モルックは、フィンランドのカレリア地方の伝統的なゲームから誕生したスポーツ。
日本では競技者が徐々に増え、国内大会も開催されています。さらに、芸人のさらば青春の光・森田哲矢さんが日本代表として、世界大会に出場したことも話題になりました。
しかし、多くの人がモルックを実践したことが無いのではないでしょうか。今回はモルックについて、競技の詳細や魅力をご紹介します。
モルックの魅力とは
モルックの魅力は老若男女問わず競技を楽しめ、基本的な投げ方を習得すれば誰でも行えるスポーツです。また、国内大会や世界大会が開催されているため、同競技のトップ選手を目指せます。
トップ選手を目指す場合、技術だけではなく戦略を立てる能力も求められます。多くの試合に参加し、様々な経験を積んでいくことをおすすめします。
モルックを楽しむ3つのポイント
モルックを楽しむためには、3つのポイントがあります。3つのポイントの中には、競技で使用する道具やルールなどを覚えることが含まれています。
ここでは、モルックを楽しむために必要な3つのポイントをご紹介します。
ポイント①3つの道具を知る
モルックを楽しむポイントの1つは、競技で使用する3つの道具を覚えることです。
以下が競技で使用する道具になります。
・モルック
・スキットル
・モルッカーリ
モルックは、競技者が投げる棒のことを指します。競技者は、モルックを下手投げすることが多いです。競技に慣れた人は下手投げ以外の投げ方を習得すると、高度な技を披露できます。
モルックの投げ方は、以下の項目でピックアップします。
スキットルは、モルックに欠かせない道具です。このピンは木製で12本あり、それぞれに番号が振られています。番号はピンが1本倒れた時に、その点数が加算される仕組みです。
モルッカーリはモルックを投げる位置の目印としておくものです。
競技者はスキットルを倒しますが、状況に応じ本数や狙うピンを調整しなければいけません。モルックは投げる度に狙う場所を変えるため、戦略が必要なスポーツと言えるでしょう。
ポイント②モルックの流れを把握する
モルックは総得点の50点を目指し、スキットルを倒すスポーツです。競技者は、スキットルを倒す時にいくつか覚えてくべきルールがあります。以下の状況では、それぞれのルールが存在します。
・スキットルが完全に倒れていない場合
・点数が50点を超えた場合
・ミスを3回連続した場合
スキットルが完全に倒れていない場合、そのピンはカウントされません。倒れた本数は、他のスキットルに重なったものを入れずに計算されます。
複数のスキットルを狙うと、ピン同士が重なることがあり、想定した点数を取れないこともあり得ます。そのため、試合の終盤では狙うピンの周囲を確認しながら、慎重に投げなければならないため競技者は、自分の技術力を最大限に発揮する場面になります。
モルックの試合中に点数が50点を超えたチームはペナルティが科され、持ち点が25点へ減点されるのです。減点後、チームの点数は25点から試合が再開されます。
他にもミスを3回連続した場合には、失格になります。競技者は、スキットルが3回連続倒れないことにならないように、様々な攻め方を身に付けましょう。
モルックは50点が近づくにつれ、一投ごとの重要度が高くなります。競技者は無闇にモルックを投げず、計算しながら倒すことが重要です。
モルックを投げる際は、両チームの点数を把握し、味方が優位になるよう狙って下さい。
ポイント③さまざまな投げ方を習得する
モルックの基本の投げ方は下手投げで、多くの競技者が試合で実践しています。
下手投げ以外の投げ方に、以下の3つの方法があります。
・ラハティ投げ
・縦投げ
・裏投げ
ラハティ投げは、体の重心を落とした体勢から投げる方法です。モルックをスキットル前に落とし、転がしながら倒します。ラハティ投げは、スキットルを遠くに飛ばしたい時に使用し、相手チームにプレッシャーをかけたい時に有効な手段です。
モルック初心者でも習得が早く、実践しやすい投げ方の1つです。
縦投げと裏投げは、高い技術力が求められる投げ方です。両方の投げ方は、狙いたいスキットルをピンポイントで当てる時に使います。試合の終盤、ミスが許されない大事な時に投げることができると、勝利に近づけるでしょう。
モルックの上級者が身に付ける技のため、ある程度の技量や経験がある人におすすめします。
初心者は基本の下手投げを覚え、自分が狙った場所にモルックが投げられる技を磨きましょう。その後、他の投げ方に挑戦し様々な攻め方を試してみると良いですよ。
投げ方は競技者によって好みが分かれるため、自分に合ったものを見つけ出しましょう。
まとめ
モルックは競技者同士が力を合わせ、勝利を目指すスポーツです。
試合が拮抗している時は、メンバーと話し合いながら攻め方を決めます。メンバー同士のコミュニケーションが重要な要素になってくるため、技術以外の能力も身に付きますよ。
試合の行方を左右する場面では、日頃のコミュニケーション能力と技術力の高さが結果に大きく影響するでしょう。
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