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スカッシュ選手の年収について解説!日本と海外で大きく違う!?

じわじわと知名度を上げているスカッシュ。惜しくも東京2020オリンピックの正式種目にはなりませんでしたが、スカッシュというスポーツの認知度は上がってきています。

「ルールは知らないけど、テニスみたいなやつ」というくらいのイメージは持たれている方も多いのではないでしょうか。

そんなスカッシュですが、年収がどれくらいもらえるのか?というのは気になるところです。スポーツ選手とお金というのは切っても切れない関係がありますからね。

この記事ではそういった質問に、日本と海外との違い・収入を得る方法などに触れながら回答していきます!

スカッシュ選手の年間賞金獲得額について

スカッシュ選手の年収内訳は、賞金とその他スポンサー料などに分類されます。ここでは、まず賞金に着目していきましょう。

スカッシュ選手の年間賞金獲得額ですが、日本と海外で大きな開きがあり、日本ではスカッシュの賞金で生計を立てるのは困難を極めます。

海外であれば困難ではないケースもありますが、野球やサッカーなどのメジャースポーツと比較すると、見劣りするのは否めません。

日本のスカッシュ選手の賞金総額について

まず日本の選手から紹介していきます。

日本のトッププレイヤーである小林僚生選手が、2019・2020年シーズン(スカッシュは6月から翌年5月がワンシーズン)の大会で得た賞金総額はおよそ100万円。国内でトップをとっても、金額はかなり低いですね…

ワンシーズンに何度も大会で優勝し、世界選手権に出たうえでの金額です。ゴルフの賞金ランキングを見ると、億を超えている選手もいますよね。

国内において、賞金のみで生計を立てるのはほぼ不可能といえます。

海外のスカッシュ選手の総額は?

では、海外のスカッシュ選手はどうでしょうか?

2020年、世界ランキング1位のMohamed El Shorbagy選手(エジプト)の賞金総額は、2000万円となっています。テニス世界ランキング1位、ロジャー・フェデラー選手が1年間に獲得した賞金総額がおよそ105億円。同じ世界のトップでも差は歴然です…

とはいえ、さすがに世界トップのレベルになってくるとスカッシュの賞金で生計を立てることはできる範囲と言えるでしょう。ちなみに、スカッシュの世界ランキング10位で800ほどといわれています。

さて、ここまでスカッシュ選手の賞金にフォーカスして紹介してきましたが、正直さみしい金額です。世界トップで2000万円。額だけを見るとかなりのものですが、プロスポーツ選手としては肉体のケアや移動費などを考慮すると物足りなさを感じます。

しかし、本項の冒頭でも述べた通りスカッシュ選手の収入源は賞金だけではありません。ここからは、スカッシュ選手の大会賞金以外の収入源について解説をしていきます。

スカッシュ選手における大会賞金以外の収入源とは

スカッシュ選手の年収の内訳はおよそ次のようになっています(大会賞金は除く)

・国から提供される遠征費などの補助金
・スポンサー料
・エキシビションマッチ
・コーチ料

ひとつずつ見ていきましょう。

選手の補助金

スカッシュ選手は、国から補助金という形で遠征費や給料などが支払われます。これにより金銭的負担は大きく軽減しており、スカッシュに集中できる環境になっています。

選手のスポンサー料について

スポンサー料についてですが、やはり世界ランキングとおおよそ比例して高くなっていきます。

具体的な数値が公開されているわけではありませんが、先述の小林選手によると世界トップレベルになれば、5000万円ほどのスポンサー料が安定してもらえるようです。ピークで1億円の大台に乗ることもあります。

エキシビションマッチ

特にランキングの変動などはないエキシビションマッチですが、世界トップレベルの選手になると1回のエキシビションマッチで数10万円の報酬がもらえるとのことです。

もちろんエキシビションマッチですので、勝ち負けによる賞金変動などは基本ありませんが、出場することによって報酬がもらえます。

コーチング料について

コーチング料は、その名の通りレッスンを行い報酬をもらうものです。当然ですが、コーチをやるためには実績がある程度必要になります。

具体的には、全日本選手権出場が最低ラインであるといわれています(そういったルールが存在するわけではありません)。
世界ランキングでトップ10に入るほどの実力者であれば、引退後でも年間1000ほどのコーチ契約をもらえるケースが非常に多いので、そのレベルまで達すれば生計を立てることは困難ではありませんね。

小林選手によると賞金+これらを組み合わせると、世界50位くらいから生計を立てられるようになるようです。

まとめ

さて、ここまでスカッシュ選手の年収について解説してきました。正直、他のメジャースポーツと比べると金額はかなり抑えめであるという印象を受けますね。

しかし賞金とその他の収入を合わせると、世界トップレベルのプレイヤーであれば、億の大台が見えている選手も存在します。加えて、2018.2019シーズンの大会では男女合わせて、賞金総額1.1億円(男女5500万円ずつ)の大会も開催されています。

このように、賞金総額の高い大会が増えるとスカッシュ選手の年収も上がり、スカッシュ界もさらに盛り上がりを見せていくことが考えられますね。

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エスハ

エスハ

スポーツは生活の一部

スポーツをプレーするのも観戦するのも好きな、エスハと申します。 日本では競技人口があまりいない、スカッシュを大学時代にプレーしていました。 中高6年間は野球をしており、今も草野球をしています。 阪神タイガースと楽天イーグルスのファンです。 寝る前に、その日の試合のハイライトをみるのが毎日のルーティン。

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