではそれほどボクシングが人気のスポーツで、多くの人を熱狂させているということなのでしょう。

冒頭でも少し触れたように、近年は日本でも格闘技熱が凄く、選手が盛り上げてくれているので、ボクシングファンや観客が増えれば選手のファイトマネーも比例して増えていくのではないでしょうか。

まとめ

この記事では、プロボクサーのファイトマネーについて解説していきました。

日本チャンピオンでもアルバイトをせざるを得ない現実、そして海外選手と大きな収入格差があり、ボクシングだけで生活していのけるのは、ほんの一握りです。しかし、お金以上に得る物は大きく、強さを証明し多くの人に感動を与えることげできるスポーツです。

日本のボクシングがもっと注目され、多くのファイトマネーが選手に還元されるといいですね。

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Naoto

Naoto

フリーランスライター

フリーランス、YouTube、DJで生きているアラサーWEBライターです。

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