ゴルフはできるだけ少ない打数でボールを穴に入れるという、基本的にはごく単純なスポーツ。
しかしさまざまな行為に1打や2打をプラスする罰がつくことで、とても複雑なルールになっています。
すべてを把握するのはとても大変。
そこでここでは、最低限覚えておきたいルールと、6つのポイントをご紹介します。
【ゴルフ】ルール 大まかな流れ
まずはゴルフの大まかな流れを、主な用語、重要なポイントとともに解説します。
ゴルフコースとプレーの流れ
ゴルフコースは18のホールで1つ。
1番から9番ホールはアウトコース、10番から18番ホールのことをインコースと呼び、18ホール回ることを1ラウンドと言います。
このホールというのは、最初にボールを打つティーイングエリアからゴールとなるカップ(=穴)までの1つのエリアのこと。
ここでポイント①となるのは、ホールの長さはバラバラで、長さに応じて規定打数が決まっているということ。
できれば規定打数以内に回りたいところですが、初心者のうちはもちろんそのようなことを気にする必要はありません。
試合の種類
ゴルフの試合には2つの種類があります。
一般的に行われるのは、ストロークプレーというゲーム形式。
これは出場者全員がラウンドの合計スコアで競い合います。
一方、マッチプレーは1対1で勝負をする形式。
トータルではなくホールごとの勝敗を競うのが特徴です。
ストロークプレーではあるホールでとても酷いスコアを出してしまうと挽回が難しくなりますが、マッチプレーではあるホールでどれだけ失敗してもその1つを落とすだけ。
このルールのため、ホールの途中でギブアップすることも可能になります。
覚えておきたいポイント②は、このマッチプレーの存在。
初心者のうちはこちらの方がゴルフを楽しめるかもしれません。
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【ゴルフ】ルール スコアの数え方
ゴルフのスコアは打った数をカウントしていくのですが、これだけではなく、いろいろな場面でペナルティとしてスコアが加算されます。
ポイント③は、加算される場面を覚えること。
良いスコアを出すためにも重要なポイントです。
OB
OBは「アウトオブバウンズ」の略。
決められたエリアの外へボールが出てしまうことです。
この場合、1罰打として1打が加えられて、元の位置から打ち直しになります。
注意しなければならないポイント④は、「1打加える」の意味。
例えば1打目がOBだった場合、次は1打加えて2打目ではなく、実際に打つ2打目に1打を加えた3打目となるのです。
バンカー
バンカーは砂が入ったエリア。
ここに入ってしまったときでも、そのまま打てばスコアは変わりません。
ただしうまく打てないと思った場合、ペナルティを払ってバンカーの中で動かすか、バンカーの外に出すことができます。
ボールの位置からクラブ2本分の長さ以内の場所にドロップして打ち直す場合や、同じバンカー内でボールをドロップして打ち直す場合は1罰打。
バンカー外に出したいときは、ピン(カップの位置を示す旗)とボールがあった場所を結んだ線の後ろ側にドロップし、2罰打を加算します。
池
ボールが池に入っても、ボールが見えていてそのまま打てる場合は、そのままのスコアで打つことができます。
とはいえ多くの場合、池に入ってしまったら打つことは不可能。
この場合、池にはイエローペナルティエリアとレッドペナルティエリアの2種類があり、若干ルールが変わります。
まずどちらのエリアでも可能なのは、1罰打を加算してもう一度同じ場所から打ち直すこと。
またはボールが池を横切った地点とピンを結んだ線の後ろ側にボールをドロップして1罰打を加算し、打ち直すこともできます。
さらにレッドペナルティエリアの場合は、ボールが池を横切った地点からクラブ2本以内でピンに近づかない位置にドロップして打つことも可能。
この場合も1罰打を加算して続行することになります。
ロストボール
ロストボールは、草むらなどに打ち込んでボールが見つからなくなること。
この場合、1罰打を加えて直前にボールを打った場所から打ち直すか、2罰打を加えてボールがなくなったと思われる場所からプレーを再開します。
例えばティーショットがロストボールになった場合、もう一度ティーイングエリアから3打目を打つか、ボールがなくなったと思われる場所から4打目を打つかを選べるのです。
空振り
空振りには罰打はありません。
ただし1打としてカウントされます。
つまりティーショットで空振りをした場合、次は2打目となります。
障害物
打ったボールが障害物の上に落ちて打てない場合、その障害物を2つに分けて考えます。
それは「異常なグラウンド状態」と「コースに意図的に配置された障害物」です。
例えば雨でできた水たまりは本来のコースにあるべきではないもの。さらにカート用の道路も本来自然の中で行うゴルフコースにはあるべきではないものなので、どちらも「異常なグラウンド状態」と判断されます。
この場合、その障害物から出た位置で、ピンに近づかないところから罰を受けることなく打ち直しできます。
一方、「コースに意図的に配置された障害物」とは前述の池のほか、木の幹など本来そこにある障害物。
木の幹や地面の状態などでうまく打てない場合も、1罰打を加え、池と同じ考え方での移動と打ち直しを行います。
【ゴルフ】ルール グリーンでできること
グリーンはカップがあるエリア。
覚えておきたいポイント⑤は、グリーンではできることが少し変わるということです。
まずボールを拾うことができます。
ただし、マーカーでボールの後ろに目印をして場所が分かるようにしてからでないと1罰打になるので注意。
またボールをタオルで拭くことができ、小さな障害物を取り除くこともできます。
グリーン以外の場所でこれをするとペナルティになるので注意が必要です。
まとめ
今回はゴルフのルールのうち、最低限覚えておきたいものをご紹介しました。
ゴルフのルールやマナーは膨大。しかもさまざまなローカルルールも存在します。
覚えておきたいポイント⑥は、誰もがゴルフのルールを全て覚えているわけではないということ。
まずは基本的なルールだけ理解して、あとは楽しみながら覚えていくのがお勧めです。
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