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【ラグビー】審判の実態について徹底解説!階級や給料事情もご紹介!

対戦するスポーツには審判という立場の人が存在します。

審判はそのスポーツを平等で円滑に進めるために必要な存在で、審判がいなければ、スポーツは成り立ちません。

もちろん審判はどちらかのチームに加担することは許されず、あくまでも中立的な立場で判断をする必要があります。

もちろんラグビーの試合にも審判が存在しており、「レフリー」と呼ばれます。

ラグビーの試合において、審判(レフリー)とは、ただ平等で円滑に試合を進めるものではなく、「選手の最高のパフォーマンスを演出し、観客を魅了する試合を作る存在」として位置付けられています。

2019年のラグビーワールドカップを契機に、ラグビーに関心を示す人たちが急激に増えました。

こういったことがきっかけで、日本ラグビーフットボール協会が、2020年度より審判資格制度を整備するなど、ますます魅力的なものとなってきています。

今回はそんなラグビーの審判(レフリー)について詳しくご紹介します。

ラグビーの審判になるためには?

まずラグビーの審判になるためには「JRFUスタートレフリーコース」と呼ばれる講義を受講して、「スタートレフリー」の資格を取得する必要があります。

その後、試合の年代やレベルに応じて階級を上げていく必要がありますが、資格を取得すればすぐに公式な試合を担当できるかというと、そうではありません。
まず、各都道府県のラグビーフットボール協会登録して所属する必要があり、所属する都道府県はスタートレフリーを受講するときに選択する必要があります。

登録料は階級にかかわらず4年間で2,000円、スタートレフリーの場合は、受講料と登録料を合わせて2,000円になります。

資格を取得して登録することで、初めてラグビーの審判になることが出来ます。

ラグビーの審判の階級は?

日本ラグビーフットボール協会の定める審判(レフリー)には、階級が存在し、「スタートレフリー」「ミニラグビーレフリー」「C級レフリー」「B級レフリー」「A級レフリー」などがあります。

それぞれご紹介します。

スタートレフリー

”ラグビーの審判になりたい人”が必ず取得する必要がある資格

スタートレフリーを取得すると、各都道府県協会が主催する公式戦のタッチジャッジコンタクトを伴わないラグビー(タグラグビーなど)のレフリーを務めることが出来ます。

ミニラグビーレフリー

ミニラグビーレフリーは、12歳以下のラグビーの試合を担当するために必要な資格。

取得するためには「ミニラグビーレフリー認定講習」を受講する必要があります。

ミニラグビーレフリーを取得すると、スタートレフリーで担当できる試合に加えて、各都道府県のラグビーフットボール協会が主催するミニラグビーのレフリーを務めることが出来ます。

C級レフリー

小学生年代のレフリー以外を行いたい場合は、「C級レフリー認定講習」を受講する必要があり、ここで”十分な知識と技量がある”と認定された場合、初めて資格を得ることが出来ます。

C級レフリーを取得すると、ミニラグビーレフリーで担当できる試合に加えて、各都道府県のラグビーフットボール協会が主催する中学生年代以上の試合でレフリーを務めることが出来ます。

B級レフリー

B級レフリーは、各都道府県のラグビーフットボール協会の推薦を受け、認定講習会に参加し、そこで、十分な知識と技量があると認定された場合、資格を得ることが出来ます。

B級レフリーを取得すると、C級レフリーで担当できる試合に加えて、各支部ラグビーフットボール協会(関東・関西・九州など)が主催する公式な試合のレフリーを務めることが出来ます。

A級レフリー

A級レフリーは、各支部または日本ラグビーフットボール協会の推薦を受け、認定講習会に参加し、そこで、十分な知識と技量があると認定された場合、資格を得ることが出来ます。

A級レフリーは、B級レフリーが担当できる試合に加えてさらに、日本ラグビーフットボール協会が主催する公式な試合のレフリーを務めることが出来ます。

いずれの資格も更新期限は4年間のため、更新の手続きを行う必要があります。

ラグビーの審判の給料とは?

ラグビーの審判の給料はこのくらいと明確に定められていませんが、多くの場合は「1試合当たりの日当+交通費」とされています。

他競技の審判のトップクラスになると、年収数100万円〜数1000万円になる場合もありますが、ラグビーの1試合当たりの日当はトップクラスのレフリーでも「5,000円」と言われており、他の競技と比べると圧倒的な安さでレフリーを務めていることになります。

つまり、多くのレフリーがお金ではなく、好きなラグビーに関わりたいという気持ちで参加しているということになります。

このようなラグビーに関わるスタッフの精神が、ラグビーをさらに魅力的にさせている1つの要因かもしれません。

審判資格制度がより整備されていくことでレフリーの給料も上がり、ラグビーがより充実したものになるかもしれません。

まとめ

今回は意外と知らないラグビーの審判についてご紹介しました。

ラグビーは激しいコンタクトを行うため、怪我と隣り合わせのスポーツでもありますが、審判がいることでラグビー選手は安全にプレーすることが出来るのです。

そういったラグビーを影で支えているスタッフがいるということを知っておくことで、また違った角度でラグビーを楽しむことが出来ます。

これを機に是非、他のスポーツの審判についても知ってみて下さい。

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トシ

トシ

医療資格のあるスポーツ大好きズッコケ隊長

初めまして、大阪出身ズッコケ隊長のトシです!鍼灸師やアスレティックトレーナーの資格など保有しており、リハビリや健康・ダイエット指導をしております!スポーツは中学から「バスケットボール」をやっておりました!関西人の個性を活かして、おもしろおかしく楽しい記事をお届けしていきます!

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