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【鬼ごっこ】歴史(起源~現在)を解説!あまり知られていない知識も

「鬼ごっこってどんな遊び?」と聞かれて答えられない人はいないくらい、日本では浸透している遊びです。

「小学生の頃、よく鬼ごっこで遊んだなあ」「鬼ごっこにめちゃくちゃハマった」なんて方もいるのではないでしょうか?

また、世界でも日本の鬼ごっこに似た遊びが存在していることからも、子どもたちの間ではごくごく定番な遊びだとも言えますね。

鬼ごっこは誰もが遊んだ、もしくは遊んでいる遊びですが、歴史について知っているという方は少ないと思います。

そこで、「鬼ごっこの歴史について興味がある」という方に向けて、今回は現在に至るまでの鬼ごっこの起源や歴史の変遷について解説していきましょう!

中にはあまり知られていない知識もご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

鬼ごっことは?

鬼ごっことは、鬼を1人決め、他の人を追いかけて捕まえたら、その人が今度は鬼になるというのを繰り返す遊びです。

基本的には複数人で遊び、必要な道具などは特にないため、何人かいたら気軽に遊べる遊びとして親しまれていますよね。

また、現在では全国共通で「鬼ごっこ」と呼ばれていますが、 「鬼ごと」「鬼あそび」「鬼わたし」「鬼かいな」「鬼ごと」などの俗称もあると言われています。

もしかしたら、あなたのお住まいの地域では鬼ごっことは呼ばれていなかった、なんてこともあるかもしれませんね。

鬼ごっこの歴史について

そもそも、「鬼ごっこ」とはなんでそう言われるようになったのでしょうか?

そのように考え始めると「なんで鬼が関係してるんだろう?」「鬼ごっこって呼ばれるようになったのはなんで?」と疑問に思ってしまいますよね。

ここではその疑問を払拭するためにも、鬼ごっこの起源や歴史の変遷について解説していきましょう。

起源は平安時代の貴族文化

鬼ごっこの起源は、平安時代に執り行われていた「鬼ごと」という五穀豊穣を願う儀式だと言われています。

鬼ごとは宮中行事としておこなわれていた祭事であったことから、鬼ごっこの始まりは貴族文化からだということが明らかになりました。

でも、「儀式と鬼ごっこになんの関係が?」と思った方もいるのではないでしょうか?その通り、話はまだ終わりではありません。

実は、この儀式を貴族の子どもたちが模倣し、「鬼が人を追いかける」という遊びに発展したとされています。その名を「子を捕ろ子とろ」と言うそうです。

この遊びでは、鬼役と親役、子ども役を決めるところから始まります。鬼と向き合った親の後ろに子どもが連なり、鬼が最後尾の子どもを追いかけるという遊びです。

鬼に捕まった子どもは鬼になり、元鬼は親に交代するのを繰り返します。想像してみると、けっこう楽しめそうだと思いませんか?

他にも、「子買お」「親捕り子捕り」「子捕り鬼」などと呼ばれており、どれもこれも恐ろしい名称なのは間違いないです(笑)

大人ではなく、儀式を見た子どもたちが考案した遊びだったことにも、微笑ましさを感じます。

江戸時代には子どもの遊びへと変化

平安時代に貴族文化の遊びとして広まっていた鬼ごっこ(鬼ごと)でしたが、江戸時代には庶民の子どもの間でも遊ばれるようになりました。

平安時代とは違い、一気に全国的な広まりを見せた鬼ごっこは、江戸時代後期には各地域でいろいろな呼び方をされている記録が残っています。

江戸では「鬼わたし」、京都では「つかまへぼ」、大阪では「むかへぼ」、仙台では「鬼々」など。

この時から現在に至るまで遊ばれていたと思うと、鬼ごっこに対して歴史を感じられるのではないでしょうか?

2010年に鬼ごっこ協会発足

明治、大正、昭和時代を経て、鬼ごっこは「遊び」として認識されていましたが、2010年にスポーツ鬼ごっことして確立させたのが、一般団法人鬼ごっこ協会です。

遊びとスポーツの要素を両方取り入れた新スタイルの鬼ごっこを、代表理事である羽崎泰男氏が考案しました。

スポーツ鬼ごっこは従来のスタイルとは異なり、7対7のチーム戦で行われる競技へと変化を遂げています。

ルールは、時間内に相手の陣地にあるトレジャーをどれだけ多く取れるかというシンプルなもの。年齢関係なく、みんなで楽しめるようなスポーツです。

まとめ

今回の記事では鬼ごっこの起源や変遷などの歴史について解説しましたが、いかがだったでしょうか?

身近な遊びすぎて、今まであまり気にしたことがなかった鬼ごっこの歴史。「鬼」が絡んでくることによって、どこか日本の昔話のようで、非常に興味深い内容だったと思います。

「鬼に捕まった人が次の鬼になり、鬼だった人は元の子どもに戻る」というルールですが、「鬼と子どもが簡単に入れ替わることができる」という解釈もできます。

「子どもの中に鬼が紛れているのかもしれない」「鬼と子どもは紙一重」などとも捉えられることから、昔の人の鬼に対する考え方が遊びとして顕著に表れているような気もします。

深く考えすぎかもしれませんが、子どもの遊びにそのような意味も含まれているとしたら…と思うと非常に面白いですよね。

今回ご紹介した内容を受けて、あなたも鬼ごっこについて考えてみてはいかがでしょうか?



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ごとうあきら

ごとうあきら

スポーツ好き主婦ライター

「野球」「サッカー」「テニス」「バレーボール」など、スポーツ全般が好きです。子どもにも運動好きになってほしいと思い、習い事はスポーツ系を選びました。主婦目線でスポーツの魅力を伝えていきたいと思っています!

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