スポーツの世界には、選手だけでなく、試合を公正に進行させる役割を担う審判員も欠かせません。
彼らは選手たちがルールに従ってプレイすることを確認し、試合がスムーズに進行するよう努めます。
今回は、そんなスポーツ審判員の仕事内容や給料について詳しく解説します。
スポーツ審判員とは
スポーツ審判員は、試合のルールを管理し、選手の行動を監視することで試合が公平に進行する役割を担っています。
例えば、試合中の不正行為を取り締まったり、ルールに違反する行為に対してペナルティを与えたりなど。
彼らは公平性を保つために、特定のチームや選手に対する偏見を持たず、試合のルールを理解し適切に適用する能力が求められます。
【関連記事はこちら】⇩
・【サッカー】審判資格の取り方|各種類を現役審判が徹底解説!
・【ハンドボール】審判になるには?階級や心得まで徹底解説!
スポーツ審判員の仕事内容
ルールの適用
スポーツ審判員は試合のルールを理解し、それを適切に判断する能力が求められます。
選手の行動を監視し、ルール違反がないかを確認しなければなりません。
試合の監督
スポーツ審判員は試合を監督し、試合が公平に進行するようにします。
これには選手やコーチからの異議を聞いたり、適切な判断を下したりする役割も含まれます。
ペナルティの適用
ルール違反が発生した場合、スポーツ審判員は適切なペナルティを適応しなければなりません。
例えば、警告や罰則の指示など、状況にあった判断を下します。
試合結果の報告
試合が終了した後、スポーツ審判員は試合のスコア、ペナルティ、重要なプレイの詳細などの試合の結果を公式記録に報告します。
ルールの解釈
試合中に問題が生じた場合、スポーツ審判員はルールを正しく解釈し、適切な判断を下さなければなりません。
そのため、ルールの把握はもちろん、臨機応変な対応も必須です。
スポーツ審判員の給料
スポーツ審判員の給料は、審判するスポーツの種類、レベル、地域、経験などにより大きく異なります。
例えば、プロフェッショナルリーグの試合を審判する審判員は、アマチュアリーグの試合を審判する審判員よりも高い給料を得ることが一般的です。
また、一部の高レベルなスポーツでは、審判員は試合ごとに給料を得るケースもあります。
ただし、一般的には、スポーツ審判員の仕事はフルタイムの職業というよりは、パートタイムの仕事やボランティアの活動として行われることが多いです。
そのため、審判員が得る給料は、審判員が本業としているか、副業や趣味としているかによっても大きく変わります。
ここでは、国際的な試合で活躍するスポーツ審判員の給料についてご紹介していきましょう。
なお、ご紹介する給料はあくまで一般的な傾向を示すものなので、現在の具体的な数値とは異なる場合があります。
サッカー
プロの試合(例えばFIFAやUEFA)の主審は、試合ごとに数千ドルから数万ドルを稼ぐことがあります。
しかし、アマチュアリーグや地元のクラブの試合では、試合ごとに100ドル程度となることが多いです。
バスケットボール
NBAの審判員は年間150,000ドルから550,000ドルを稼ぐことがあります。
一方、大学の試合や高校の試合の審判員は試合ごとに数十ドルから数百ドルを稼ぐことが一般的です。
野球
メジャーリーグ(MLB)の審判員の年収は120,000ドルから350,000ドルです。
一方、マイナーリーグやアマチュアリーグの審判員は試合ごとに50ドルから数百ドルだと言われています。
テニス
グランドスラムでの主審は試合ごとに数百ドルから数千ドル を稼ぐことがあります。
対して、ローカルな試合の審判員は少額だと言われています。
アメリカンフットボール
NFLの審判員は年間約200,000ドル をも稼ぎます。
大学の試合の場合でも試合ごとに1,000ドル以上 稼げるため、比較的高収入が得られます。
スポーツ審判員になるために
スポーツ審判員になるためには、まず自分が審判したいスポーツのルールを深く理解することが重要です。
そして、そのスポーツの審判員資格を取得するためのコースやセミナーに参加し、審判員としての技能と知識を磨くことが求められます。
試合の観察や実際の試合での審判経験を通じ、ルールの理解を深め、判断力を養うことが重要となるので、スポーツ審判員になりたい方はとにかく経験を積みましょう。
そうすることで、瞬時の判断や試合の流れを読む能力も自然と身についてくるはずです。
まとめ
スポーツ審判員としてのキャリアを追求することは、スポーツへの深い愛情とエキサイティングな試合を公平に運営するための高い判断力を必要とします。
困難な道かもしれませんが、スポーツを愛する人々にとっては非常に貴重な経験となるでしょう。
【関連記事はこちら】⇩
・【ラグビー】審判の実態について徹底解説!階級や給料事情もご紹介!
・【ドッジボール】公式審判になるには?役割や試験内容もご紹介!