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バドミントン豆知識5選!意外に知られていない〇〇までご紹介!

皆さんこんにちは。社会人アスリート兼ジュニアチームコーチとしてバドミントンに15年以上関わらせてもっているライター「しょうへい」です。

この記事では一般的に余り知られていないバドミントンに関する豆知識をいくつかご紹介します。

今後、バドミントンを観るのが少し楽しくなるかもしれませんよ。

バドミントンの豆知識①:バドミントンのシャトルは何の羽?

バドミントンで使われる羽はシャトルと呼ばれ、正式名称はシャトルコック、国によってはバーディーと呼ばれます。

そのバドミントンのシャトルは一般的に16枚のガチョウやアヒルの羽が用いられます。生き物の羽を用いるため、安価に製造しづらく耐久性も低いことから、練習球としてプラスチックで代用される場合もあります。

また、シャトルは気温や気圧によって飛び方が異なるため、それぞれの季節に合ったスピード番号のものを使い分けます。スピード番号は1番から5番までのものがあり、数字が大きくなるほど飛びやすくなります。

例えば夏場は飛びにくい1~2番を使用し、逆に冬場は飛びやすい4~5番などを使用します。また、標高の高い地域では気圧が低くシャトルが飛びやすくなるため冬でも3番を使用するなどして調整されます。

バドミントンの豆知識②:バドミントンはサウスポーが有利?

バドミントンではサウスポー(左利きのプレーヤー)が有利と言われています。

左利きは全人口の中で約10%程度しかいないため慣れておらず、やりづらいというのは他のスポーツでも共通の強みですが、それ以外にもバドミントンにはサウスポーが有利な明確なポイントがあります。

それはシャトルの構造です。シャトルの構造には規定があり打ち出したときに回転する向きが決まっています。また、人体の構造上ラケットでシャトルを打った時にかかる回転の方向も右利き左利きでそれぞれ決まっています。

そのため、右利きのプレーヤーがシャトルを打ったときにはシャトルが回転する方向と逆の向きの回転がかってしまい減速します。一方、左利きのプレーヤーがシャトルを打ったときにはシャトルが回転する方向と同じ向きの回転がかかり加速します。

つまり、同レベルの右利きのプレーヤーと左利きのプレーヤーがシャトルを打ったときには左利きの選手が打ったシャトルの方が速度の速い球を打つことができるのです。

特にシャトルのスピードが重要になってくる男子の競技では世界ランクの上位に多く左利きの選手がランクインしています。

バドミントンの豆知識③:強力過ぎて禁止になった伝説の魔球サーブ

バドミントンには強力すぎて現在のルールでは使用禁止になってしまった伝説の魔球サーブが存在することをご存知でしょうか。

そのサーブは主にラリーのテンポが速い男子ダブルスにおいて有効で、このサーブを多用した選手が自身の世界ランクを大幅に更新する結果を残したという歴史があります。

その魔球サーブの特徴はシャトルの羽の部分を打つことで不規則な回転をかけ通常起こりえない起動でシャトルを飛ばすといったものです。

野球でいうナックルボールに近いものでレシーブする選手にとってはシャトルがどこに飛んでくるか予測することが大変難しく、バドミントンでは珍しいサービスエースが連発するという事態が発生しました。

このサーブは話題になり一時期多くの選手が真似をしましたが、バドミントンのルールが改定され、サーブでシャトルの羽部分を打つことが禁止となり、コルクを打たなくてはいけなくなった現在では使用できない伝説のサーブとなりました。

バドミントンの豆知識④:バドミントンは最速のスポーツ!

バドミントンは世界最速のスポーツと呼ばれています。2015年には初速493km/hという記録がギネス世界記録にも認定されています。

卓球の世界トップレベル選手のスマッシュが約180km/h、テニスの世界トップレベル選手のサーブが約200km/hということと比較してもそのすごさがイメージしやすいと思います。

ちなみにシャトルは空気抵抗を受けやすく軽い構造なので、相手選手の手元に到着する時点では初速からある程度減速しています。

バドミントンの豆知識⑤:室内競技だけど風がプレーに大きく影響する

シャトルの重さは、国際大会の規定では4.74g~5.50gと定められています。このようにシャトルはとても軽く、バドミントンは風の影響を受けやすいスポーツです。

バドミントンは体育館の中で行われるスポーツなので風の影響を受けないのではないかと考える方も多いかと思いますが、それぞれの体育館の形状によって天井付近には少なからず気流が発生しており、高く打ち上げたシャトルはその気流によって起こる風の影響を受けます。

また、バドミントンは基本的に締め切られた体育館で空調をつけずに行われますが、国際大会は熱帯地域で行われることもあり、その場合にはスポーツをするに適した室温にするために空調を効かせることがあります。

この空調もプレーに大きく影響します。意外かもしれませんが、そのためにバドミントンにはコートによって風上風下の概念が存在し、それを考慮して打つショットの力加減や戦略を調整する必要があるのです。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。

5つ紹介した豆知識の内、皆さんはいくつご存知でしたでしょうか。

ここで紹介した豆知識を思い出しながらより楽しくバドミントンを観てもらうことができると嬉しいです。

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しょうへい

しょうへい

バド歴15年の社会人アスリート兼ジュニアチームコーチ

10代に始めたバドミントンをケガでのブランク期間を挟んで合計15年以上続けています。 学生時代には関東大会に出場。現在は某県の県代表としてプレーしながら、ジュニアチームのコーチとして学生の指導をしているアラサー社会人アスリートです。

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