多くの小学生は何らかのスポーツを習っているかと思います。
昔はスポーツと言えば野球かサッカーが主流でしたが、今現在では野球やサッカーに加えて陸上、テニス、ソフトボール、柔道、スケート、ゴルフなど様々なスポーツを習う子供が増えてきています。
多くのスポーツに触れること中で、そのスポーツのルールの中でどう楽しむのか、勝つのかを考えるようになります。
また、スポーツ以外にも塾やピアノプログラミング等、様々な習い事をする小学生も増えてきています。
その中で小学生がスポーツをすることによってどんな良い影響があるのかを理学療法士の資格を持った筆者の経験から紹介していきます。
スポーツが小学生に与える良い影響~体の成長~
小学生がスポーツを行うことで体には様々な影響を及ぼします。
スポーツをすることで、成長期に体に、どのような影響があるのか。
骨・筋肉・運動神経・不調改善の4項目に分けて紹介していきます。
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成長に与える影響 ~骨~
スポーツをすることにより、成長期である子供の骨の成長を促進します。
スポーツでは、静止の状態でいることは少なく、基本的には身体を能動的に体を動かします。
走ったり跳ねたりすることで、骨には平常時よりも負荷がかかります。
体重に負荷が加わると、骨が刺激されます。骨に刺激が入ると、成長ホルモンや栄養素、血流が体に循環されます。
支えるようになるには骨は強く丈夫でなければならないので、より強く骨が成長していくのです。
しかし、負荷の強すぎ運動は骨成長を逆に抑制してしまうので、体に負荷をかける時には注意が必要です。
成長に与える影響 ~筋肉~
スポーツをすることにより、基礎筋力や体力を向上を図ることができます。
運動することは身体に良いということは周知の事実ですが、筋力や体力は生きていくうえでは必要不可欠な能力です。
基礎筋力の向上により代謝が上がらなければ、日常生活で体を動かすエネルギーを作り出せない上に、体脂肪を燃焼しにくい体質となり、肥満体型にも繋がる原因となります。
成長に与える影響 ~運動神経~
スポーツをすることで、脳にも良い影響を与えます。
特に0歳から12歳までの間は、ゴールデンエイジ期ともいわれており、とても大事な時期だといえます。
このゴールデンエイジの時期に様々な運動を行うことで、運動神経や神経回路の急速な成長を促すことができます。
この運動神経や神経回路は歳までに歳までにこの神経組織のほとんどが完成されます。
この結果を見ると、様々な運動や体験をすることが子供の神経系の成長に大事な役割をすることが分かります。
成長に与える影響 ~不調改善~
小学生のうちから様々なスポーツや動きに触れることで、身体操作の方法を学ぶことができます。
身体操作の方法とは、自分の体を自由自在に動かすことや、効率よく体を動かす方法のことを指します。
成人になって腰痛・膝痛のように体の各所に痛みが出る原因は、自分の体を効率的に楽に使えていないことがほとんどです。
大人になって体が痛くならない、不調が出ないように様々なスポーツに触れることで体の正しい使い方を学び習慣づけることで、将来へ備えることへも繋がります。
このように、様々なスポーツをすることは、身体操作の能力を養うことができます。
スポーツが小学生に与える良い影響~人間関係の構築~
人間関係の構築に与える影響 ~集団~
集団スポーツをすることで、周りの人との関係構築力を養うことができます。
大人になれば家族もできれば仕事仲間もできますよね。
たった一人で生きていくのはとても辛く、難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。
スポーツでのチームプレーを通し、人々とと助け合いながら生きてことで、その時間が財産になり、人生の喜びを増やすことに繋がります。
人間関係の形成は、身体における神経系の成熟と並んで小学生がスポーツを上での最も大事な要素の一つといえます。
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人間関係の構築に与える影響 ~思いやり~
人間関係の構築と似ていますが、チームで行う競技においては、周囲と連携も考える必要があります。
プレーを通して、仲間を支えたり、支えられながらスポーツを行います。
個人で何かを勝ち得るのではなく、チームが勝利を収めるために自分がどんなプレーをしたらよいか考えて行動します。
周りの人と協力して物事を進めていくことや、自分の立ち位置を考えて行動していくことは、社会に出たらとても大切な要素になってきます。
このように、チームで行う競技では、人の気持ちを考え行動する能力や仲間を思う心の成長を養うことができます。
また、チームで試合に勝利した際には、苦楽を共にした仲間と一緒に喜びを感じることができ、人生の思い出を作ることができます。
人間関係の構築に与える影響 ~成功体験が積める~
スポーツをすることで「点を取れた!」「チームが勝った!」「自己記録が出た!」などの成功体験はを積み重ねることができます。
小さな成功体験を重ねることで自分への自身や経験となり、自己肯定感を育むことに繋がります。
こうした経験が社会に出たときに役立つことも多く、社会で生き抜く力や自己の形成に繋げていくことができます。
まとめ
今回は小学生がスポーツをすることで得られる良い影響についてまとめてきました。
スポーツを行うことで、体にも心にも良い影響を及ぼすことがわかりました。
スポーツを選択する際には、小学生自身が楽しい、やりたいと思えるスポーツをさせてあげることも非常に重要だと思います。
楽しくない経験は身体や心にマイナスに働いてしまうからです。
また、一つの競技だけではなく、様々なスポーツに触れることで神経の育成や思考力の育成、創造力の育成等、多くの経験をすることで、将来生きていくうえで大事な要素を養うことにも繋がります。
この記事で、多くの小学生がスポーツと楽しく触れ合う機会が作れることを願っています。
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