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野球の指標について解説!打率やUZRは何を計るの!?

野球に存在するいろいろな指標。

打率や防御率、K/BBやUZRなど、字面から推測できるものと、アルファベットの羅列でよくわからないものまでたくさんあります。

この記事では以下の指標について解説します。

・打率

・防御率

・出塁率

・UZR

・K/BB

・BB/K

アルファベット系の指標はわかりにくいところがありますが、覚えるとそう難しいものでもありません。

指標の見方を知っていると、より深く野球観戦ができるようになります。

野球観戦をもっと楽しむためにも、この記事を一読してみてください。

野球の指標①打率

打率は文字面からも推測できるとおり、「ヒットを打つ確率」を表す指標です。「ヒット」はホームランも含めます。

ヒット数÷打数(打席数ではありません。両者の違いは後述)で算出されます。打率は「厘」までの表記が一般的です。

たとえば10打数3安打であれば以下のようになります。

・3÷10=0.33333…

・「厘」より下は四捨五入するので、「0.333」が打率

・読み方は3割3分3厘

プロの世界では打率が3割を超えると「高打率」と判断されます。

2021年時点で日本のプロ野球では、4割打者は存在しません。今後に期待です。

「打席数」と「打数」の違い

2つの違いは、大まかに言うとこのように区別されます。

「打席に立った回数」が打席数(打席の途中で代打を出された場合などを除く)

「打席数から四死球、送りバント、犠牲フライ、打撃妨害、走塁妨害を除いた数」が打数

・打数は、ヒットを打つかランナーが進塁することなく打者がアウトになった場合にカウントされる

この説明だけでは少しややこしいので、架空のA選手で具体例を挙げます。

・A選手の打席は以下の通り

・1打席目ヒット・2打席目三振・3打席目四球・4打席目ヒット

・この場合、打席数は4で打数は3

以上のようなカウントの仕方です。

野球の指標②防御率

防御率は投手に用いられる指標です。

9イニング投げた場合、何点取られるかを計ります。計算式は次の通りです。

「自責点×9÷投球回数」。自責点とは野手のエラーなどが絡まない、投手に責任が発生する点です。

つまり、年間で200イニング投げたピッチャーが自責点50のケースを見てみましょう。

計算式は、50×9÷200=2.25となります。

したがって、この投手の防御率は2.25です。

プロ野球では、先発投手なら防御率3点台に抑えると一定の評価が得られます。

中継ぎや抑えの投手になると防御率1点台だと信頼に足る投手といえます。

野球の指標③出塁率

出塁率は、その名の通り打者が出塁する確率を表します。

打率と異なる点は、四死球もカウントされるところでしょう。

計算式は少々複雑です。

(安打数+四球+死球)÷(打数+四球+死球+犠飛)で算出されます。

どのような形であれ、出塁した場合は出塁率が上がります(相手のエラーで出塁した場合は出塁率が下がる)。犠飛の場合、出塁はしないので出塁率は下がるということです。

出塁率は3割3分ほどが平均とされています。4割を超えてくると優秀な打者と言えるでしょう。

野球の指標④UZR

UZRとはアルティメット・ゾーン・レーティングの略称で、守備を評価する指標です。

計算方法は非常に複雑で、なおかつ計算に必要なデータを見る術が一般人にはありません。

ですので、今回はUZRがどういうものなのかをお伝えします。

UZRとは、「その年にどれだけ守備が優れていたか」を表します。比較対象は同じリーグの同じ守備位置の選手です。

たとえば、阪神タイガースのセンターを守るA選手のUZRを計る場合、比較対象となるのは他のセリーグ5球団のセンターを守る選手です。

UZRは0が平均で、10を超えると優れた守備をする選手と評価されます。

反対に-10を下回ると、かなりまずい守備をする選手です。

守備という数値化しにくいものを数値化したものなので、画期的な指標とされています。

野球の指標⑤K/BB

K/BBは投手のコントロール、奪三振能力を計る指標。

Kは奪三振数、BBは与四球を表します。

奪三振数は、投手が打者を三振させた数、与四球は投手が与えた四球の数です。

奪三振数と与四球は、球場の特徴や味方の守備が関連しないため純粋に投手の能力を計れる優秀な指標とされています。

計算方法は、奪三振数÷与四球です。

たとえば、奪三振数が100で与四球が20なら100÷20=5。

K/BBは5となります。

K/BBは5を超えると優秀とされています。

野球の指標⑥BB/K

野球にはBB/Kという指標もあります。

こちらは、K/BBと違い打者の能力を計ります。

BB/Kは打者の選球眼を計る指標。

四球÷三振数で算出されます。

四球が100で三振数が50ならBB/Kは2です。

BB/Kは1を超えると優秀とされています。

まとめ

今回は野球のいろいろな指標を紹介しました。

野球の指標はかなりの数があり、ここで紹介したのはほんの一部です。

計算式まで覚えようとすると大変ですが、何を表す指標なのか、どのくらいの数値なら優秀なのか、という部分を知っているだけでも野球はグッと楽しくなります。

はじめは慣れないかもしれませんが、選手の成績を見る際に少し意識してみるとわかるようになります。

この記事をきっかけに、野球の指標について興味を持っていただけたら幸いです。

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