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フィギュアスケートの歴史・競技人口・ルール・大会【スポーツ辞典】

日本選手の活躍もあって注目されるスポーツでもあるフィギュアスケート。

フィギュアスケートは年々選手たちの技術力や演技力も高まって見ている者を魅了するスポーツである反面、その裏で競技をする選手たちの魅せるための日々の弛まぬ努力は相当たるものでしょう。

そんなフィギュアスケートの知られざる起源や歴史、競技人口やルール、世界から見た日本人選手の評価などを解説します。

フィギュアスケートの起源・歴史について

英語のFigureは日本語の図形を意味し、スケートを滑ることで出来上がった氷上の形跡すなわち図形の美しさを競うスポーツとして19世紀のヨーロッパ、特にオランダやイギリスで盛んとなったウインタースポーツです。

現在のフィギュアスケートの原型とされるのは、1860年代のアメリカでジャクソン・ヘインズ氏が音楽伴奏に合わせてバレエや社交ダンスを披露したこととされ、その流れを汲んで1892年にヨーロッパに国際スケート連盟が発足、1896年には初の世界選手権が開催されました。

日本におけるフィギュアスケートの歴史について

アメリカの宣教師が日本で指導したことが発祥と言われる日本のフィギュアスケート。

持ち込まれたのは1865年とされていますが、実際に競技として始められたのは1900年前後と言われています。

当時は十分な道具はなく下駄のようなスケート靴で滑走していたと言われています。

フィギュアスケートと関連のあるスポーツ

ウインタースポーツとしてスケート靴を使用する種目として皆さんが思い浮かぶのは速さを追求するスピードスケートではないでしょうか。

西暦1200年頃の道具の進化とともに速さを追求するスピードスケートと、一方で可憐さを追求するフィギュアスケートと分化されたとされています。

そして1930年頃から盛んとなったスピードスケートの進化系、ショートトラックスピードスケートはスピードスケートの速さを競う競技とは異なり、順位を競う競技として発展してきました。

またショートトラック競技は室内で行われるのも特徴の一つです。

さらに氷上の格闘技と言われるアイスホッケー、その起源は諸説ありますが18世紀にカナダに駐留していたイギリス兵が長く厳しい冬を楽しむために生まれたとされています。

スピード感溢れるボディコンタクトの多い現代アイスホッケーは19世紀後半に誕生したと言われています。

最後にアイスホッケーと似たスポーツである、バンディをご存知でしょうか。

最大の特徴はパックではなくボールを使用すること、またチーム編成は6名ではなく11名、コートはサッカーコート並みの大きさで行われるスケート靴を使用したスポーツです。

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フィギュアスケートの競技人口について(日本国内・世界)

正確なデータはありませんが、約3年前に日本ではおおよそ4800人とされ、男女内訳は男性800人程度、女性が4000人程度とされています。

また世界に目を向けてみると、アメリカやカナダ、ロシアではおおよそ15万人、お隣の韓国では500人程度と言われています。

フィギュアスケートのルールについて

競技は4つ、➀男子シングル②女子シングル③ペア(男女各1名)④アイスダンス(男女各1名)で構成されています。

公式競技における種目はショートプログラム(アイスダンスはショートダンス)フリープログラム(アイスダンスはフリーダンス)と2度の演技が行われます。

演技時間はショートプログラムが2分50秒、フリープログラムは男子とペアについては4分30秒、女子とアイスダンスについては4分とされています。それぞれに±10秒の幅は認められています。

採点は技術点と構成点に分かれており、技術点はジャンプ、スピン、ステップの技術精度を採点、さらにペアではそれにリフトスロージャンプなども加わります。一方でアイスダンスではジャンプやスピンが禁止されているのが大きな特徴です。

構成点に関してはスケート技術に加え、使用する音楽との融和度が採点されます。

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フィギュアスケートの国際的な大会について

カレンダーコンペティションと言われる国際スケート連盟が承認する大会と承認されていない大会があります。

さらにカレンダーコンペティションの中でも世界ランキングやパーソナルベストスコアに反映される大会と対象外とされる大会があります。

冬季オリンピック、ISU(国際スケート連盟)チャンピオンシップ、ISUグランプリファイナル、ISUジュニアグランプリファイナル、この4大会は言わばメジャー大会とも言われ、世界ランキングやパーソナルベストに反映されます。

一方で知名度の高いオリンピック団体戦や世界国別対抗戦などは国際大会であっても世界ランキングやパーソナルベストに反映されません。

世界から見た日本のフィギュアスケート選手のレベル

ISU国際スケート連盟における世界ランキングから日本選手の強さを推し量ってみましょう。(ペアとアイスダンスは除いています)

2022年1月15日時点において男子の世界ランキング20位以内の日本人選手は4名、他ロシアが6名、アメリカとイタリアが2名ずつ、ジョージア、カナダ、ラトビア、フランス、韓国、中国がそれぞれ1名となっており、ロシアの台頭が目立っています。

同じく女子の世界ランキング20位以内には日本人選手が4名、ロシアが6名、アメリカが3名、韓国が2名、ベルギー、アゼルバイジャン、ポーランド、ベラルーシ、スイスがそれぞれ1名と、男子と同じく女子もロシアが世界を席巻している状況です。

まとめ

フィギュアスケートの起源や歴史、そしてその他のスケート競技、またフィギュアの国際大会の仕組み、世界各国のフィギュアの勢力図をご理解いただけましたでしょうか。

高い技術力と演技力が求められるフィギュアスケート選手たちの進化にこれからも私たちは魅了し続けられることでしょう。

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すぎさくしゃちょー

すぎさくしゃちょー

年々涙腺が緩くなるCEOスポーツライター

スポーツ選手のセカンドキャリアアドバイザー。 スクールウォーズとルーキーズを観ると涙が止まらない55歳。 人財測定コンサルタント/メンタルトレーナー/ブランド・プランナーなどの資格を保有しています。

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