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【ソフトボール】ルールは簡単!初心者でも分かるように徹底解説!

ソフトボールは日本でも人気のスポーツ。
でも「野球と同じようなルールでしょ」と思っている方も多いのではないでしょうか?
ところが野球とは投げ方が違うだけと思って見ていると、細かなプレイで混乱することに。
実はソフトボールには野球とは違う独自のルールがいろいろとあるのです。
今回はソフトボールのルールを分かりやすく解説。
その基本から、野球との違いまで、詳しくご紹介します。

【ソフトボール】ルール|基本

まずはソフトボールのルールの基本を解説します。

プレイヤーの数と守備位置

ソフトボールのプレイヤーの数は、野球と同じ各チーム9人。後述するDP(指名選手)を使う場合は各チーム10人になります。
守備位置は、野球と同じで、以下の通りです。

ピッチャー
キャッチャー
ファースト
セカンド
サード
ショート
レフト
センター
ライト

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【ソフトボール】ポジション一覧|役割と必要な能力も調査!

アウトの数

ソフトボールの1回の攻撃は3アウトで交代。このあたりは野球と同じです。

回数

ソフトボールの回数は、7回まで。野球の9回よりも少なくなります。
また一般的に3回で15点、4回で10点、5回以降7点以上の差がつくとコールドゲーム。試合終了となります。

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【ソフトボール】ルール|グラウンド・用具

野球と比べた場合、すぐ分かる違いとして、ソフトボールはグラウンドの広さや用具が大きく違います。
具体的には野球と比べて、以下の部分が大きな違いです。

・グラウンドが狭い。それに合わせて投球距離が近く、塁間の距離も短い
・ボールが大きく、飛ばない。バットやグローブもそれに合わせたものになる

飛ばないボールを使う代わりにグラウンドの全ての距離が短くなっているため、体感としては野球に劣らないほどの反応が求められるスポーツになっています。

【ソフトボール】ルール|投球

ソフトボールで最も目立つ違いは、投手の投球フォーム。野球の場合はかなり自由なフォームで投げることができますが、ソフトボールは厳密に投げ方が決められているのです。

・投げる前にはホームベースに正対し、腰の線は一塁と三塁を結んだ線上に
・ボールを両手で持ち、2秒〜5秒完全に停止
・下手投げ
・手と手首が肘よりも体に近い位置を通過する
・片足は前方にまっすぐ踏み出す

このような細かい決まりがあるため、ソフトボールではごく一部の特殊な投げ方を除き、腕を振り上げて振り出すスリングショットと、腕を大きく一回転させるウィンドミルの2種類しか存在しないのです。
またソフトボールの投球は野球のようなマウンドから行うのではなく、平面上に描かれた「ピッチャーサークル」の中で行います。
さらに投手は試合時間を短縮するため、審判の「プレイ」の宣言から20秒以内に投球をしなくてはなりません。

【ソフトボール】ルール|攻撃時

ソフトボールの攻撃時には野球にはないルールがいくつも存在します。その多くは、やはり時間を短縮するためのもの。また狭くなったグラウンドに合わせたものです。

10秒ルール

打者は審判の「プレイ」の宣言から10秒以内に打撃姿勢を取らなければなりません。野球の打者がよくやるルーティーンはほとんど不可能。
また野球ではよくバッターボックスから出ることがありますが、ソフトボールでは出ることは禁止。これも時間短縮のルールです。

リード禁止

走者はリード禁止です。投手の手からボールが離れるまではベースを踏んでいる必要があります。これは塁間が狭いためのルールですが、このルールのために牽制球や盗塁といったプレイがなくなり、試合時間の短縮にも繋がっています。

ダブルベース

ソフトボールの1塁は通常の白いベースに加えて、ファールグラウンドにオレンジ色のベースがあります。これはバッターランナーが駆け抜けるためのベース。塁間が短いソフトボールでは打ってからベースに到達するまでの時間が短く、クロスプレイになりやすいため、安全上の理由で設置されています。

後ずさりアウト

普段は野球をしている人がソフトボールをプレイすると、ついやってしまいがちなのが後ずさりアウトです。これはバッターランナーが一塁に向かって走っているときに野手がタッチをしにきたのを避けて後戻りすること。野球ではよくあるプレイですが、ソフトボールでは即アウトになり、走者も元の塁に戻ることになります。

テンポラリーランナー

2アウトの時点で捕手が走者になっていた場合、別のランナーを一時的な代走に出せるルールです。テンポラリーランナーは今ランナーになっていない人の中で、次の打順まで最も遠い選手。捕手がプロテクターを付ける時間を短縮するためにできたルールです。ただしこのルールは申告制で、交代しなくても良いという決まりのため、反対意見も多くあります。

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【ソフトボール】ルール|その他

その他にもソフトボールには野球にない独自のルールが存在します。よく知らないと、「あれ、どうしてこんなことに?」と混乱することにも。

タイブレーカー

ソフトボールの試合は7回で、野球のように延長12回までというような制度もありません。その代わりに8回からはタイブレーカーという制度があり、無死2塁の状態から延長を行います。

リエントリー

野球の場合は一度交代してベンチに下がったらその試合ではもう出場することはできませんが、ソフトボールの場合は先発の選手に限り、もう一度再出場できるというルールがあります。投手が一度ベンチに下がって休んでから再び登板する場合もありますが、よくあるのは、1点が欲しい場面で足の速い代走のランナーを出すといったパターンです。
次の回ではまた元の選手に戻せるため、足だけ速い選手やバッティングだけ突出した選手など、専門性の高い控え選手が活躍できる可能性があります。

DPとFP

野球には投手の代わりになるDH(DESIGNATED HITTER=指名打者)という制度がありますが、ソフトボールではその代わりにDP(DESIGNATED PLAYER=指名選手)とFP(FLEX PLAYER=DPのついた守備者)の選手を登録することができます。FPはどのポジションでもOK。つまりピッチャー以外の選手にも代わりのバッターを入れることができるのです。このルールのおかげでソフトボールでは守備専門のプレイヤーも活躍でき、同時に投手兼打者の二刀流も生まれやすくなっています。

まとめ

ボールの大きさや投球方法、グラウンドの広さ以外にも野球とは微妙なルールの違いが数多くあるソフトボール。
独自のルールゆえの戦術もたくさんありますから、理解して見ればソフトボールが何倍も楽しくなるはずです。

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でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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