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【マット運動】技一覧|基本から注意点まで詳しくご紹介!

幼稚園や保育園、小学生の頃から取り組むことになるのがマット運動。
床に敷いてしまえば身体ひとつで練習できるのがメリットです。
そのマット運動の技には、どのような種類があるのでしょうか。
今回は、マット運動の技をご紹介。
基本的な技のコツや注意点も解説します。

【マット運動】意義やメリット

幼児向けのスポーツ教室でも行うことが多いマット運動。
どのような意義やメリットがあるのでしょうか。
特に成長期の幼児から小学生に期待できる効果をご紹介します。

柔軟性

マット運動は筋肉と腱をしっかり伸ばす運動。
楽しみながら柔軟性を高めることができます。
他の運動では動かしづらい股関節や肩甲骨の関節もしっかり動かすことで、しなやかな筋肉や腱を得ることができるのです。

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機敏性

マット運動は機敏性とは無関係に思われがち。
でも実は1つの運動をしながら次の動作へ向かう体勢を素早く作る技がたくさんあり、敏捷性も磨かれます

筋力・筋持久力

マット運動には、一気に筋肉に負荷をかける運動と筋肉に負荷をかけ続ける運動、その2つを同時に行う運動があります。
それによって筋力と筋持久力がバランスよくアップする効果が期待できるのです。

瞬発力

瞬発力はほとんどのスポーツで必要な能力。
マット運動には、適切なタイミングで押して瞬時に起き上がるという動きなど、瞬発力を磨く動きも多く含まれています。

調整力

調整力は、バランス感覚を必要とする運動で姿勢の調整を行う能力。
平衡感覚空間認識力も含まれます。
体の動きをコントロールする調整力はスポーツにとても重要。
マット運動を行うことで、脳・神経・筋肉の連携が素早く正確になると言われています。

巧緻性

巧緻性は、状況に応じて意図した通りの動きができる身体の器用さのこと。
全身の神経・筋肉を刺激しバランスも保つマット運動は、巧緻性を鍛える効果が非常に高いと言われています。

【マット運動】技一覧

マット運動にはとても多くの技があります。
まずはその分類から。
大きく分けるとマット運動は「回転系」と「巧技系」に分類できます。
さらに回転系は「接点技群」と「翻転(ほんてん)技群」、「宙返り技群」に分類。
「巧技系」は「平均立ち技群」、「支持技群」「跳躍技群」「柔軟技群」に分けられ、それぞれの中にもさらに分類があります。
では具体的にどのような技があるのか、一覧でご紹介しましょう。

回転系・接転技群

小学校のマット運動でよく行われるのが、この回転系の接転技群。
前方回転系後方回転系に分類されます。
前方回転系は前方に転がって回転する技
主な技には以下のものがあります。

・開脚前転
・伸膝前転
・跳び前転
・倒立前転

後方回転系は後方に転がって回転する技
主な技には以下のものがあります。

・後転
・開脚後転
・伸膝後転
・後転倒立

回転系・翻転技群

翻転技群は手や足の支えで回転する技
倒立系はその代表的なもので、主な技には以下のものがあります。

・側方倒立回転
・前方倒立回転
・倒立ブリッジ
・ロンダート
・前方倒立回転跳び

はね起き系は手や足に加えて首や頭部で支える技
主な技には以下のものがあります。

・首はね起き
・頭はね起き

回転系・宙返り群

宙返りは手足や身体をマットにつかずに回転する技
主な技には以下のものがあります。

・前方宙返り
・後方宙返り
・側方宙返り
・2回宙返り
・ひねり宙返り

巧技系・平均立ち技群

平均立ち技群はバランスをとりながら静止する技
その中の片足平均立ち系はその名の通り、片足でバランスをとる技です。
主な技には以下のものがあります。

・片足正面水平立ち
・片足側面水平立ち
・Y字バランス

学校でもよく行う倒立系は逆立ちのバリエーション
主な技には以下のものがあります。

・壁倒立
・頭倒立
・倒立
・倒立ひねり
・胸倒立

巧技系・その他

その他の巧技系はレベルが上がり、かなり難しいものも。
以下のような種類があります。

支持技群(腕立て支持技群)の静止支持技系
・腕立て支持臥
・脚前挙支持
支持技群(腕立て支持技群)の動的支持技群
・片足旋回

跳躍技群の伸身跳び系
・伸身跳びひねり
跳躍技群の振上げ跳び系
・左右開脚跳び
・前後開脚跳び

柔軟技群の股関節柔軟技系
・左右開脚座
・前後開脚座
柔軟技群の脊柱柔軟技系
・ブリッジ

【マット運動】基本技のポイント

簡単なものから難しいものまであるマット運動。
とはいえ基本の技でも苦手という人もいます。
基本技にはどのようなコツがあるのでしょうか。

前転

前転が苦手な人は背中から落ちてしまって回転が止まることがよくあります。
前転のポイントは、完全にお尻を落とした状態ではなく、少し高い姿勢から始めること。
そこから少し勢いをつけ、頭頂部ではなく、頭の後ろ、背中、腰の順にマットにつけるようにします。
体を丸めることとスピードがポイントです。

後転

後転も勢いが重要
最初の姿勢では手を耳の横に、お尻はかかとの近くではなく少し離して下ろします。
そしてお尻がマットについたら体を丸めたまま一気にスタート。
指先から手のひらの順で床につけ、体を丸めて回転したら、手で強く押して起き上がります。

開脚前転

開脚前転でありがちなのは、立ち上がれず尻もちをついてしまうこと。
この場合、足を早く開きすぎているかもしれません。
足を早く開くと勢いが落ちてしまうのです。
コツは、勢いよく前転し、地面につく直前に足を開くこと。
起き上がるときに手を遠くにつくとブレーキになってしまうため、体の近くについて床を押し、立ち上がります。

【マット運動】注意点

マット運動は運動機能の発達にとても有効ですが、安全に行わないと怪我をしやすい運動でもあります。
特に注意すべきところはどこでしょうか。

マットの点検

マットはまっすぐ平らに敷くことが重要。
曲がっていたり重なっていたり、隙間ができていたりすると、怪我の原因になってしまいます。
見逃しがちなのがマットを運ぶベルト(みみ)の部分。これをマットの下にしまうようにしないと、手足が引っかかってしまうことがあるのです。

準備運動

体を曲げ伸ばしするマット運動は準備運動が大切。
特に首に大きな力が加わることがあるため、首の準備運動は重要になります。
また手で体重を支える運動もありますから、手首や指もしっかり曲げ伸ばししておくようにしてください。

まとめ

簡単な技からステップアップしていけば、運動能力全体の向上が期待できるマット運動。
特に幼いうちから取り組めば、高い基礎能力を身につけることができると言われています。
ただしいきなり無理は禁物。
それぞれのペースに合わせて、ゆっくりと上達を目指してください。

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おおぱ!

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寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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