世の中の変化により、移動手段を公共交通機関の利用から自転車へと切り替える人も多いのではないでしょうか。
飲食宅配サービスの発展や、健康促進もあり自転車を利用する人口が増えてきていると感じます。
今回は私たちの身近な自転車を使ったスポーツ、サイクリングの楽しみ方をご紹介したいと思います。
サイクリングの楽しみ方
車では行きづらい、でも徒歩だとちょっと距離があるところに行くのに最適なのが自転車です。例えば、細い路地裏や細い山道に「知る人ぞ知るおしゃれなカフェ」を発見できることもあります。
自転車だからこそ出会える場所、景色があります。サイクリングでしか味わうことができない経験があるのです。ペダルを漕がないといけないので体力的に大変な時もありますが、頑張った分お店でのご飯が特別に感じることや景色がより綺麗に見えます。
また、サイクリングは人数を問わず楽しめます。一人で思うがまま自転車を漕いでいくのもよし、仲間で一緒に目的地を目指すのもよし。
自分に合わせた楽しみ方ができるのが、サイクリングの面白いところです。
サイクリングを始めるための準備
ここからは、サイクリングを始めるために準備すると良いものを紹介したいと思います。
自転車
サイクリングには自転車は必須です。自転車は3つのタイプに分かれます。
・ロードバイク
走ることに特化した自転車。車体が軽くタイヤが細い。自転車レースにも使われる。
・マウンテンバイク
耐久性に優れた自転車。登山道や舗装されていない道を走ることに対応している。
・クロスバイク
ロードバイクとマウンテンバイクの間をとった自転車。未舗装の道でも快適に走れ、長い距離でも耐えることができる性能が特徴。
サイクリング初心者はクロスバイクがおすすめです。金額も他2種類の自転車と比べて値段は高くなく、楽な姿勢で乗ることができます。
備品
・フロントライト・バックライト
夜道を走る際、無灯火は罰金対象となります。各々自転車に付いているかを確認し、必要に応じ、準備しておきましょう。
・カギ
サイクリングで気を付けたいのが自転車の盗難です。食事や観光の際に自転車から離れなければならない時があります。その時に自転車を守るためにもカギは必須になります。
服装
サイクリングは体を動かしますし、汗をかきます。デザインも大切ですが、機能性を重視して選びましょう。サイクリング専門店もありますので、分からなければ店員さんにアドバイスをもらうと良いでしょう。
一点ここは必ず押さえておいてほしいポイントがあります。それは「お尻が痛くなっちゃう対策」です。
サイクリングは場合によっては長時間自転車に座りっぱなしの状態が続く時があります。お尻が痛くなるのを軽減させるためにもボトムスはサイクリング用のものを着用することをおすすめします。
安全対策
サイクリングは未塗装の道や山道をルートとして通る場合があります。そういった場所は転倒の危険性があります。ヘルメットは着用していきましょう。
また、万が一のために補給食(羊かんなど)を持っていくことをおすすめします。暑い日には熱中症対策の水分・電解質補給タブレット、逆に寒い日にはカイロ、保温ボトルに入れた温かい飲み物など状況に応じて持っていくものを判断しましょう。
事前準備をしっかりし、楽しいサイクリングをしましょう。
おすすめのサイクリングロード3選
ここでは、おすすめのサイクリングロード3つを紹介したいと思います。
山中湖畔サイクリングロード
山梨県にある山中湖を周回する「山中湖畔サイクリングロード」です。1周約14kmの湖岬を周ることができます。
山中湖畔サイクリングロードの最大の特徴は、富士山を目の前に眺めながらサイクリングが楽しむことができることです。富士山の雄大さに魅了されること間違いなしです。
湖畔周辺には飲食店、美術館、温泉もあり、自転車を漕ぎ疲れたらこれらの施設で休憩を挟みつつ、自分のペースでサイクリングを楽しめます。
九十九里自転車道
千葉県旭市の海岸沿いを走るサイクリングコース、「九十九里自転車道」です。
コースは約12kmとなっており、海の波風を感じながらサイクリングを楽しむことができるのが大きな魅力となっています。
サイクリングロード周辺には海の幸が堪能できる食堂や温泉、夏には海水浴場があり、サイクリングと海の両方を楽しむことができます。
那須烏山ファミリーコース
栃木県の那須烏山市にあるサイクリングコースです。距離は13.5kmとなっています。
このサイクリングコースの特徴は、那須烏山市の歴史や自然に触れることができることです。訪れたいスポットは、龍門の滝と島崎酒造どうくつ酒蔵です。龍門の滝は、高さ約20m、幅約65mの滝つぼ。マイナスイオンを感じることができます。
また、島崎酒造どうくつ酒蔵は第二次世界大戦末期に戦車の製造をするために造られた岩場の洞窟を利用している酒造で、見学ツアーも行っています。是非参加してみて当時の歴史を学んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
これまで、サイクリングの楽しみ方や人気サイクリングコースの紹介をしてきました。大人から子どもまで楽しむことができるのがサイクリング。
是非今度のお休みは、自転車でどこかにお出かけしてみてはいかがでしょうか。思いもよらない出会いや学びがあるかもしれません。