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【パラグライダー】ライセンス免許の取得費用や期間などをご紹介!

パラグライダーは滑空性能を持つ四角いパラシュートを地上で開き、斜面を利用して滑空するスカイスポーツ。
高原や山で飛んでいるのを見かけて「挑戦したい」と思った方も多いのではないでしょうか。
空を自由に飛ぶスポーツですが、誰でも自由に飛べるかというと、それは微妙。
一般的にはライセンス免許を取ることになります。
今回は、パラグライダーのライセンス免許について調査。
取得費用や必要な期間などについて解説します。

【パラグライダー】ライセンスは必要?

まずはそもそも「パラグライダーに免許は必要か」という問題。
実はパラグライダーの免許は取得しても国家資格とはなりません
逆に言えばパラグライダーの操縦に免許は必要ではないということ。
しかし自己流で飛ぶのはあまりにも困難で、ライセンスがなければ飛行のための離陸エリアの使用も許されません。
そのため誰もがスクールで受講してライセンスを獲得することになります。

2つの認定機関

パラグライダーのライセンスを発行しているのは、日本パラグライダー協会(JPA)日本ハング・パラグライディング連盟(JHF)
以下、それぞれの内容と取得に必要な期間、費用をご紹介します。

【パラグライダー】JPAのライセンス

JPAのパラグライダーのライセンス免許は、以下の6段階に分かれていて、フライトできるエリアや内容が違ってきます。

①パラメイト証
ゲレンデでパラグライダーの基礎を習得
インストラクターの指示で高高度からの単独フライトができる
②ベーシック証
旋回操作や、指示通りの着陸などの技術をマスター
③プライマリーパイロット証
ホームエリアを自由にフライトする技術をマスター
④パイロット証
ホーム以外のエリアや海外でのフライトが可能
⑤エキスパートパイロット証
公式の競技会で通用する技術を磨く
⑥タンデムライセンス
2人乗りでのフライトが可能になる

まずは基礎練習が中心の「パラメイト証」コースを受講し、以後は順にステップアップして受講していきます。
趣味で楽しむならパラメイト証やベーシック証で十分。
パイロットとして一人前と言えるのはパイロット証以上で、取得すれば国内や海外のパラグライダーエリアでフライトできるようになります。
受講コースの名称はスクールによって違うこともあるため、名称が違う場合はどのライセンスを取得できるかスクールに確認するのがお勧めです。

パラメイト証取得までの期間

JPAのライセンスで最初に挑戦するのが「パラメイト証」。
全国各地にあるパラグライダースクールに通い、取得を目指して受講すれば、そのコースのうちに1人でのフライトができるようになります。
スクールによっても違いますが、パラメイト証の取得までは、早い人で5日間遅い人でも10日ほど練習すれば、一人で山頂から飛ぶことができると言われています。
この練習は連続でなくても大丈夫。
週に1日を5週〜10週など、自分のペースで受講するのが一般的です。

パラメイト証取得までの料金

スクールによっても違いますが、それぞれのライセンスを取得するための受講費用は4万円~8万円が相場
コース料金は月謝制一定期間制などがあります。
月謝制の場合は、短期集中で取得を目指すのがお勧め。逆に月に1~2回しか通えない場合は受講有効期間の長いスクールを選ぶようにしてください。
重要なのは練習回数制限
練習回数無制限のスクールなら、追加料金なしで何度でも練習できます。
またライセンス取得には検定料も必要。
検定料は1回につき1000円~3000円となっています。

パイロット証取得までの期間

一人前とされる「パイロット証」までは、毎日スクールに通えれば2~3ケ月で取得が可能と言われています。
ただし実際は毎週末にスクールに通って練習するのが一般的。
その場合は早い人でも1年少しかかることになります。

パイロット証取得までの費用

パイロット証の取得までにかかる費用も、スクールによって変わってきますが、単純に1つのライセンス取得にかかる費用の4倍で、16万円から32万円
一方、パイロット証の取得まで考えている人は機材の購入も視野に入れた方が良いかもしれません。
パラグライダー機材として必要なのは、グライダー本体、ハーネス、レスキューパラシュートなど。価格も様々ですが、平均的なものは一式60万円前後と言われています。
ただし最近は中古機材の購入も増えていて、費用を抑えることも可能です。

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【パラグライダー】JHFのライセンス

JHFは国際航空連盟の下部団体。そのためJHFで発行された免許は国際ライセンスとして認められます
IPPIカードと呼ばれる国際技能証が必要な場合はJHFで取得可能です。
JHFのパラグライダーライセンスは5段階。
取得可能年齢に達していて、以下の条件をクリアすれば取得できます。

①A証
14歳以上(保護者の同意があれば14歳未満でも受講可能)
インストラクターの補助なしで離着陸が安全に可能なこと
②B証
14歳以上(保護者の同意があれば14歳未満でも受講可能)
上記かつ高高度飛行20本、飛行中に180度旋回できること
③NP(ノービスパイロット)証
14歳以上(保護者の同意があれば14歳未満でも受講可能)
ソアリングフライトができ、B証取得後合計5時間以上の飛行時間かつ60回以上の飛行回数
④P(パイロット)証
16歳以上
「競技飛行」、「記録飛行」、「検定飛行」を含む全ての飛行が可能でかつ、NP証取得後30時間、3箇所以上の飛行経験
⑤XC(クロスカントリー)証
18歳以上
クロスカントリーフライトで「競技飛行」、「記録飛行」、「検定飛行」を含む全ての飛行が可能であること

クロスカントリーフライトとは、管理されたエリアを離れて長距離飛行することです。

取得までにかかる期間

JHFが発行しているライセンスは簡単なものなら取得期間は短く、NP証以上は取得に必要な期間も長くなっていきます。
その目安は以下のようになります。

①A証:1〜2日
②B証:5〜7日
③NP証:1年
④P証:1年
⑤XC証:6ヶ月

取得までにかかる費用

ライセンスの取得費用に関しても簡単なものは安く、NP証以上は高額になっていきます。
その目安は以下のようになります。

①A証:1〜2万円
②B証:2〜3万円
③NP証:3〜5万円
④P証:3〜5万円
⑤XC証:3〜5万円

まとめ

パラグライダーはライセンスを獲得して機材を揃えてしまえば、あとは月数千円の出費で楽しめるスカイスポーツ。
最も安い費用で空を飛べるスポーツだと言われています。
初期投資などを含めても、一眼カメラを趣味にするのと同じくらいの費用感覚。
大空をゆったりと滑空し、非日常を味わえるパラグライダーに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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