スポーツファンが集まるとよく盛り上がる話題が、「〇〇競技の史上最高の選手は誰か」。
サッカーでも多くの人が議論したことがあるのではないでしょうか。
今回は、日本サッカー史上最高の選手は誰かを考察。
貢献度や実績、天才性と、幅広い視点で史上最高の選手10人を選んでみました。
【日本サッカー】史上最高の選手|貢献度
まずは日本サッカーへの貢献度という意味で最も納得度の高い選手たちをピックアップしましょう。
釜本邦茂
この話題で絶対に文句が出ないレジェンドがこの人。日本サッカー界最高のストライカー、釜本邦茂氏です。
1968年メキシコ・オリンピックの日本代表フォワードとして6試合で7ゴールを記録。日本チームの銅メダル獲得に貢献し大会の得点王にも輝いた釜本氏は、日本サッカーを世界レベルに押し上げた人物です。
そして世界的に最も名を知られたプレーヤーの1人。
1964年から1977年までの76試合で日本代表として記録したAマッチ75ゴールは、今でも歴代1位となっています。
奥寺康彦
最近の日本のサッカーファンには馴染みが薄いかもしれませんが、奥寺康彦氏は日本人選手のヨーロッパ進出の礎を築いた人物。
2014年にブンデスリーガ公式が発表した「歴代日本人選手トップ10」では、多くの選手を抑えて見事1位に輝いています。
「東洋のコンピューター」と呼ばれた奥寺康彦選手は、1980年代のブンデスリーガで、スピードと技術、安定感を武器に活躍した選手。左サイドでフォワードからディフェンスまでこなし、当時は2つしかなかった外国人枠の中でレギュラーを獲得しました。
彼が作った日本人選手のイメージは絶大。2000年代以降の日本人選手の海外移籍に大きく貢献したと言われています。
三浦知良
現在の日本サッカーへの貢献度で圧倒的と言えるのが三浦知良選手。
どちらかというと地味なスポーツだったサッカーをJリーグスタート時から盛り上げ、人気スポーツにしたのはスーパースター、キングカズの功績です。
また1994年にはジェノアに期限付き移籍し、アジア人として初めてセリエAでプレー。海外移籍の大きな流れも生み出しました。
日本代表Aマッチでのゴール数55も歴代2位の記録です。
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【日本サッカー】史上最高の選手|実績
続いては日本代表や海外での活躍など、その実績で突出した選手をピックアップします。
本田圭佑
本田圭佑選手はフォワード、ミッドフィルダーとして世界6地域中5地域のプロリーグでプレーし得点を決めた選手。
日本代表時代にはアジア人のワールドカップ最多得点者となり、FIFA選出のW杯「マン・オブ・ザ・マッチ」を日本人最多の4回も受賞しています。これは世界歴代5位の記録。
また2021年に英メディア「90min」が選んだ「史上最高のアジアのサッカー選手ランキング」では、トップ20に7人入った日本人選手の中で最高位となる5位に選出。「この10年間、日本でもっとも継続性のあるプレーヤー。代表で98試合に出場し、2010年のワールドカップで素晴らしいパフォーマンスを見せて名声を得た」と紹介されています。
長友佑都
長友佑都選手は驚異的なスタミナと貢献的プレーで日本を代表するサイドバック。
小柄な身体ながらイタリアの名門インテルで8シーズンもプレーしました。
1対1にも強く、積極的なオーバーラップで攻撃にも参加。日本代表に欠かせない選手として活躍し続けた実績は高く評価されています。
長谷部誠
長谷部誠選手はそのリーダーシップで日本代表キャプテンとしてワールドカップに3度出場した選手。
キャプテンを務めた代表戦は81試合で、日本代表の歴代1位となっています。
また、ブンデスリーガのアジア人最多出場記録を持ち、ブンデスリーガ・レジェンド入りも達成。
多くのポジションを高いレベルでこなせる点が評価されています。
【日本サッカー】史上最高の選手|天才
実は各世代に1人はいるのが、天才型の選手。
最後は世界が驚愕した日本の天才プレーヤーをピックアップします。
小野伸二
小野伸二選手は「日本史上最高の天才」と呼ばれた選手。
その才能は早くから注目の的で、当時の最年少記録となった18歳272日で日本代表に選ばれています。
特に正確で繊細なボールコントロール能力は芸術的。
世界の代表選手からも「小野は天才」と評価されました。
中村俊輔
中村俊輔選手は特に正確なフリーキックで「史上最高の天才レフティー」と呼ばれた選手です。
UEFAチャンピオンズリーグでの驚異的な直接フリーキックはUEFA公式が「ベストFK」に選んだほど。
中村俊輔選手はスコットランドで日本以上に伝説的な存在となっています。
中田英寿
中田英寿選手はフィジカルとメンタルの強さ、そして天才的なキラーパスで数々のゴールを演出した天才。
セリエAで最も活躍した日本人選手で、2001年にはローマのリーグ優勝に貢献。
日本人選手の市場価値を大きく引き上げることにも成功しました。
三笘薫
現在最高の天才といえば、「日本史上最高のドリブル能力」と言われる三笘薫選手。
そのドリブルでプレミアリーグに衝撃を与え続けています。
抜群のボールタッチと相手を翻弄するフェイントが天才の証。
その突破能力は間違いなく世界トップクラスと言われています。
まとめ
今回は10人を紹介した日本サッカー史上最高の選手。
「なぜ〇〇選手が入っていない!?」と憤る方もいるかもしれませんが、そこはご容赦ください。
ポジションや時代が違えば比較は難しく、それだけに楽しいもの。
さて、あなたが選ぶ歴代十傑はいったい誰でしょうか。
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