オンスと聞けばボクシングフリークは重さの意味だと理解できると思います。
そもそもボクシンググローブのことを、オンス又はオンスグローブと呼びます。
それとは別に練習用のグローブをパンチンググローブと呼んで区別されています。
今日は試合用のオンスグローブ、ボクシンググローブについて解説していきます。
ボクシンググローブのオンスとは
ボクシンググローブのオンスって?
アメリカで未だ使われる重さの単位であるオンス(oz)、1オンス(oz)をグラム(g)に置き換えると28.3495g、28gとしておけば問題ないと思います
ボクシンググローブの重さは2oz単位で8/10/12/14/16まであります。
片手分の重さなので両手では倍にしてもらうとなんとなく様子はわかりますね。
階級によってオンスが異なる
ボクシングは体格により階級が異なるのはご存知ですね。
当然ながら最軽量のミニマム級の選手と最重量のヘビー級の選手と同じオンスで対戦したらその衝撃は大きな違いがあります。
重さが重くなるほど棉の量が多くなるのでパンチの衝撃が和らぐと言うわけです。
ちなみに最軽量のミニマム級から数えて10階級上のスーパー・ライト級までが8ozグローブ、ウェルター級から数えて6段階上の最重量のヘビー級までが10ozを使用します。
ボクシンググローブと言えば『Winning』
国内の試合になるとJBC(日本ボクシングコミッション)から認可を受けたメーカーのものを使用すると決められており、JBCがWining社のグローブ準備してくれます。
実は世界戦やタイトルマッチならば新品の用意をしてくれるそうですが、4回戦や6回戦程度の選手だとグローブは使い回しされるそうで、運が悪いと劣化されたものを使うようになるとか。
ボクシングの世界も道具ですら実力がものを言う世界ですね。
練習時やスパーリング時のグローブは
練習では怪我を回避するために重めのもの、いわゆる棉でパンチが緩和される12ozや14ozのグローブを使うそうです。
しかしながら日本ランカー、世界ランカー級の上位層ではそれではパンチの精度が互いに伝わらないのでスパーリングなど実践トレーニングではより試合に近い10ozぐらいのものを使うそうです。
ちなみに8ozと14ozのグローブでどれぐらい違うのかと言えば両手で340gの違い。
たったの340gならステーキ肉ならペロリ食べられる程度と考えたいところですが、ただでさえ減量で数グラムを削ぎ取るボクシングの世界観。
激しいトレーニングの中での340gはボクサーには相当堪えるものと察します。
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初心者にお勧めのグローブとその買い求め方
初心者が始めるならどのオンスから
先ほど既述したように8ozから16ozまで重さは様々なボクシンググローブ。
でも初心者が始めるなら軽い方が長く練習できそうだから8ozなのか?と言えばとんでもない話で、棉が薄いのでサンドバックを大した経験もなく打ち続ければ手首を痛めて当然の結果でしょう。
逆に棉をたくさん詰めた16ozならば手首も傷めず重さでトレーニングにもなる?イヤイヤ8ozより340g重いグローブをずっと付けて素人さんがトレーニングは絶対出来ません。
ならば間をとってと言うことで12ozぐらいが程よいところとおススメされる方が多いようです。
ボクシンググローブの価格
私がネットでサッと確認したところ、5,000円程度のものから40,000円を超えるようなものまで様々でした。
「私は初心者だから、では最初は安い5,000円のグローブで」ってとんでもない。
恐らくすぐに棉が出てきて壊れてしまいます。もし購入をするのであれば知見のある方のアドバイスを受けて購入してくださいね。
もちろん最初から高価なグローブを買って宝の持ち腐れにならないようにお祈りします。
ボクシンググローブの生産メーカー
ボクシングと言えば先述の国産メーカーであるウイニング社製のグローブが一番老舗で且つ有名です。
さらに先ほどお話ししたとおり、タイトル戦は全てウイニング社製のものを使用されます。
「ミーハーだから私はWiningで」って軽く考えたいところですが実はどこよりもお高いのがウイニングのグローブだと言われます。
他には日本社のボディメーカー、海外社だと皆さんの知るアディダスや他にはタイトル、ライバル、レイジェス、ウィンディ、ツインズなどがあります。
また紐で巻くタイプやマジックテープで巻くタイプがあったりしますので、在庫状況はもちろんのこと、まずはフィット感やそれからお値等々を財布とそして本気度と相談しながら専門店やボクシングジムを訪ねて相談してみてください。
オンスとパンチングを併用
さて皆さんが本格的にボクシングに打ち込んで来たとするならば、「もう少しパンチの手応えを感じたい」など欲が出てくると思います。
そんなあなたにはオンスグローブだけでなくパンチンググローブの併用を考えてみてはいかがでしょうか。
わずか6ozの重さのパンチンググローブならば打感も自身にズシンと伝わり、相手に効くパンチの打ち方をマスターできるようになると言われています。
親指が出ているグローブなので、打つ際にしっかり拳を握らないと威力が伝わらないとされています。
オンスグローブで物足りなくなった本気のあなたにはぜひおすすめです。
まとめ
ボクシングをグローブの世界から皆さんにお伝えしてきました。
ボクササイズなども女性を中心に注目を集めたボクシングですが、本来は本気の殴り合いをするハードなスポーツです。
最近はボクシングジムやフィットネススタジオで初心者が気軽にボクシングを体験出来る機会もあります。ちなみに筆者はキックボクシングを数か月間ほど習いに行っていましたが、インストラクターの放つ本気のパンチは恐らく衝撃の音です。
ぜひ一度ボクシングローブの奏でる本気の音を楽しみに赴いてください。
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