皆さんヘリスキーというスポーツはご存じでしょうか。
ウィンタースポーツ好きでも普段体験できないような体験ができるこのスポーツ。
この記事ではテレビやインターネットなどで目にすることはあるものの、あまり馴染みのないウィンタースポーツであるヘリスキーについて記載していきます。
ヘリスキーにはどのような魅力があるのか、ヘリスキーにかかる費用や実際に体験できるゲレンデなどについてもご紹介していきます。
ヘリスキーとは
ヘリスキーとは、ヘリコプターで山頂付近まで行き、そこからスキーやスノボーを楽しむスポーツです。リフトでは行けないところでの滑走を楽しむことができるワンランク上のウィンタースポーツです。
日本ではあまり馴染みがありませんが、雪深く標高が高い山が多い国では盛んに楽しまれています。
ヘリスキーの魅力
ヘリスキーの魅力はたくさんあります。
まず一つ目の魅力は、普段あまり乗ることができないヘリコプターに乗ることができるという点です。なんといっても上空から見る白銀の世界に包まれた雪山は絶景で、感動すること間違いなしです。
二つ目の魅力は、リフトでは行くことができない雪山を滑ることができるという点です。ヘリスキーで滑る場所は一般的なゲレンデと異なり舗装されていない自然体の雪山なので、大自然を感じつつフカフカの新雪を楽しむことができます。
さらにヘリスキーで行く場所の中には森林限界を超えた標高の場所も多くあり、その場合リフトといった人工物だけでなく木すらない真っ白で非日常的な世界を楽しむことができます。
三つ目の魅力は、リフトがない場所を滑るので他のスキーヤーがほぼいない新雪の斜面をひとりじめすることができるのです。一般的なゲレンデでは味わうことができない開放感を体験することができます。
ヘリスキーの注意点
ヘリスキーでは舗装されていない雪の斜面を滑り続けるので、新雪を滑ることに慣れていないスキーやスノーボードの初心者の方にとっては難しいスポーツです。
大自然の中で行うスポーツのため、地形をしっかりと理解していないと滑落や遭難の恐れもあります。
ヘリスキーのパッケージではガイドが同伴するプランが用意されていることが多いので、スキーやスノーボードの技術に不安がある方や初めて滑る山の場合にはガイドと一緒に楽しむことをオススメします。
また、山の天気は変わりやすいこともあり、ヘリスキーでは天候によってヘリを飛ばすことができない場合があります。ヘリスキーを楽しむ場合には、予備日を設けるなど日程に余裕を設けておくと安心です。
ヘリスキーの費用
ここでは、高いイメージのヘリコプターを使ったヘリスキーにかかる一般的な費用をご紹介します。
まずヘリスキーの料金形態についてはゲレンデによって異なり、ヘリに乗れる人数であれば人数に関わらず1日いくらといったプランや一人一回いくらといったプランなどが用意されています。
国内のスキー場では1日10〜20万円、1回1〜2万円程度がスタンダードなようです。飛行距離(=滑走距離)に比例して料金が高くなる傾向です。
決して安いとは言えないスポーツなので、交通費や宿泊費にヘリスキーの費用を併せたトータルの費用でゲレンデを選ぶようにしましょう。
ヘリスキーを楽しめる国内スポット
ヘリスキーは様々な条件を満たす場所でしか楽しむことができません。そもそも雪が降らない地域ではスキーをすることすらできませんし、ヘリコプターが安定して離発着と飛行をすることができる環境でなければなりません。
さらにスキーで安全に滑走するのに適した雪山である必要もあります。このような厳しい条件からヘリスキーを楽しむことができる環境というのはかなり絞られます。
特に南北に長い地形の日本では雪が降らない、もしくは降ったとしても積雪量が十分でないエリアが多く、ヘリスキーを楽しむことができる都道府県は北海道、長野県、新潟県といった日本の中でも特に雪深いかつ標高差がある地域に限られます。
日本では下記のようなスポットでヘリスキーを楽しむことができます。
・北海道ルスツリゾート(北海道)
・HAKUBA VALLEY 栂池高原スキー場(長野県)
・かぐらスキー場(新潟県)
・新潟焼山山麓(新潟県)
ヘリスキーを楽しめる主要な国
ヘリスキーは海外の降雪地帯を有する国でも盛んに楽しまれています。国によっても文化は異なりますが、日本にはない六泊七日など長期で満喫するプランも一般的なようです。
下記の国などでヘリスキーが盛んです。
・ニュージーランド
・カナダ
・スイス
・アラスカ州(アメリカ合衆国)
・ロシア
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事では非日常感を味わうことができるウィンタースポーツ「ヘリスキー」についてご紹介させていただきました。私も人生で一度はこのヘリスキーを体験してみたいと思っています。
皆さんも今年の冬はいつものスキーとは一味も二味も異なるヘリスキーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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