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【ハンドボール】審判になるには?階級や心得まで徹底解説!

スポーツに欠かせない存在である「審判」はスポーツを円滑に運行、かつ選手が安全にプレーできるように陰ながらスポーツを支えています。

スポーツが平等で魅力的なものとなっている要因として、審判が陰ながら支えていることも、その1つです。

審判がどちらかのチームに加担することは絶対に許されません。中立的な立場で、判断する必要があるため、冷静な判断力が大事になってきます。

もちろんハンドボールにも審判が存在しています。

ハンドボールについて語られることは多いですが、今回はハンドボールの審判についてご紹介していきます。

ハンドボールの審判になるには?

プライベートでハンドボールを楽しんでいる場合、その場にいる誰かが審判を務めることはありますが、公式な試合の場合、日本ハンドボール協会が認定した公認審判員として資格を持った人が審判を務めることが出来ます。

公認審判員になるためにはいくつかの条件があります。

「満16歳以上であること」「日本ハンドボール協会に申請し、審査を通過する」「審査料・認定料を納付する」これらの条件を通過することで、初めて公認審判員として公式試合の審判を務めることが出来ます。

ハンドボールの審判の階級

ハンドボールの公認審判員には階級があり、それぞれ担当できる試合が異なります。

その階級には「D級公認審判員」「C級公認審判員」「「A・B級公認審判員」「終身公認審判員」「国際公認審判員」があります。

各公認審判員は、認定された後も毎年3,000円の登録料と更新の手続きを行う必要があります。

今回は一般的な「A〜D級公認審判員」についてそれぞれご紹介します。

D級公認審判員

D級公認審判員はハンドボールの審判になる上で、最初に獲得する必要がある資格です。

審査料1,000円、認定料4,500円を用意して、各都道府県ハンドボール協会審判委員会に申請する必要があります。

無事審査が通過し、認定されると、コイン、ワッペン、公認審判員手帳、罰則カード(イエロー、レッド、ブルー)をもらえます。

D級公認審判員になることで、各都道府県協会が主催するハンドボールの公式試合の審判を担当することが出来ます。

C級公認審判員

C級公認審判員はD級を取得してから満1年経過すると、申請することが出来ます。

審査料1,000円、認定料2,430円を用意して、各都道府県ハンドボール協会審判委員会に申請し、筆記試験による審査を経てから、各ブロック審判長の審査を通過する必要があります。

無事審査が通過し、認定されると、ワッペンをもらえます。

C級公認審判員になることで、D級公認審判員が担当できる試合に加えて、各ブロック大会の公式試合の審判を担当することが出来ます。

A・B級公認審判員

B級公認審判員はC級を取得してから満2年経過し、30試合以上の公式競技の審判を担当し、さらにブロック大会を経験することで申請することが出来ます。

A級公認審判員はB級を取得してから満2年経過し、50試合以上の公式競技の審判を担当し、さらに全日本大会あるいは10試合以上のブロック大会を経験すること申請することが出来ます。

B級は審査料4,000円、認定料3,650円、A級は審査料5,000円、認定料3,650円を用意して、各都道府県ハンドボール協会審判委員会に申請し、各ブロック審判長の確認後、日本ハンドボール協会が定める審査を通過する必要があります。

審査は書類審査、実技試験、筆記試験、体力試験があります。無事審査が通過し、認定されると、B級またはA級のワッペンがもらえます。

B級公認審判員になることで、国際競技以外の全ての公式試合の審判を担当することが出来ます。

A級公認審判員になることで、国際競技を含む全ての公式試合の審判を担当することが出来ます。

ハンドボールの審判の心得

日本ハンドボール協会のハンドブックには審判について、こう記されています。

レフェリングは、競技中の判定はもとより、ハンドボール競技の進歩・発展に寄与するものであり、レフェリーは責任の重大性を認識し、ハンドボール競技への情熱を基に、すべての人に奉仕するものである。

さらに審判として大切にするべき心得を定めていて、こちらの10箇条をご紹介します。

リーダーシップ(Leadership):審判は試合を管理・運営していく指揮者として位置付けられています。
誠実さ(Honesty):どういう試合でも誠実で丁寧に試合を進めていく必要があります。
ルールに関する知識(Knowledge of the Rule):ルールを熟知して、そこの根底にある意図や思考を理解して吹笛をすることが必要です。
冷静さ(Firmness):審判は常に冷静で適切に判断する必要があります。
正しい判断(Good Judgement):決して予測で吹笛せず、よく観察し、正しい情報のもと判定する必要があります。
身体上の適正(Good Fitness):適切に判定するためには、自ら良い位置に移動する必要があるため、トレーニングを続ける必要があります。
ユーモアのセンス(Sense of Humor):選手を罰するときに微笑を持つことで人間性が相手に伝わります。
勇気(Courage):相手が怖い存在でもルールを守って、勇気を持って公平に判定する必要があります。
協調性(Cooperation):審判同士協力して、試合を運営していく必要があります。
仲間意識(Fellowship):ハンドボールに関わる方々を認め合い、褒め称え合うことが大切です。

審判はこれら10箇条を常に意識し、試合に向き合っています。こういった心得があるからこそ、選手は安心してプレーすることが出来ます。

まとめ

今回ハンドボールの審判についてご紹介しましたが、上級の審判になればなるほど、ハンドボール精神に溢れて良い試合を運営しています。

そういう意識の高さが、ハンドボールの魅力に繋がっているかもしれません。

【関連記事はこちら】⇩
ハンドボールの歴史・競技人口・ルール・大会【スポーツ辞典】



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トシ

トシ

医療資格のあるスポーツ大好きズッコケ隊長

初めまして、大阪出身ズッコケ隊長のトシです!鍼灸師やアスレティックトレーナーの資格など保有しており、リハビリや健康・ダイエット指導をしております!スポーツは中学から「バスケットボール」をやっておりました!関西人の個性を活かして、おもしろおかしく楽しい記事をお届けしていきます!

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