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【ボクシング】ルール一覧|ラウンド数や判定基準なども徹底解説!

紀元前688年の古代オリンピックでも行われていたというボクシングは、当初は時間無制限、素手で戦うという凄惨なスポーツでした。

しかし1867年からはグローブ採用、ノックアウト制、3分1ラウンドなどのルールを制定。

その後さらにルールを洗練して、近代的なボクシングへと変貌してきたのです。

ここでは、ボクシングのルールをご紹介。

アマチュアやプロのラウンド数、判定基準についても徹底解説します。

【ボクシング】ルール ボクシングの基本

【ボクシング】ルール一覧|ラウンド数や判定基準なども徹底解説!①

ボクシングは体重別に階級分けされたボクサーがリングに入り、1対1で戦う格闘技です。

使って良いのはグローブを付けた拳の前面のみというのがボクシングの大きな特徴。

定められた時間を1ラウンドとして、休憩を挟みながら複数ラウンド戦い、ノックアウトや判定で勝負が決まります。

階級

ボクシングは体重によってパワーなどに大きな差ができてしまうため、体重別に階級が分けられています

その階級はプロやアマチュアなどで大きく違い、例えば国際ボクシング協会が定めるアマチュアの階級は男女それぞれ10階級

東京五輪の階級は男子が8階級、女子が5階級でした。

そしてプロは団体によって呼び方に多少の違いはありますが、同じ体重区分で男女ともに17階級もあります。

勝敗

勝敗は、ノックアウト、テクニカルノックアウト(レフェリーストップコンテスト)、失格負け、判定によって決まります。

ノックアウト(KO)は相手が戦闘不能な状態になること。

相手の攻撃の結果、足の裏以外を地面につけてしまうとダウンとなり、その後レフェリーが10カウントする前に立ち上がれなければノックアウトとなります。

テクニカルノックアウト(TKO)は、レフェリーや医者が戦闘不能または技量に差がありすぎて危険と判断した場合や、セコンドが棄権を申し出た場合。

アマチュアではレフェリーストップコンテスト(RSC)と呼ばれます。

悪質な反則行為をした場合は失格負けになることも。

そして判定は、最終ラウンドまで決着がつかなかったときにジャッジ(審判員)の採点で決まります。

主な反則

ボクシングは危険な行為やアンフェアな行為を避けるためにいくつもの反則が定められています。

・ベルトラインより下を攻撃するローブロー
・ダウン中の相手への攻撃
・故意のホールドやクリンチの継続
・頭や肘、肩を使って攻撃するバッティング
・抱え投げや足蹴り、引き倒しなどのレスリング行為
・拳の前面以外で攻撃するナックル
・腎臓を攻撃するキドニーブローや後頭部を攻撃するラビットパンチ
・グローブの親指で目を突くサミング
・故意のダウン
・無気力試合
・片手でコーナーやロープに相手を押し付けながらの攻撃
・ブレーク後、ラウンド終了後の攻撃
・相手やレフェリーへの暴言
・ロープの反動を利用した攻撃
・攻撃を避けるために相手のベルトライン以下に体を沈めるローダッキング

反則と判定されると、アマチュアの場合は相手側に2ポイント加算

プロの場合はラウンドごとの判定で不利になるため注意が必要です。

また何度も続けたときや悪質な場合は反則負けとなります。

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【ボクシング】ルール ラウンド数

【ボクシング】ルール一覧|ラウンド数や判定基準なども徹底解説!②

ボクシングのラウンド数や各ラウンドの時間は、プロとアマチュア、レベルなどによって大きく変わります。

アマチュア

アマチュアボクシングの1ラウンドは3分間

3ラウンドで戦い、ラウンドの間のインターバルは1分間です。

18歳以下の試合は1ラウンド2分間で3ラウンド

国内の小学生の部は1ラウンド1分30秒間で3ラウンドとなっています。

プロ

プロボクシングの試合も1ラウンドは3分間

ラウンド数は所有するプロライセンスの種類によって変わっていきます。

日本の最初のライセンスである「C級ライセンス」で参加できるのは4回戦の試合。

これは4ラウンドの試合という意味です。

ここで4勝すると「B級ライセンス」を獲得。

6回戦に参加して6ラウンドの試合ができるようになります。

さらにここで2勝すると「A級ライセンス」で、8ラウンド以上の試合に参加できるようになるのです。

そして世界タイトル戦などは、両者の合意で15回戦などの長い試合が行われることになります。

【ボクシング】ルール 判定基準

【ボクシング】ルール一覧|ラウンド数や判定基準なども徹底解説!③

最終ラウンドが終わるまでにノックアウトやテクニカルノックアウト(レフェリーストップコンテスト)、反則負けで決着がつかなかった場合、判定で勝敗が決まりますが、その判定基準はアマチュアとプロで違いがあります。

アマチュア

アマチュアボクシングの採点は加点式

国際大会では5人の審判が行うのが一般的です。

試合中の攻撃について各審判が有効打だったかを判断し、3人以上が有効打だと判断したら1ポイント。

最終的に蓄積されたポイントを集計して判定します。

一方、小さな大会では試合展開全体を判断して審判がジャッジペーパーに採点を記入。その集計で勝敗が決まります。

プロ

プロの採点は10点満点から減点する方法

一般的には3名の審判がラウンドごとにどちらが優勢だったかを判断して10対8などと採点していきます。

最終的に各審判が採点を集計して判断。

3人のうち2人以上が優勢だったと支持した選手の勝ちとなります。

各審判は「ドロー」と判定することも。

そのため2人以上の支持がなく引き分けとなる場合もあります。

まとめ

ボクシングにはプロとアマチュアがあり、さらにプロにはいくつもの団体が存在。複数の団体が管理しているため、ルールは完全に統一化されてはいません。

それでも厳格なルールが定められているのはどの団体にも共通すること。

それは拳で殴り合うという本来危険な競技を、できるだけ安全なスポーツにするためなのです。

今後もより安全、かつエキサイティングな試合のために、ボクシングのルールは進化していくのではないでしょうか。

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おおぱ!

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寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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