例えばサッカー教室に通う子どもたちのうち、将来プロのサッカー選手になれるのは何%でしょうか?
ピアノ教室に通う子どものうち、プロのピアニストになれる割合は?
もちろんその可能性はとても低いもの。
それを考えだしたら「習い事に意味なんかあるの?」と疑問に思ってしまうのではないでしょうか。
でも目先の結果だけにこだわるのは禁物。習い事は子どもの将来に大きな影響を与えると言われているのです。
そして逆に習い事がデメリットになることも。
今回は習い事が子どもの将来にどのような影響を与えるのか、メリットとデメリットを徹底調査します。
習い事の将来へのメリット
習い事をすれば、スイミングなら泳げるようになる、書道なら字が上手くなるといったように、分かりやすいメリットがあります。
しかし習うことによって技術を習得できるのは、習い事の良い影響のごく一部なのです。
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熱中する力がつく
何かの分野で成功する人に共通した特徴は、その分野に熱中できること。
どのような仕事でもやる気のないままでは成功することはできません。
この熱中する力を育てるのは、幼い頃に何かに熱中した経験だと言われているのです。
特に幼い頃の習い事には、楽しく遊びながら学べるものがいっぱい。
一見、将来役立つとは思えなくても、子どもの熱中する力を育ててくれる効果があると言われています。
多様性を知ることができる
習い事では幼稚園や学校とは違った幅広い人々と接することになります。
スポーツやダンスなどでは、学年が違う子どもとチームを組むことも。
多様性を知ることで広い視野を持った大人になることが期待できるのです。
成功体験を得ることができる
スイミングスクールの目標は1つ1つの泳法を覚え、級位に挑戦すること。
ダンスや体操では、技を身につけることがレッスン毎の目標になります。
習い事は小さなゴールを決め、それをクリアしていくことの繰り返し。この小さな成功体験の積み重ねによって、自分が成長しているという感覚を掴むことができます。
その結果、挑戦意欲が育ち、自己肯定感から積極的な性格にもなると言われているのです。
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やり抜く力が育つ
習い事は簡単に成功することだけではありません。
失敗も多く、挫折しそうになることもあり、それでも壁を乗り越えて成功することの方が多いのではないでしょうか。
このような経験を通じて、子どもは将来重要になる「やり抜く力」を身につけるとされています。
やり抜く力はアメリカでは「GRIT(グリット)」と呼ばれている概念。「Guts(度胸)」「Resilience(復元力)」「Initiative(自発性)」「Tenacity(執念)」の頭文字で、これらの力が高い人の方がIQの高い人より成功しやすいという研究もあるのです。
集中力がつく
どのような習い事でも集中力はとても重要。
特にピアノなどの楽器やそろばん、書道、プログラミングは集中力が育ちやすいとされています。
スポーツ系ではスイミングも集中力がつきやすい習い事の一つ。
一瞬でも気を抜くとフォームが崩れてしまうため、上手く泳ぐためには全神経を自分の身体に向ける必要があるのです。
チームワークを学べる
スポーツ系の習い事の多くで育まれるのがチームワーク。
実社会ではさまざまな人がチームになって仕事をすることになるため、チームワークは将来とても役立つスキルです。
特にサッカーや野球、バスケットボール、ダンスなどの習い事では年齢や技術レベルの違う子どもたちがチームを組むことも多く、多様性と共にチームワークを学ぶことができます。
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一生の趣味になる
たとえプロにはなれなくても、習ったスポーツや楽器などは一生の趣味になる可能性が。
人生をとても豊かなものにしてくれるかもしれません。
習い事のデメリット
習い事をしたことによる将来への悪影響は、メリットと比べれば少ないもの。
ただし親の態度次第では大きなデメリットにつながる可能性もあります。
過度の期待がストレスになる
習い事をしたからといって、その道のプロになれる人はごく一握り。
実際にはその習い事が特技になるとも限りません。
ところが幼い頃からの習い事では親の期待が過度になりがち。
その結果、「なぜこれくらいのことができないの!」と叱ってしまうこともあります。
習い事の心理的な影響を調べたアンケート調査では、「親の期待がストレスになった」「親からのプレッシャーで習い事が嫌いになった」という声も。
過度の期待はマイナスの影響になりやすいのです。
親の負担が悪影響を及ぼす
習い事にはお金がかかり、送迎には時間を取られます。そういった負担が親のストレスになり、家族間の雰囲気が悪くなることも。
特に子どもにあまり上達が見られないと、「お金も時間もかけているのに!」と怒りの矛先が子どもに向いてしまうこともあり得ます。
家族の関係は子どもの心に大きな影響を与えるもの。
無理をして多くの習い事をすることは将来のためにはマイナスになるかもしれません。
まとめ
「もしかして役に立たないのでは?」と思うこともある習い事。
でも実は子どもの将来に良い影響を与えてくれる可能性があるのです。
親としては習った分だけ上達してほしいと願うものですが、たとえ伸び悩むことがあっても、それは子どもにとって必要な経験かもしれません。
過度の期待をして子どもにプレッシャーを与えてしまわないよう、気をつけたいものです。
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