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【水泳】泳ぎ方のコツは〇〇!初心者でも分かるように簡単解説!

スクールで本格的に習った人とそうでない人で実力に大きな差がついてしまう水泳。

しかし水のレジャーで身を守るためにも、またエクササイズとして楽しむためにも、基本的な泳ぎ方は覚えておきたいものです。

ここでは、水泳経験者の筆者が、初心者でも分かる基本的な泳ぎ方のコツを解説します。

水泳 共通する泳ぎ方のコツ

水泳の基本的な4泳法といえばクロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ。それぞれ全く違う泳ぎ方をします。この中でも覚えやすく、水泳の基本と言えるのがクロールと平泳ぎです。

しかしそれぞれの泳法を身につける前に、水泳に共通するコツを覚えておく必要があります。

ストリームラインをキープする

水泳で最も大切なのは力一杯水を掻くことではなく、水の抵抗を最小にすること。これはトップスイマーが常に意識していることです。ところが初心者は水の抵抗に対する意識が低いために、前に進めなくなってしまいます。

水の抵抗を減らすための基本は「ストリームライン」です。これは水平姿勢という意味。真横から見て一直線な水平になることを意識します。

これに対して初心者が陥りがちなのが、呼吸を意識して頭が上がり、足腰が下がった姿勢。少し足が下がるだけで水の抵抗は30%ほども増えてしまいます。

このストリームラインは真横だけでなく、真上から見た姿勢でも重要。足が少し開いた姿勢になるだけで水の抵抗は50%も増加してしまうのです。

まずは、水平で細長い姿勢をキープすることを意識してください。

水中で息を吐き続ける

ストリームラインをキープするため、泳いでいる間は顔を水の中にしっかり入れておくのが基本。上半身が上がってしまう人の多くには、顔を上げた一瞬で呼吸がうまくできないという問題があります。呼吸に時間がかかるため、つい頭を上げ続ける姿勢になってしまうのです。

問題の原因は、水中にいる間に息を止めているから。こうすると顔を上げた時に息を吐いてから吸うことになり、時間がかかってしまうのです。

改善するコツは簡単。水中にいる間に息を吐き続けることです。タイミングよく息を吐き切っておけば、息継ぎの瞬間に一気に空気を吸うことができます。

水泳 クロールの泳ぎ方のコツ

クロールは全ての泳ぎに応用が効く基本的な泳ぎ方。マスターすれば他の泳ぎ方も上達しやすくなります。

腕の動きのコツ

クロールの腕の動きは、漫然と腕を回すのではなく、プルリカバリーに分けて考えます。

プルは水を掴んで後ろへと掻き込む動作。体を捻って肩甲骨から腕を大きく伸ばして、なるべく遠くの水を掴みます。その水を後ろに掻き込むときには、手のひらを下に向け、肘を高い位置にキープして体の近くを力強く通します。

手が太ももまで届いたら、リカバリーの動きに入ります。リカバリーのときは力を抜くことが必要。肩をぐっと後ろに引くことを意識すると、腕は自然に前へと戻ってきます。

バタ足のコツ

バタ足をするとき、初心者は足先や膝から下を動かしがち。しかしクロールのバタ足はもっと大きく動かす必要があります。動かすのは脚全体。

爪先を伸ばしたら、足の付け根、膝、足首の筋肉を緩めて腰から動かすよう意識すると、簡単に大きなバタ足ができるようになります。

水泳 平泳ぎの泳ぎ方のコツ

平泳ぎは最も古くからある基本的な泳ぎ方ですが、実は難しいと感じる人も多い泳法。平泳ぎでは腕よりも脚の使い方がポイントとなります。

蹴り足のコツ

平泳ぎの脚はなんとなく開いて閉じる動きになりがちですが、どういった原理で進んでいるのかを理解していない人も多いのではないでしょうか。

蹴り足で進むのは、足の内側で水を外側後方に押し出すから。水をしっかり捉えて蹴るために、足の裏が真上、指先が外側に向いている状態を意識するのがコツとなります。

しっかり水を押した後は両脚を揃えて膝と足首を伸ばし、引き付けは力を抜いてゆっくり行います。このとき、力強く泳ごうと膝を引きすぎると、体が立ってしまいます。ストリームラインをキープするためには膝は直角くらいまでしか曲げないのがコツです。

腕の動きのコツ

平泳ぎの腕は左右に水を掻き分ける動きとなります。掻き分ける方向は真横ではなく、少し下に向かうのが正しい動き。腕を伸ばした時には親指を斜め下、小指を斜め上に向けて、その角度で最大限の水を掴む動きにします。

コツは肘を少し曲げること。最後は脇を締めながら腕を胸の前に持っていきます。これをスムーズに行うと、手の動きは逆ハート型になるはず。この逆ハート側を意識すれば、体の前の方から水を掴み、効果的に下に向かって押し出せるようになります。

その結果、自然に上半身を上げて息継ぎができるようになるのです。

腕と脚の連動のコツ

平泳ぎでは腕と脚が同時に動くと互いにブレーキになってしまうので、交互にタイミングよく動かす必要があります。しかしこのタイミングが意外に難しいもの。

コツは、3つに分けて行うことです。

動きその①は「腕」。手で水を掻き分けます。胸の下で手を揃えるまで行います。

動きその②は「脚」。手は胸の位置のままで、膝を曲げます。

動きその③は腕と脚の「伸ばし」。脚を伸ばして水を蹴りながら、同時に腕を伸ばします。

③でストリームラインを意識し、矢のように進むイメージでしばらく伸ばしたままにすると、さらに伸びやかな泳ぎになります。

まとめ

水泳の上達には、基本的なポイントをしっかり押さえることが大切です。

まずは水の抵抗を減らすことを意識して水平姿勢をキープ。水中では息を吐き続けます。

あとはそれぞれの泳ぎ方がどのようなメカニズムで進むのかを理解することが、上達への近道となります。

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でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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